- どーも、ビジネス読書士@プレミアムです
4月から新規事業が立ち上がる予定で
ぼちぼち忙しくなってくるのかなぁって
のんびりしている今日この頃・・・
事業に関係する本を振り返っておこうと
思います。
本日紹介する本はコチラ↓
ワンランク上の介護サービス読本
芳賀 祥泰
(3点/5点中)
第1章:介護サービスを始めよう
あなたが目指すサービスビジョンを考える
→自分たちがどんなサービスを提供したいのか明確にする。
介護サービスの料金は地域でほぼ同じです。
ということは、何を基準に決めるのか・・・
→「サービスの質」である。
ハード(建物・外観・内装)にも
ソフト(職員のマナー・介護技術等)にも
サービスビジョン(理念)を反映させる。
地域内のライバル事業所を見学し、
取り組みや立地などを調べる。
半径2キロ以内の利用者の分布図を作成し、確認する。
2キロを超える利用者が増えている場合は
営業戦略を見直す。
ブランド作りと第一印象が利用決定の決め手
→少しでも知られているほうが有利なため、知名度を高める。
第一印象が重要なため、見学者への対応も丁寧に。
第2章:サービスの顔となる人材を育てよう
採用時は経験以上に情熱に注目する
→採用のポイントは「志」と「情熱」
介護は究極のサービス業だという意識付けを
入社時点から徹底させる。
清潔感ある身だしなみも大切。
会議・ミーティングは効率よく定期的に行う
→所長クラスは予算・実績・目標達成率などの
数字に対する意識をきっちりもつ。
パートも含めた会議を月1回必ず開き、
使命をスタッフに浸透させる。
「営業」は管理者の基本であり仕事である
→ケアマネジャーへの営業は頻繁に。
サービス事業所の「ウリ」がわかる
紹介ファイルを持っていく。
介護スタッフの「営業」への違和感をなくそう
→介護職の人たちは「営業」という言葉に
違和感を持つ者もいる。
営業の目的は利用者獲得ですが、
少しニュアンスを変えて表現すると、
「自分たちが本当に良いと考えている介護サービスを
1人でも多くの人に利用してもらいたい。
良いサービスを知らせる役目を皆さんに担っている。
そのために営業に行く必要があるのです」
スタッフの育成も管理者の仕事
→約束を守ることが信頼の原点
(利用者と、ケアマネと、スタッフと)
第3章:1つ上のサービスで差別化を図ろう
デイの規模、季節に合った内装の工夫を。
スタッフは歩く広告塔である。
満足頂けるのは送迎から。
→誕生日など特別な日は送迎から演出を!
(クラシックカーで送迎)
→送迎担当者は家族と事業所を結ぶメッセンジャー。
介護事故、訴訟への対応にも記録書類が重要。
→その日の出来事をスタッフ全員が把握し、きちんと
記録に残しておくこと。
荷物が増える冬場は持ち物チェックで忘れ物に注意。
初回利用は不安や遠慮で
いっぱいであることを理解する。
「食」はレクリエーションの1つ。
→月に一度は原価を無視して大サービス。
楽しいと思えるレクリエーションは人それぞれ。
→個性が違うように楽しいという基準も違う。
利用者を1か所に集めて行うレクは
考え直したほうがいい。
詳細な記録は選ばれるサービスの原点。
第4章:介護サービス展望
差別化とは?
→差別化の工夫・ポイントは「ご利用者が心から
満足できる介護サービスの提供」につながる。
介護サービス従事者は「気づき」と「思いやり」が必要。
他人がやってほしいことを言われる前に自ら率先して
行うことができるスタッフが一流のプロである。
トップは志とビジョンを持ち、日本の高齢福祉を
担っているという自覚でスタッフに伝え続けるべき。
「ご利用者」=「自分」という機軸を持つことが成功へのカギ。
主にデイサービスという介護サービスの
ノウハウや基本視点が書かれています。
内容的に「それはマネできない」という
記述もありますが、書かれていることは
まともで、守っていかなければいけない事
ばかりだと思います。
新規事業に向けて襟を正すいい機会の本でした。
介護サービス従事者の方は
ぜひ、ご一読を!
最後までお読み下さり、ありがとうございました