フィクサー
序列はなくなる
http://blog.livedoor.jp/ushirodate/archives/45195422.html「
私はもう生きてなどいないのかもしれない 」
(今日妻が口にした詩)
衝撃的な見積もりを提示された翌日
私は妻を連れて
銀座へと向かいました
前回大工さんに見積もっていただいた
田舎の僻地でBARを開く為の見積もり金額
その金額は想定していた予算よりも
はるかに高額で
東京の知人にも相談したのですが
現在の私の経済力では
到底その予算を用意することは
かなわぬ状況でした
そこで急遽
他の業者を含む複数社に
工事ごとに相見積もりをとる方向となったのですが
他の業者から出た
相見積もり金額が予算オーバーだった場合を考えて
滑り止め対策として銀座で
ローコストでBARを開く方向も考えてみたのです
以前の勘と記憶を頼りに
10年以上ぶりに
銀座で不動産屋巡りをしました
店頭で確認しただけでも
銀座は以前にも増して空テナントが多くなっているようでした
10年以上前
銀座でなかなか見つけることができなかった
BARの内装付居抜き物件は
昔では考えられない数の物件数が
不動産屋の店頭ショーケースを埋め尽くしていました
目星をつけていた
保証金込み500万以内の物件どころか
保証金込み200万以内の物件もありました
いずれも
グラスとお酒を持って来れば
すぐに営業できそうな物件ばかりです
バブル時代の銀座ならば
BARを出す場合
おそらく最低でもこの10倍以上は必要とされていたでしょう
以前よりも好条件の物件は見つけやすくなったのです
しかし同時に
知人のバーテンダーから聞いた
現在 夜の銀座でも
営業事情は非常に厳しい
と言う現象を裏付ける結果となりました
でもこれなら
もしも僻地でのBAR開店が内装や
予算の問題で
立ちいかなくなった場合でも
滑り止めとして
一時的に銀座でBARを再開することができる
その営業でほんの少しづつでも
富津でのBARの開店費用を貯めていくこともできるかもしれない
しかしその場合は
毎日富津から銀座での通いになると想います
深夜に富津のねこ達にごはんをあげたいという妻の希望があるので
しかし妻は免許を持っていないので
往復の車の運転と
ねこ達のごはん配りの運転も私がせざるを得ません
なので深夜の運転に余力を残しておくため
店での接客は主に妻に担当してもらい
私の役割は
酒の仕入れと酒の用意に特化しようと想いました
普段は店の奥で
仕入れと経理をしながら
注文された時だけ 奥から出てセレクトしていくスタイル
妻には多少苦労をかけるかもしれません
しかしこれも
富津でBARを開店するためには致し方ないのかもしれません
それと
今回 東京には
別な要件もありました
それは以前
住んでいた東京を離れる直前
売却する土地の庭をきれいにするため
インターネットで見つけた
とある庭師さんに木の植え替えなど庭の仕事を依頼したのですが
そして
その庭師さんはたいへん丁寧に
しかも安く まるで寺の庭園のような
雰囲気と気品ただよう庭づくりをしてくれたのですが
その庭師さんは
多摩方面を中心に活動しておられる庭師さんで
富津の物件からは
だいぶ遠方なのですが
今回 大工さんに見積もられた
庭のリフォーム代は150万以上と高額な見積もりだったので
なんとかもっと安く
庭のリフォームのお見積りを
お願いできないのかと想ったのです
まず
庭からリフォームしないと
その後の内装工事や浄化槽を設置する
車両が入るスペースすら用意できません
しかし庭師さんを探そうにも
その庭師さんからもらった名刺は紛失してしまいました
庭師さんの名前すら忘れていました
なので東京に行って残った資料を調べたのですが
名前は残っていた資料でなんとか調べることはできたのですが
そこには電話番号など連絡先は書いてませんでした
仕事完了時に渡されたアルバムに
庭師さんの使っていた軽トラックのナンバーを見つけることができたのですが
ナンバーから住所を問いあわせようにも
現在陸運局は ナンバーだけではい場所の問い合わせに応じていただけないようで
そちらの方面でも行き詰ってしまいました
しかし その後数時間かけ
何とか名前を頼りに
昔の連絡先をネットで見つけることはできました
翌日
電話をかけたのですが
しかしその連絡先の音声契約は打ち切られていたようで
結局 多摩のその庭師さんと
連絡がつくことはできませんでした
なので仕方なく
その庭師さんを見つけたサイトにのっていた
別な庭師さんに連絡をとってみることにしました
その庭師さんは千葉県 成田付近の庭師さんなのですが
料金の明示のされ方が
以前東京で頼んだその庭師さんに似たような料金プランでした
ただ富津市からはだいぶ離れていて
引き受けていただけるかが不安だったのですが
とりあえず
電話連絡をして見ると
遠方にもかかわらず心よく対応していただけるようで
早速見積もりに着ていただけることになりました
そしてその後
もう一軒
別な業者に連絡をとることにしました
それは
以前銀座でBARの内装をしていただいた時に
お世話になった業者さんで
お名前を田上さんというのですが
数々の名BARの内装を手掛けていて
また本人もバーテンダーの経験を積んでおられていて
BARの内装については
業界でもとても熟知なされているかたです
当初
家を買った時に
田上さんに見積もってもらおうかなとも想ったのですが
昔
田上さんが力をかけ
内装してくださったBARを
たった2年で畳まざるを得なかったこと
そして今回
買ったBAR物件は
東京から遠く離れた
富津市の駅からも離れた
荒地の中のような物件
それに
田上さんは主に東京横浜方面で仕事をなさっている方なので
地元の大工さんの方が
仕事をしやすいかなとも想いました
しかし
先の見積もりの一軒があり
恥を忍んで
富津市の物件の内装工事の見積もりをお願いすることにしました
電話をしたところ
田上さんはお仕事が忙しいにもかかわらず
二つ返事で快諾していただけました
10月中に暇を見つけて
富津市までお見積りに伺っていただけるとのことで
少し安心しました
そして
他の業者に
相見積もりを作ってもらうために
地元の大工さんのところに
以前預けた昔の家の図面を
とりに伺いました
大工さんは事務所にいらっしゃって
もう少し安くやれる方向で考えていると言われました
外壁塗装を止めて
サッシも買わず昔の物を使えば
200万ぐらい安くなるから
そう言われたのですが
それでも1600万以上
持ちあわせの予算では到底足りません
私が
他の業者にも相見積もりをお願いしようとしていることをお話し
またこないだ東京に行った時
金策の為 見積もりを見せた知人から
「 高い 相見積もりをとるように 」
と言われた話をしたら
大工さんは
とても怒られ
こう言われました
「
うちは地元で700件以上やっている
そんじょそこらのハウスメーカーの見積もりと一緒にしてもらっては困る
他とは違って
仕事がしっかりしてるんだ
地元に仲間が多くて 会も作ってる
では
ご破算にしていいんですね? 」
「 ご破算 」
その言葉を聞いた時
ちょっとビクッとしました
しかし
そう言われても
現状では予算がありません
私は
もしも再見積もりの金額が合わなければ
また他の業者の見積もりも予算オーバーなら
今回富津でのBAR計画は延期にして
銀座でローコストでBARを再び開きながらお金を貯めていく覚悟であること
それを告げました
こちらに予算がないのはわかっていただけたようで
その事は
少し納得していただけた感じがしました
しかし別れ際
こう言われました
「
もしも今回の件がなしになるのなら
後々トラブルになってもいけないから
こないだ出した見積書を返してほしい 」と
その時
見積もり書は持っていませんでした
というか
東京の知人の家に置きっぱなしにしていました
でも
なんだかその言葉を聞き
この大工さんは体感的に
敏感なのかもしれない
そう想いました
「
たぶん銀座へ行ったら
エネルギー緩衝が起こる
人の運命が大きく変わってしまう気がする
かつてセレブ婚した知人の女性達
その全員がすべてを失ってしまう気がする
知人だけでなく
知人と同じ骨型にも
その緩衝は確実に波及する
でもね
集合意識が行けと言うのなら
従わざるを得ない
でもそれって生きているって言うんだろうか?
自分のやりたいことができなくて
本当に生きてるって言えるのだろうか?
やりたいことができなければ
心が殺されるのと同じ
生命力と
魂の寿命
それ以上に大切な物なんてない
魂が生きてるから魂が見える
霊能力は
魂がどれだけ生きてるかのバロメーター
だから私は
社会での座より
生命力を求め続けた
たぶん
銀座に行ったら
エネルギー緩衝が起こる
ご破算はね
鳥族の間の合言葉
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ご は さん
こっぱみじん
ぶっつぶしてやる
そういう意味にも使われる 」(妻のことば)
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コメント
1. まーちゃん 2015年10月11日 22:20
私は
富津でバーをしてほしい
助けてあげたい
なんとかしてあげたい
自分に何の力も無いことが悲しい
無力な自分に絶望する
2. mvz 2015年10月12日 01:14
ここに集まるのも、集合意識。
一期一会。
お二人の幸せを願うなら、ここで会えなくなるのが本望。
3. かい 2015年10月12日 15:00
何か最後の言葉
「 ご破算 」 は
やくざの捨て台詞の様ですね
相手が鳥族なら 自分にとって不利になりそうですね
4. けい 2015年10月12日 15:09
初めて、コメントさせていただきます。
先月から「幻の桜」と、こちらのブログを楽しみに読ませていただいています。
前回の記事を読んで、私も地元の大工さんの見積りは高すぎると思い、ずっと気になっていました。
でも、契約前にその人の本性が分かって、良かったと思いました。
今回の記事を読んでも、地元ではやりたい放題やっている人なのだろうなと想像しました。
あまり関わらないほうが良さそうですね。
富津でバーが開店できるように、良い工事者さんとの出会いがありますように。
予算内で満足のいくリフォームができますように。
祈っています。