黄金時代へさんより転載 
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古来多くの成功者を生んできた方位学に、近年思わぬ落し穴が

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(高島易断総本部暦書館平成26年運勢暦より転載)

今回は、ある人達にとっては、極めて重要な内容の話題です。

ここ最近はブラジルでサッカーのワールドカップが話題ですが、日本が先日負けてしまい、興味も半減してしまった方も多いのではないかと思います。

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(写真は、ウィキペディアよりリオデジャネイロのファヴェーラ)

ところで、このW杯関連の気になったニュースがありましたので先ずそれについて。

日本人も大挙して現地入りしているようですが、日本人旅行者が強盗に遭う被害が相次いでいるようです。

元々、ブラジルは治安が悪い処ですが、それでなくても海外旅行者は、カモにされ易いのです。

ですから、よっぽど気をつけていないと、大変な被害に遭ってしまうかもしれません。

それと、精神世界系の人々以外は、ほとんど気にしていないと思いますが、方位方角の影響というものがあります。

私なりに、この三十数年間、方位方角の影響を研究してきましたが、紛れも無く存在しています。

実は、以前はアパートに住んでいたということもあり、アトリエ心の上谷登茂枝先生(先生については「苦しみから永遠に自由になる方法」をご参照下さい)のご指導を仰ぎ、自身の研究も兼ねこれまで9回引越しをしています。

これで分かったことは、移動する方角の影響と住む家の家相などの影響が、確実にあるということです。

この影響は、移動先に滞在している間だけでなく、自宅に帰って来てからも続きます。

月の吉方位で行った場合、特に、影響が強く出てくるのが、1ヶ月目、4ヶ月目、7ヶ月目、10ヶ月目、13ヶ月目。

年の吉方位だと、1年目、4年目、7年目、10年目、13年目。

ですから旅行など長距離を移動する時や引越しでは、出来る限り吉の方位で移動するようにしています。

ただし月の吉方位でも年の凶方位となっている場合や年の吉方位でも月の凶方位の場合など、上記のように出ない場合があります。

また、生涯を通して、誕生地から見てラッキーな方角、アンラッキーな方角というのがあります。

これはインド占星術で分るのですが、生涯を通してアンラッキーな方角へ行くと、その時住んでいる家から吉方位だったとしても吉の象意が出ない場合があります。(最初の数ヶ月だけ出て、その後アンラッキーな事象が出るパターンがあります)

また、住む家のヴァストゥ(インド風水による家相、地相)が悪い場合、やはり最初だけで、その後吉意が出ない場合があります。

古来から兵法や街づくりに利用されてきた方位学

日本では、功なり名を遂げた人々の中に結構気学や方位学(奇門遁甲など)を利用している人は多いようです。

気学を利用して、30億の借金を返済し、その後気学の大家になった方がいましたが、それほど効果があるものです。

方角の影響については、以前の記事「京都の謎、古の都をインド風水で読み解く」に書いたように、インドのスタパティヤ・ヴェーダや中国の易経などに書かれているように、古代から知られていて、その知識は日本にも伝わり平城京や平安京など天皇の都を作る為に利用されていました。

紀元前500年頃、中国春秋時代の思想家孫武の作とされる兵法書「孫子」や紀元200年頃の諸葛孔明など、戦争に勝つための兵法として方位学が利用されていたことは有名な話です。


自らの体験で方位の影響を実感する

私は、主に財運の方位というよりも悟りや健康に良いと言われる方位を利用してきました。

お陰で、この30数年間、ほとんど病気知らずで、悟り一途に今日に至っています。(一度、インドで赤痢になったことがありましたが、薬は飲まないですぐに治りました)

ただ3回だけ、財運に良いという方角に引っ越しましたが、その後は、確かに大変財運に恵まれました。

1回目は、30数年前、営業職に就き、収入も大変良かったです。その時に営業コンテストがあり、優勝して数十万円の賞金と海外旅行に行かせてもらったことがあります。

2回目は、20数年前、宝飾品製造会社に勤め始めた1年後位に某瞑想の組織よりジョーティシュ(インド占星術)で運命改善の為に処方される宝石供給を任せられ、大変高品質の宝石をスムーズに供給出来、そのお陰で信用が上がり、私も独立出来ました。

その後もジョーティシュ・ジュエリーの製造供給をほとんど私一人で行い、年間1億円(某組織のです)くらいの売り上げを出していたこともありました。

3回目は、今の家の前です。10数年前に吉方位ということで、この八王子に引越してきました。

この引越しでバガヴァンにも出会え、仕事に関するアドヴァイスをもらえ、それに従ったお陰で仕事は大変順調に進み、借家住まいから抜け出せ現在に至っています。

もちろん、これらは、方位方角の影響だけではありませんが、体験で方位の影響が多々あることが分ります。

しかし、その影響が良いものばかりとは限りません。凶方というのもあります。

そちらの方に引っ越したり、長期間旅行をすると、事故に遭ったり、病気になったり、悲惨な目に遭う場合がありますから、その点は要注意です。


最近の方位学では、北米・南米は北東、ヨーロッパは北西?!

さて、ここで今回の本題に入ってゆきます。問題は海外の方位方角なのです。

日本国内は、狭いので方角にさほど違いが出ないのですが、海外となると方角の見方が変わってくるのです。

ネットで検索してみると、方位学や気学のサイトも多数見受けられますが、驚いたことに私が見たサイト全てで、使う地図が正距方位図を使っているのです。

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(東京を中心に見た正距方位図、昭文社「世界・日本地図帳」より)

この地図を使うと、例えば北米はほとんど北東になり、中米は完全に北東、なんと南米のブラジルは、北と北東になります。

リオデジャネイロは北!

オーストラリアなど南の方は問題がありません。

西に目を移すと、ヨーロッパは全て北西。アフリカも西半分が北西で、東半分が西です。

北インドは西ですが、南インドも西となります。


最近の多くの方位学が取り入れている正距方位図は正しい方位を示している?!

私たちが、これまで見慣れている地図は、メルカルト図法やアルベルス正積円錐図法などです。

これらの地図を見ると、どうみても米国は東、欧州は西、南インドは南西の方角に見えます。

しかし、正距方位図の解説文によると、正距方位図は図の中心からの距離と方位が完全に正しく表されています、となっています。

文字通り、正しい距離と方位を示した地図というわけです。

方位地図ライブラリというサイトには、このように書かれています。

(転載開始)

日本とアメリカの方位関係

まず、次の地図をご覧ください。

これは一番よくご存知のメルカトル図法と同じグループの投影法によって作られた地図です。どの部分でも、経線と緯線が直角に交わります。

いちおう方位の分界線を引いてみましたが、これを見ると、本当にアメリカ合衆国は日本から真東にあるように見えます。

ハワイはぎりぎりで東に入りますが、かなり南東近くにあるように見えます。実はこれは落とし穴です。

日本とアメリカ合衆国の方位の関係は勘違いしている方が非常に多く、また行き来も多いため、くどいようですが、このコーナーでさらに繰り返して具体的に説明します。

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方位の正しい地図はコレ

世界地図で自分の居る場所からの方位を見るには、いちいちその場所を中心にして方位地図を出力しなければ、正しい方位を知ることは出来ません。

方位を見る為に必要な地図は、正距方位図法といい、方位と距離の正しい地図です。

方位と距離とは密接な関係があります。

方位を見るには、「方位の定義」で説明した、大圏コースを取ることを前提にしているからです。

大圏コースとは簡単に言えば、自分の居る場所から目的地までの最短距離です。地球は丸いので、これは非常に重要なことです。

この投影法では、日本を中心として見た場合、ハワイがちょうど東の中心、アメリカ合衆国、アラスカ、メキシコ、その先の南アメリカも大部分が北東に入ります。

ロシア、ヨーロッパの大部分は北西になります。難しいのは中国で、場所によって北西と西に分かれます。 

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(以下、省略、転載終わり)

と、このように書いており、気学や風水関係のサイトともリンクを貼っています。


正距方位図は、丸い地球の表面(表層)のみに限定した方位の見方

確かに、この正距方位図法、方角を正しく示している?ように見えます。

そこで、その方位、方角をどのように出しているかというと、サンフランシスコの方位を知りたいという場合、地図の中心(ここでは東京)とサンフランシスコを地球の中心を通る「大円」(地球を真っ二つにする、切り口が作る円)が作る線で結びます。

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(東京を中心に見た正距方位図、昭文社「世界・日本地図帳」より)

そうすると、サンフランシスコは、真北から東へ52度ということになり、東京から見て北東ということになる訳です。

これは、地球上の最短距離を示しています。ですから、航空機などは、この大円が作る最短距離を目安に飛行します。

しかし、この正距方位図は、方位方角というものを丸い地球の表面(表層)のみに限定した見方なのです。


古来より方位方角は、宇宙空間と地上の個人との位置関係から決められていた

地球の南北は何によって決められているかというと、北極点と南極点を結ぶ地球の自転軸によっています。

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(図は、昭文社「世界・日本地図帳」より)

この北極、南極点を結ぶ線が経線で、大円が通る線です。

地球上のどこにいても北極点のある方位が北、南極点が南です。この点については、異論がありません。

さて、地図にはもう一つ緯線というのが引かれています。

これは、この地球の自転軸に対して垂直な大円である「赤道」に平行に輪切りにしています。

赤道が大円としたら、南北に行くに従い、円は小さくなって行きますので、こちらの方は小円と呼べるものです。

この円も当然自転軸とは垂直に交わっています。

地球を真横から見て、北極と南極を結ぶ真ん中の線(本初子午線)を自転軸として想定して見ると下の図のようになります。

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北極星が示す方角が北、太陽が昇る方角が東

この緯線は、地球の自転軸とは、垂直に交わり、十字にクロスしています。

実は、この緯線で示された横の線が、東西軸なのです。

方位方角というものは、地上に限定されたものではありません。

何時の頃から方位の概念というものが、人類にもたらされたか分かりませんが、古代からありました。

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(上図は、ウィキペディア「黄道」より)

古代では、北極点が指し示す先にある北極星が北です。

ですから地上を離れても北極星に向かってずうっと北なのです。

そして、東は太陽が昇る方角、太陽が沈む方角が西と考えられてきました。

気学や方位学、インドの建築学(スタパティヤ・ヴェーダア)や風水学であるヴァストゥでも同様です。

ただ、太陽が昇る方角は、一口に東と言っても太陽の通り道である黄道に対して、地球の自転軸が傾いているために、日々変わっています。

地球の赤道を天に投影した天の赤道とこの黄道が交わる点が春分点、秋分点で、春分の日、秋分の日に起こります。

この日に地平線上に太陽が顔を出す方角が、真東です。

太陽の大きさは地球の109倍、太陽までの平均距離は約1億五千万キロ(ちなみに月までは約30万キロ)、光のスピードで太陽までは約8分強とのことです。

ですから、これだけ離れていると当然地球上のどの地点ても太陽の昇る方角が真東となります。

この真東も地上を離れても、太陽に向かっての方角が真東となり、その反対側が真西となります。

それは地球の赤道と平行して引かれた緯線を延ばして行った先にあることが分かります。

インドの風水や古来からの方位学で考えられている東西軸は、地球が平たいと考えられていた時代や現在のような地図が存在しない時代でさえも、北極星や太陽の位置を基準にして見ているのです。


東西軸は、緯線で見る

ですから、現代では東西軸は地図の緯線で見る必要があります。

自分の現在いる地点が東京であれば、緯度は約35度40分ですから、ほぼ同じ緯度にある米国のロサンジェルスやサンフランシスコは真東、アフガニスタンのカブールやイランのテヘラン、ギリシャのアテネやポルトガルのリスボンは真西です。

ですから、これまで私たちが、アメリカは東、ヨーロッパは西と思ってきたことは正しいのです。

まさに、正距方位図こそ、落し穴です。(人生には、あちこちに落とし穴がありますね)

よって気学や風水を使って方角を見る場合は、伝統的にも経験上も正角図法(メルカルト図法など)や擬円筒図法の地図、或いは地球儀を使います。

ところで東京を中心に地球を見ると、東は西経135度から、西は東経45度から地球の裏側になって行きます。

気学では、東西南北が各30度、北東、東南、南西、北西が各60度とされていますが、地球の裏側の方位はどうなるのでしょう。

この場合は、この西経135度と東経45度の地点の緯度を見ます。北緯13度位です。

地球の裏側は、東は北緯13度以上、それより下が東南ということになります。西は北緯13度以上、それより下が南西ということになります。(この辺は地球儀を見ないと分かり辛いかもしれません)

メルカルト図法などの地図で見ると、東京から地球の反対側にある南米ブラジルは、リオデジャネイロなど明らかに東南です。

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(地図は、あちこち方位より)

ムンバイ(ボンベイ)が、丁度、西と東南の境目にきますがぎりぎり南西です。カルカッタも南西です。もちろん、チェンナイやバンガロールは南西です。(このあちこち方位、大変便利ですね)

これまで、ヨーロッパや東南アジア、北米、中米、南米コロンビアと旅行をしましたが、自分の体験でもメルカルト図法などによる方位の見方が正しいということは断言できます。

また、前述の上谷先生のアトリエ心では、何万人と方位指導をしており、その中には当然海外旅行や移住の方々も沢山おり、その正しさを検証されています。 


戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり

ところで、今月はブラジルのある東南は、年、月共に暗剣殺と言われる大凶方にあたります。

ですから、今回、ブラジルに行った方々は、日本戦が終わって早く帰れるのは、ある意味ラッキーだったと言えるかもしれません。

前述の「孫子」には、「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」という有名な一文があります。

興味深いのは、この「孫子」、戦争に勝つ為の方法を説いた書物なので、好戦的な内容かと思いきやその反対で、 戦争を簡単に起こさないことを目的として書かれているようです。

「孫子」の中には、更に貴重な言葉があります。

「百戦百勝は善の善なるものに非ず。戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり」

このような大変奥深い兵法の真義を語る孫子に対して、 老子思想との類縁性を指摘する研究もあるとのことです。

この孫子に書かれた教えをまさに実現しようとしたのが、かつて「集団による瞑想で無敵国家を創造できる」と提唱してきたマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーの方法論です。

(以前の記事「覚者が語る昭和天皇、そして天皇制の真義とは?」をご参照下さい)

軍拡に走る中国の習近平主席やオバマ大統領、安倍首相ら現代の権力者たちには、是非ともこの賢者らの教えに耳を傾けてもらいたいものです。