滅びゆく国を憂う・・・様より頂いてきました。
http://michitakahoujyou.blog.fc2.com/blog-category-6.html


―――――――

世界で最も古い企業はどこであろうか。西暦578年に百済から渡ってきた百済人の金剛重光(韓国名ユ・チュングァン)がたてた日本の建築会社「金剛組」だ。

この会社は、日本最古の寺院の四天王寺を593年に建設した。また、日本神戸市に建築した寺院は、1995年に10万軒の建物が完全に破壊された神戸地震にもびくともせず健在だった。金剛組は2006年に資金難で他の企業に引き受けられたが、会社名をそのまま維持して1430年の命脈を受け継いできている。

日本は意外にも、世界2位,3位の長寿企業を保有している“長寿企業大国”だ。韓国銀行は14日『日本企業の長寿要因および示唆する点』という題名の報告書を出した。これによれば、全世界の創業して200年以上になる企業5,586社(41か国)のうち、半分以上の3,146社が日本に集まっている。
(聯合ニュース 2008/05/14) 



記事の節々に「百済から渡ってきた・・・」とか、「日本は意外にも・・・」などなどの起源自慢や毒が混ざってはいますが、一応日本の伝統文化に歴史があることは認めているようです。日本には老舗と呼ばれる創業100年以上の企業が10万社、200年以上の企業が3000社以上あるとされています。これこそ日本の世界に誇るべき文化ではないでしょうか。

一方の韓国には、創業して200年以上になる企業はなく、100年以上の企業も「斗山」と「同和薬品工業」の2社しかないそうです。

これは、韓国などでは小売店や飲食店、製造業といった小規模事業者の社会的地位が低く見られていたため、老舗という概念が尊ばれることが少ないという証拠です。子供達には一流大学から大手企業へと就職させることが良いと考えられる風潮からきたものでしょう。

$夢のタネ


京都にある老舗、浅草の老舗、身近な職人の世界にも数百年間続いてきた、というものがたくさんあります。日本の伝統芸・職人技は「受け継ぐ」「磨く」という感覚のものであり、西洋における「スクラップ・アンド・ビルド」(作っては壊し、壊しては作り)という文化とは明らかに異質です。

これは、日本以外の国家においては他国からの侵略に常に脅かされ、支配者の交代によって古き文化、思想、価値観も、その都度すべて新しいものへと造りかえられていったことと関係があるのでしょう。

今、グローバリゼーションという名の下、日本の伝統的な文化が破壊されつつあります。それは単なる「もの作り」の分野だけではなく、風習であったり、生活習慣であったり、ものの考え方、究極的には価値観そのものが変化して行くほどの強烈なものだと言えるでしょう。



日本が日本でなくなってしまう。それがグローバリゼーションです。




最近このブログ村でも話題になっている、「日ユ同祖論」という説があります。なんでも、イスラエルでは駐日大使まで日ユ同祖論を述べた本を出したほど、あちらでは既成事実化しているそうですが、私はユダヤ人なんかと似ていても全然嬉しくもなんともありません。

ユダヤ人に似ていようがいまいが、日本の精神と文化は世界でも希有の優れたものであることに変わりはないのですから。それで十分です。それに・・・



ユダヤに文化なんてありましたっけ?



ユダヤ人の得意とすることは、金融業。つまり、お金を右から左に動かすことです。ヘンリー・フォードは著書「国際ユダヤ人」で、次のようにユダヤ人を批判しています。

$夢のタネ


ユダヤ人の考えは、営業とはすなわち金であるというものだ。やつらが金儲けにとりかかっている間は、理想も何もあったものではない。ただ儲ければよいのである。ゆえに、金儲けの邪魔になるような理想家のたわごとなどには耳を貸さない。ユダヤ人以外は自発的に労働者の待遇改善に努力するが、ユダヤ人は自発的改革によって、決してびた一文たりとも支払うようなことはない



フォードの経営は、今日私たちが「日本的経営」と呼んでいるものに近く、株主や銀行家のために利潤を追求するのではなく、消費者に安くて良い製品を提供し、労働者に高い賃金を支払って、社会に奉仕することを経営の目標としていたわけです。それに対して、ユダヤ人は単に「金儲けそれ自体が目的」であって、労働に社会的な意味を何ら求めない、と考えたのでしょう。

このようなユダヤ人(すべてのユダヤ人という意味ではなく、フォードの言うところの国際ユダヤ人=国際金融資本家)が今、日本や韓国を食い物にしようと狙っています。グローバリゼーションという呪文を唱えながらです。

グローバリゼーションの厄介なところは、それが「自由貿易」とか、「規制緩和」等々のように、一見すると正論のように思える理屈付けがあるところにあります。また、GDPの伸びだけに留意してみると、数値上は経済発展があるかのように思えるところです。実際には貧富の差が拡大し、富めるものがますます富の独り占めをするようになるだけです。



彼らは非常に詭弁が得意です。



たとえば、利益を求める企業が、持続的な利益を獲得する最も確実な方法のひとつは、競争を阻むことです。そのために、競合他社を買収したり、業界から追い出してつぶしたり、あるいは他社と共謀して価格をつり上げたりします。

しかし、このような露骨な市場の独占行為は現在においては法律で規制されている為、彼らはむしろ「自由競争」を煽ります。そして、このような「破壊的な競争」に勝ち抜くことができる企業は、「良い商品を持っている企業」ではなく「お金がある企業」である場合の方が圧倒的に多いと言うことを知らなければいけません。たとえば、



誰もが知っている世界的独占企業、マイクロソフトです。



かつて、インターネット事業に乗り遅れたビル・ゲイツはその圧倒的な資金力を持ってして、黎明期において最も有名であったブラウザの「ネットスケープナビゲーター」をつぶしてしまいました。IEの方が技術的に優れていたからではなく、無料配布という暴挙で相手をつぶしてしまったのです。
$夢のタネ



「自由競争」を唱えながら、その実、まったく逆の企みを実現する。



このようにグローバリゼーションの波が日本に押し寄せてくれば、様々な分野において「自由競争」などという詭弁の下、日本の中小企業は次々に倒産に追いやれれていくこととなるでしょう。韓国も同じです(韓国の場合はもう手遅れかもしれませんが)。 先日、テレビを観ているとある派遣社員の方がTPPについて次のような発言をされていました。



「国際競争が云々という前に僕ら死んじゃうので・・・」



TPPとはアメリカが日本に仕掛けた経済戦争なのです。絶対に阻止しなくてはなりません。





―――――――― 転載おわり