先日、ここのブログでも紹介した中国からの尋常じゃない大気汚染の話。
中国“最悪”の大気汚染、西日本に飛来かについて、某SNSでも取り上げられていました。
この中国からの酷く汚染された空気が中国大陸から日本へと黄砂に見られるのと同じように吹き込んできて日本の空気が汚染されるおそれがあるということで、対岸の火事とただ眺めるだけではなく、改めて日本においても本気で注意を喚起したほうが良さそうです。
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史上最悪のスモッグが中国から来襲...? 自分でできる対策は?
一説には1月29日~2月2日にかけて日本にも襲来する(している)と言われています。そこで、我が身を守る方法を紹介します。
在中国日本国大使館によると対策法は以下のとおり。
1. 屋外での運動を汚染の多い日から汚染の少ない日へ変更する
2. 運動時間を減らす
3. 激しい運動から軽い運動へ変更する(例:ジョギングを散歩へ)
4. 汚染の激しい沿道での運動を避ける
5. 外出時にマスクを着用する
マスクについては通常のものでは防ぐことが難しく、0.3μmの微粒子を95%除去するN95規格のものの方がよいようです。ただし、隙間なく密着して装着する必要があるほか、空気の通りも悪いので息苦しくなることも。やはり、外に出ないのが一番の対策ですね。
さらに、「屋外の汚染は屋内の空気の質にも影響するため、フィルター、空気清浄機の使用が汚染削減に有効であるとされてい」るとのこと。
[在中国日本国大使館 , 噂の面白ニュースNO1]
(松葉信彦)
左は2012年2月4日、右は2013年1月14日― とても同じ北京とは思えません...
12日土曜夕方、北京で大気汚染指数(AQI:Air Quality Index)が過去最高の755を記録、在北京アメリカ大使館屋上の計器の針が振り切れる事態となりました。
AQIはアメリカ環境保護庁(EPA) が定めた大気汚染の指標で、100を超えると「敏感な人の健康に悪い」、400を超えると「人体に有害」で、最高値は500なのに、755って...。
エコノミストが伝えているようにAQIも前代未聞ですが、もっと心配なのは気管の奥まで入ってくる最も小さく最も危険な粒径2.5μm以下の浮遊粒子状物質「PM 2.5」(※)の含有量で、こちらは在北京米大使館の計器でなんと1㎥あたり886マイクログラム(μg)を記録(北京当局の調査では700μg)!
世界保健機構(WHO)の基準では1㎥25μg超えたらアウトなのに、886μgって...。
中国日報も「中国東部・中部33都市で平均400(μg?)、ひどいところでは900を記録した」と伝え、警戒を呼びかけています。いずれにせよWHO推奨の限界値の30倍に相当し、病院も大忙しだったようです。
煤煙は人体への影響も心配ですが、気候への影響も深刻で、これが予想以上に大きいことが最近の研究でわかってます。
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校のタミ・ボンド(Tami Bond)助教授が同僚とまとめた調査では、煤煙の温暖化効果は「気候変動に関する政府間バネル」の推計の2倍近くにのぼり、このまま拡大すれば早晩、二酸化炭素(CO2)に次ぐ2番目の温暖化要因になるんだそうですよ(Journal of Geophysical Research:Atmospheres, DOI: 10.1002/jgrd.50171より)。
幸いCO2と違って煤煙は数日で鎮まります。石炭やディーゼル、調理用ストーブから出る煙を減らすのが解決の早道だ、とボンド助教授。煤煙による死亡者は年間200万人(ほとんどは屋内の調理用ストーブが原因)。それで救われる命もありそうですね。
因みに、こんだけ酷いんだから北京は世界ワーストワンだろうなと思いきや...。
エコノミストが世界共通の粒径10μm以下の「PM 10」計測値をベースにまとめたチャート「世界先進国上位20カ国で最も大気汚染の酷い都市」では
インドのルディアナが断トツのトップで、
2位は北京じゃなくて蘭州(中国)、
3位メヒカリ(メキシコ)、
4位メダン(インドネシア)、
5位安養&釜山(韓国)、
7位ヨハネスブルグ(南ア)、
8位リオデジャネイロ(ブラジル)、
9位トリノ(イタリア)、
10位セビリア&ザラゴザ(スペイン)と続くのです。
日本からは大阪が19位に入ってます。
PM 2.5だとまた違ってくるのかな。
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中国の大規模な大気汚染が風に乗り、日本にもやってくる――そんな予測が出て、話題になっている。
中国では2013年1月11日から霧の影響で大気汚染が深刻化、13日には「北京市当局」が外出を自粛するよう警報を出す「異例」の措置をとった。
大気汚染で中国では死に至った例も
NASAが公開した衛星写真によると、14日の北京は大気汚染により半透明におおわれ、町の様子がぼんやりとしか見えなくなっている。
危険なのは、車の排ガスなどに含まれる「PM2.5」という直径2.5マイクロメートル以下の超微粒子物質で、国際基準の3倍近くまで上昇していた。ぜんそくや肺炎の原因となり、中国では死に至った例もあるという。微細なため、マスクでも防ぐのは難しいそうだ。
こうした中で、18日放送のとくダネでは、この大気汚染が日本に影響を及ぼしている可能性に触れた。番組では、九州大学の竹村俊彦准教授(地球環境力学)のシミュレーター予測にもとづき、17日から18日にかけ、中国から汚染物質が西日本に飛んでくると紹介した。
とりわけ影響の強い福岡市の病院が2008年からおこなっている調査では、目がかゆい、皮膚がかゆい、くしゃみが出る、のどがいたいといった症状を訴えている人がいるそうだ。18日は確かに、番組中の福岡市の映像は若干白んでいて見通しが悪かった。
また、J-CASTニュースが大阪府に取材すると、17日にPM2.5の数値が30まで出ていたが、「天候にも左右されるので、成分を分析しないと原因は分からない」とした。
影響は九州や西日本だけに留まらない。山形県・蔵王の樹氷を溶かした水は大気汚染物質のせいで真っ黒だという。もはや中国の大気汚染は「対岸の火事ではない」というわけだ。
暖かくなる時期が危ない
山形大学で樹氷の調査をおこなっている柳澤文孝教授(地球環境学)は2013年1月18日、J-CASTニュースの取材に応え、この黒い水について、中国の工場などで石炭を燃やしたときに発生する炭素が原因だと話した。
柳澤教授によると、北京オリンピックで問題になって以来、中国の北京や上海といった都市部では大気汚染問題は徐々に改善されていると見られる。ただ、経済成長に伴い工業地域は拡大しているので全土では増加している可能性もある。とりわけ、PM2.5については車の排気ガスに含まれるため、車の台数の増加に呼応して増えている可能性が高い。
その上で、現在はシベリア気団が強いため、北西の風が吹いており、中国から日本に大気汚染物質はあまり流れてこないと話した。危ないのは、温かくなりシベリア気団が弱まる時期で、一定の条件が揃うと、高気圧と共に環境汚染物質が大量に日本に飛来する可能性があるそうだ。
また、教授は別の可能性も指摘する。春先や梅雨の季節になると、大気汚染物質が熱と光で変化し、光化学スモッグがおこりやすくなる。実際、2007年5月初旬に全国で発生した光化学スモッグは、中国が原因の可能性が高いと国立環境研究所で推測されている。夏場が危ないようだ。
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※PM2.5
ピーエムニーテンゴ 【英】Particulate Matter 2.5 [略]PM2.5
直径が2.5μm以下の超微粒子。
微小粒子状物質という呼び方もある。大気汚染の原因物質とされている浮遊粒子状物質(SPM)は、環境基準として「大気中に浮遊する粒子状物質であってその粒径が 10μm以下のものをいう」と定められているが、それよりもはるかに小さい粒子。
PM2.5はぜんそくや気管支炎を引き起こす。
それは大きな粒子より小さな粒子の方が気管を通過しやすく、肺胞など気道より奥に付着するため、人体への影響が大きいと考えられている。
代表的な微小粒子状物質であるディーゼル排気微粒子は、大部分が粒径0.1~0.3μmの範囲内にあり、発ガン性や気管支ぜんそく、花粉症などの健康影響との関連が懸念されている。
――――――― 転載おわり
(管理人)
日本は関東&東北日本のほうは、それでなくとも見えないものに汚染されているのですが、誰も彼も殆どが無関心でマスク率も低かったですが、今の時期は目に見えなくてもインフルが流行しているのでマスク率が徐々にあがってる模様です。
人間は自分や家族が具体的に何かの症状に襲われてみて始めて気をつけるようになるのでしょうね。それは無理もないというか、結局は何があったとしても、自分を守るのは自分でしかなく誰も守ってはくれないし、痛みがあっても誰も痛みを肩代わりはしてくれないので、やっぱり自分が自覚して自衛するしかないのです。子供は親が守ってあげるしかないのです。
中国“最悪”の大気汚染、西日本に飛来かについて、某SNSでも取り上げられていました。
この中国からの酷く汚染された空気が中国大陸から日本へと黄砂に見られるのと同じように吹き込んできて日本の空気が汚染されるおそれがあるということで、対岸の火事とただ眺めるだけではなく、改めて日本においても本気で注意を喚起したほうが良さそうです。
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史上最悪のスモッグが中国から来襲...? 自分でできる対策は?
一説には1月29日~2月2日にかけて日本にも襲来する(している)と言われています。そこで、我が身を守る方法を紹介します。
在中国日本国大使館によると対策法は以下のとおり。
1. 屋外での運動を汚染の多い日から汚染の少ない日へ変更する
2. 運動時間を減らす
3. 激しい運動から軽い運動へ変更する(例:ジョギングを散歩へ)
4. 汚染の激しい沿道での運動を避ける
5. 外出時にマスクを着用する
マスクについては通常のものでは防ぐことが難しく、0.3μmの微粒子を95%除去するN95規格のものの方がよいようです。ただし、隙間なく密着して装着する必要があるほか、空気の通りも悪いので息苦しくなることも。やはり、外に出ないのが一番の対策ですね。
さらに、「屋外の汚染は屋内の空気の質にも影響するため、フィルター、空気清浄機の使用が汚染削減に有効であるとされてい」るとのこと。
[在中国日本国大使館 , 噂の面白ニュースNO1]
(松葉信彦)
左は2012年2月4日、右は2013年1月14日― とても同じ北京とは思えません...
12日土曜夕方、北京で大気汚染指数(AQI:Air Quality Index)が過去最高の755を記録、在北京アメリカ大使館屋上の計器の針が振り切れる事態となりました。
AQIはアメリカ環境保護庁(EPA) が定めた大気汚染の指標で、100を超えると「敏感な人の健康に悪い」、400を超えると「人体に有害」で、最高値は500なのに、755って...。
エコノミストが伝えているようにAQIも前代未聞ですが、もっと心配なのは気管の奥まで入ってくる最も小さく最も危険な粒径2.5μm以下の浮遊粒子状物質「PM 2.5」(※)の含有量で、こちらは在北京米大使館の計器でなんと1㎥あたり886マイクログラム(μg)を記録(北京当局の調査では700μg)!
世界保健機構(WHO)の基準では1㎥25μg超えたらアウトなのに、886μgって...。
中国日報も「中国東部・中部33都市で平均400(μg?)、ひどいところでは900を記録した」と伝え、警戒を呼びかけています。いずれにせよWHO推奨の限界値の30倍に相当し、病院も大忙しだったようです。
煤煙は人体への影響も心配ですが、気候への影響も深刻で、これが予想以上に大きいことが最近の研究でわかってます。
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校のタミ・ボンド(Tami Bond)助教授が同僚とまとめた調査では、煤煙の温暖化効果は「気候変動に関する政府間バネル」の推計の2倍近くにのぼり、このまま拡大すれば早晩、二酸化炭素(CO2)に次ぐ2番目の温暖化要因になるんだそうですよ(Journal of Geophysical Research:Atmospheres, DOI: 10.1002/jgrd.50171より)。
幸いCO2と違って煤煙は数日で鎮まります。石炭やディーゼル、調理用ストーブから出る煙を減らすのが解決の早道だ、とボンド助教授。煤煙による死亡者は年間200万人(ほとんどは屋内の調理用ストーブが原因)。それで救われる命もありそうですね。
因みに、こんだけ酷いんだから北京は世界ワーストワンだろうなと思いきや...。
エコノミストが世界共通の粒径10μm以下の「PM 10」計測値をベースにまとめたチャート「世界先進国上位20カ国で最も大気汚染の酷い都市」では
インドのルディアナが断トツのトップで、
2位は北京じゃなくて蘭州(中国)、
3位メヒカリ(メキシコ)、
4位メダン(インドネシア)、
5位安養&釜山(韓国)、
7位ヨハネスブルグ(南ア)、
8位リオデジャネイロ(ブラジル)、
9位トリノ(イタリア)、
10位セビリア&ザラゴザ(スペイン)と続くのです。
日本からは大阪が19位に入ってます。
PM 2.5だとまた違ってくるのかな。
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中国の大規模な大気汚染が風に乗り、日本にもやってくる――そんな予測が出て、話題になっている。
中国では2013年1月11日から霧の影響で大気汚染が深刻化、13日には「北京市当局」が外出を自粛するよう警報を出す「異例」の措置をとった。
大気汚染で中国では死に至った例も
NASAが公開した衛星写真によると、14日の北京は大気汚染により半透明におおわれ、町の様子がぼんやりとしか見えなくなっている。
危険なのは、車の排ガスなどに含まれる「PM2.5」という直径2.5マイクロメートル以下の超微粒子物質で、国際基準の3倍近くまで上昇していた。ぜんそくや肺炎の原因となり、中国では死に至った例もあるという。微細なため、マスクでも防ぐのは難しいそうだ。
こうした中で、18日放送のとくダネでは、この大気汚染が日本に影響を及ぼしている可能性に触れた。番組では、九州大学の竹村俊彦准教授(地球環境力学)のシミュレーター予測にもとづき、17日から18日にかけ、中国から汚染物質が西日本に飛んでくると紹介した。
とりわけ影響の強い福岡市の病院が2008年からおこなっている調査では、目がかゆい、皮膚がかゆい、くしゃみが出る、のどがいたいといった症状を訴えている人がいるそうだ。18日は確かに、番組中の福岡市の映像は若干白んでいて見通しが悪かった。
また、J-CASTニュースが大阪府に取材すると、17日にPM2.5の数値が30まで出ていたが、「天候にも左右されるので、成分を分析しないと原因は分からない」とした。
影響は九州や西日本だけに留まらない。山形県・蔵王の樹氷を溶かした水は大気汚染物質のせいで真っ黒だという。もはや中国の大気汚染は「対岸の火事ではない」というわけだ。
暖かくなる時期が危ない
山形大学で樹氷の調査をおこなっている柳澤文孝教授(地球環境学)は2013年1月18日、J-CASTニュースの取材に応え、この黒い水について、中国の工場などで石炭を燃やしたときに発生する炭素が原因だと話した。
柳澤教授によると、北京オリンピックで問題になって以来、中国の北京や上海といった都市部では大気汚染問題は徐々に改善されていると見られる。ただ、経済成長に伴い工業地域は拡大しているので全土では増加している可能性もある。とりわけ、PM2.5については車の排気ガスに含まれるため、車の台数の増加に呼応して増えている可能性が高い。
その上で、現在はシベリア気団が強いため、北西の風が吹いており、中国から日本に大気汚染物質はあまり流れてこないと話した。危ないのは、温かくなりシベリア気団が弱まる時期で、一定の条件が揃うと、高気圧と共に環境汚染物質が大量に日本に飛来する可能性があるそうだ。
また、教授は別の可能性も指摘する。春先や梅雨の季節になると、大気汚染物質が熱と光で変化し、光化学スモッグがおこりやすくなる。実際、2007年5月初旬に全国で発生した光化学スモッグは、中国が原因の可能性が高いと国立環境研究所で推測されている。夏場が危ないようだ。
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※PM2.5
ピーエムニーテンゴ 【英】Particulate Matter 2.5 [略]PM2.5
直径が2.5μm以下の超微粒子。
微小粒子状物質という呼び方もある。大気汚染の原因物質とされている浮遊粒子状物質(SPM)は、環境基準として「大気中に浮遊する粒子状物質であってその粒径が 10μm以下のものをいう」と定められているが、それよりもはるかに小さい粒子。
PM2.5はぜんそくや気管支炎を引き起こす。
それは大きな粒子より小さな粒子の方が気管を通過しやすく、肺胞など気道より奥に付着するため、人体への影響が大きいと考えられている。
代表的な微小粒子状物質であるディーゼル排気微粒子は、大部分が粒径0.1~0.3μmの範囲内にあり、発ガン性や気管支ぜんそく、花粉症などの健康影響との関連が懸念されている。
――――――― 転載おわり
(管理人)
日本は関東&東北日本のほうは、それでなくとも見えないものに汚染されているのですが、誰も彼も殆どが無関心でマスク率も低かったですが、今の時期は目に見えなくてもインフルが流行しているのでマスク率が徐々にあがってる模様です。
人間は自分や家族が具体的に何かの症状に襲われてみて始めて気をつけるようになるのでしょうね。それは無理もないというか、結局は何があったとしても、自分を守るのは自分でしかなく誰も守ってはくれないし、痛みがあっても誰も痛みを肩代わりはしてくれないので、やっぱり自分が自覚して自衛するしかないのです。子供は親が守ってあげるしかないのです。