星が降る


それはただ
絶え間無い

無数の連鎖で

降り注ぐ




いつしか

僕を飲み込んで


あっという間に

君を取り込む


その美しさに
息を飲む

美しい

言葉は

霞んで見えないの



今日もまた

星は僕等に

降り注ぐ
僕はただ
君を照らすことでしか

君を守ってあげられない


暗闇にたった独りに
することは

きっと
あまりに冷酷だから

光ることのできない君を

そっと照らしてあげるんだ


でも僕は
君が求める

温もりには気づけない


寒さに凍える

君の手を

掴むことさえ

できないの
指の先から


伝わる愛に

気づかないでいた僕を


君は愚かだと

笑うけど


きっと君は知らないだろ


手の隙間から

こぼれる星に


僕の手にある

幸せに


僕と君とを繋ぐ星

きっと君は知らないだろ

星の数がいくつかなんて

君は本当に知ってるかい?
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