なんとか、頑張ってみますあせる


舞台は右手前から左奥に向かって斜めに複雑な模様を石膏なような物で塗られた壁で仕切られています。


左側奥は、客席と平行な壁にぶつかっています。


この平行な壁は後半になると動いて、斜めの壁と1メーター位のすき間ができ、素子さんが出入りします。


斜めの壁中央には素子さんから型取った白い半透明の彫像があります。



照明が暗闇から点いて明るくなると素子さんが彫像の横に居て、舞台が始まります。


心地いいのが音響です。静かな音が流れ、舞台に集中できます音符


踊りは非常にゆったりしていて、止まっている部分が多いです。


それで、感動したのが《照明》ですビックリマーク


彫像の付近にピンポイントで照明が当たっていて、そこから移動すると、素子さんに照明が映されず、素子さんのシルエットだけを見ることになります。


素子さんの印象的な部分は床との関係です。


素子さんの足の裏は吸い付くように床と接地します。まるで床が恋人のようです。


この、《接地力》は平山素子というダンサーだけが持つ不思議な能力です…


とにかく美しいのは身体のラインです。シルエットになったとき際立ちますビックリマーク



不思議な柔らかい踊りが続いたあと、奥の壁が静かに開きます。壁のすき間の奥は白いスクリーンです。


そのすき間で素子さんは踊ります。


すると、急に斜めの壁の奥に逃げ込んでしまいます。

ああっ、


また壁の奥から素子さんが現れ踊ります。


そのうち、素子さんがいなくなります。


あれ?


彫像があった場所の床面に粘着性の透明な液体があふれています。彫像の所の壁は実は布か紙で出来ていて、素子さんの両手が動きながら出てきます。



最後の場面です。素子さんが壁からその透明な液体に身を投げて終わります。


私は、素子さんが湖面に身を投げた…ように解釈してしまいました。


観客の皆様、拍手でございます。感動しました。



いやー、ぜひとも、みなさんもご覧になってください。感動します。


なんとか、解説してみました。至らない文章ですがお許しくださいませ。


次は書き残したことを書きます。