和のおもてなしとホスピタリティ教育の オフィスRan 福本衣李子です。
2012年3月中旬
一年前に特別養護施設の順番待ちを予約していたが、その順番がまわってきた。
◆「順番が来ましたけどいかがなさいますか?うちの建物は古いので、まずはご本人と見学にいらしてからそれからお決めになってはいかがでしょうか?」
伯母を連れて見学に行きました。(建物自体は24年前に立てられているので、古くはある。しかし問題は建物ではなく、介護士さんたちがどのように接してくれるかである)
伯母には順番がきたが、本来は順番が来ないうちに世を去る人がほとんどだと聞かされる。
順番待ち 順番は101番でした。
「本当にラッキーですね。」と言われたがその頃はまだ少し不安が残る・・・。
◆さて、順調に入所。
2週間後、新しいところに慣れるまではやはりいつものごとく不満を言う伯母。
フムフムと言って聞き流す。あと2週間もすれば落ち着くだろうとイライラする気持ちを抑えるように、自分に言い聞かせる・・・。
やはり1ヵ月後は慣れた様子で落ち着いた。ホッとひと安心。
正直私は特老に行くことをあまりよく思っていなかった。(特別養護施設は終の棲家を意味する)
もしかしたらぞんざいな扱いをされるかも知れないし、そのようなうわさも聞いていたからだ。
◆ところがである。
食堂で感動的な光景をみた。
利用者さんが洗濯からあがってきた全員分のタオルを畳んで手伝っていた。(90前後の高齢者である)
介護士さん 「あれ? ○○さんの口に唾がついてるよ。牙みたいになってるよ」
私は一瞬意地悪なことを言っているのかとヒヤッとした。でも次の瞬間
「ねえねえ。△さん、ちょっと見て。」と男性の介護士さんへ促す。
「どれどれ、あれ?ほんとだなぁ~ どれっ」
口の脇についている1センチくらいのま~るくなっている唾を指でぬぐってくれた。
そして片方もぬぐってきれいにしてくれた。
私はその光景にただただ驚いてしまった。
家族だって素手で してあげられないのに・・・。
以前の介護施設よりはかなり面倒見がよいことに驚いてしまった。
それを私はこんな風に解釈をしてしまっていた。
前のところよりこちらのほうが親切な人が多いのだろうか?と。
ところがである。
◆私の古くからの友人が
「それは目的が違うんじゃない?」
なるほど老人施設(ケアセンター)は、いずれ自宅に帰って生活が順調に出来るように訓練を目的とするので多少は厳しい。
特別養護老人施設は、残りの人生を楽しく過ごしてもらうところ。
と理解した。
目的が違えば、対応の仕方も異なる。
介護にあまり詳しくない私は反省させられた。
それにしても今の施設で伯母はきれいに髪を梳かしてもらい大事にされているように感じる。
それがとてもありがたい。
そして 私には色々気付かせてくれる
いい友人がいて良かった!! o(^-^)o