突然ですが、少々昔語りを。笑


萩尾望都の大ファンになるまで、私が定期購読していた少女漫画雑誌は週刊少女フレンドでした。


当時、集英社発行の週刊マーガレットと共に、二大週刊少女漫画雑誌として位置づけられてて、細川知栄子、細野みち子、里中満智子、大和和紀等執筆陣が魅力的な作品を毎週私たちに届けてくれていました。


小学生低学年の頃は、細川知栄子の「東京シンデレラ」に夢中になり、その次は細野みち子の「おはようエルザ」。


そして、中学生になってからの私のお気に入りは大和和紀で、特に「源氏物語」をアレンジしたコメディ「ラブ・パック」は大人気でした。


それが後に、あの「あさきゆめみし」につながるとは、その頃は、予想だにしませんでしたけど。笑


その少女フレンドを発行していたのが講談社で、裏表紙に記されてあった東京都文京区音羽・・という文字を見ながら、あ〜、東京かぁ〜、文京区?音羽?どんなところなんだろう、と。笑


その後長じるにつれ、愛読していた福永武彦・司馬遼󠄁太郎・井上靖等々の小説が講談社文庫として発行されていたこともあり、講談社は馴染みのある出版社としてインプットされてた次第です。


と、なぜ今、そんな古い話を持ち出したかと言いますと。



旧古河庭園を出て、最寄り駅・JR上中里駅から池袋駅、そして東京メトロ有楽町線に乗り継いで護国寺駅に到着。


その護国寺駅のエレベーター内に、「このエレベーターは講談社のご協力で設置したものです」との文言を見つけて、あ〜、ここ、講談社の近くなんだぁ〜!と。笑


そして、そのエレベーターを出て目の前に現れたバス通りがまさしく「音羽通り」だったという訳で、ここがあの「音羽」かぁ〜、とちょっとした感慨が湧いてきた私。笑



そもそも、「音羽」っていう響きがいいですよね。


なんでも、五代将軍綱吉の時代にこの地を拝領した「音羽」という奥女中の名にちなんでつけられた地名なのだとか。


そんな由縁を持つ「音羽」という名を冠し、その名も「音羽御殿」(!)と称されていた洋館が、今回の記事の主役です。


  

護国寺駅から音羽通りを南に向かって歩くこと10分近く。


いえ、実際はもっと短かったかもしれませんが、慣れない道を歩くと得てして長く感じるもので。笑



ともあれ、ようやく左手にそれらしき門が見えてきて。



 
早咲きの紫陽花を右手に見ながら、なだらかな坂道を上っていくと。



なぜか信楽焼の狸がお出迎え(笑)。



塀の向こうに、瀟洒な洋館が現れてきました。

これが、今回お目当ての洋館です。

かつては「音羽御殿」と呼ばれていたこの洋館は、現在は「鳩山会館」と称されています。

鳩山!

そう、この洋館は、4代に亘って有能な政治家を輩出したことで知られる鳩山家のお屋敷として建てられたもので、現在は一般公開されており、この時期は庭園の薔薇が美しいことでも知られています。



ロマネスク風の玄関ポーチにも、さすがの風格が感じられます。





玄関から建物内部へ続く大理石の階段には、赤い絨毯が敷かれていて。



玄関内部に入り、振り返るとこんな感じ。


玄関上部には鳩(!)の意匠のステンドグラス♪


玄関右手には横広のリビングがあって、右側のお部屋ではビデオ視聴ができるということで、既に数名のお客様が座っておられましたので、お部屋上部のみを撮影。



その左隣の、リビング中央部に当たるお部屋はこんな感じ。






ちなみに、妙に存在感のある白い椅子は、この洋館の施主である鳩山一郎氏ご愛用の椅子だったとか。


お部屋の向かい側がサンルームに続いていて。



こんな感じになっています。




このサンルームから、直接お庭へ出ることができて。


お庭はこんな感じ。

ヨーロピアンですねぇ〜♪


今度は、お庭から洋館を望むアングルで・・。







ご覧の通り、サツキの咲きぶりは見事だったんですが、肝心の薔薇がいささか物足りなくて残念だったかも💧


という訳で、入館時にいただいたパンフから、こんな写真をこっそり(?)拝借。笑


もう少し早めに来てたら、こんな景色が見られたのかな?


ともあれ。

再び建物内部に戻り、今度は2階へと。


階段踊り場には、またまた見事なステンドグラス♪


ここにもやはり鳩の意匠!


なるほど・・。


2階大部分を占めるのは、こんな立派な大広間。




ちょっとした舞踏会も可能かも?







窓からお庭を見おろすと・・。


バス通りに面して建ってるとは思えないほどの緑に覆われているのがわかります。


ちなみに、某ムック本によりますと。

この洋館の設計者である岡田信一郎氏は、旧制中学から一高、東京帝国大学を通じての鳩山一郎氏の親友で、しかも若い頃、後に鳩山一郎夫人となった薫さんを争ったというエピソードもあるらしく・・。

好きだなぁ〜、そんなエピソード♪

あ、失礼しました💦


そんなロマン溢れるお屋敷を出ての帰り道。



ふと、こんなお花が目に留まって。


美容柳と言うんですね。


その瑞々しさに、しばし心を奪われてしまいました。



ところで、ここからは余談ですが。


護国寺駅から鳩山会館に向かう途中、ロイヤルホストを発見!


発見と言うのはちょっと大げさですが(笑)、実は当市にもかつては存在してたロイホ。


ところが、町の地盤沈下を露呈するが如く、10数年前に撤退してしまってて💧


若い頃赴任してた街にもあり、職場の近くだったことから、ランチタイムにはよく利用してたんですが、気づけば今や県内には下関店一店舗のみ💦


当県はロイホにまで見放されてしまってる〜?笑


そんな訳で、久しぶりに見るとなんとなく懐かしくて、ちょっと入ってみたかったんですけど。


旅先ではいつも急ぎ足の私💧


後ろ髪を引かれる思いで横目に見ながら、再び護国寺駅へと・・。