心あてに折らばや折らむ・・
としゃれてみた訳ではありませんが。笑
ここ近年、毎年この時期になると、こちらのお宅の蝋梅を勝手に「お目当て」とさせていただいてる私です。笑
先週末に来た時はほとんどがつぼみだったんですが、一昨日はこんな感じになってました。

蝋細工のように花びらが透けて見えることからその名がついたと言われる蝋梅。

今風に言うと、「透け感がおしゃれ」といったところかな?笑

遅ればせながら、最近になってようやくその魅力の虜になってしまった私です。笑
実は、あの芥川龍之介もこの蝋梅がお気に入りだったようで、こんな二つの俳句を残しています。
蝋梅や雪うち透かす枝の丈
蝋梅や枝まばらなる時雨ぞら
更には、こんなエッセイも・・。
わが裏庭の垣のほとりに一株の蝋梅あり。
ことしも亦た筑波おろしの寒きに琥珀に似たる数朶の花をつづりぬ。
その蝋梅は、元々は本所にあった母方の実家の庭から田端の家の庭に移したものだったとのことで、そういったことからも、蝋梅は芥川龍之介にとって特別な花だったようですね。
ちなみに。
今回、それこそ今更なんですが、芥川龍之介の出自について改めて知ったことがあって。
母方の実家であり後に養家となった芥川家が代々幕臣の家系であったことは知られてますが、彼の実父である新原敏三(にいはらとしぞう)が実は山口県出身で、しかも幕末期の四境戦争においては戦に出て負傷していたとのこと。
山口県人としてはちょっとびっくりです!
もっとも、芥川自身そのことについては認識していたようで、岩国市美和町にある真教寺には彼が言い残したとされる「本是山中人」との言葉が刻まれた石碑もあるということも今回初めて知って、更にびっくり!
芥川作品は結構好きで、こんな文庫本も持ってたりするんですが。
なんと、103頁にその新原敏三のことが出てましたぁ〜👀!
一体何を読んでたのやら💦
こんなところで「積ん読」がバレバレの私です💦
さて、気を取り直して。笑
「透け感」ということで言えばこちらも。
「透け感仲間」では更にもう一つ、こちらの白梅も・・。

ところで、先ほどのペーパーホワイトと日本水仙が咲いてたのは例の「蝋梅のおうち」近くに建つお寺の境内で、秋になると見事な紅萩が門を彩り、藤袴や忘れ草なども見られるちょっとした「花の寺」の趣なんですが。
さすがにこの時期は・・ですよね💧
でも、そんな中でも、境内の片隅には一際目を引く南天の赤が。

更に、お寺の門前にもこんな鮮やかな赤の塊。
Googleさんに訊いてみたら、オタフクナンテンと出ました。
お多福南天♪
花の少ないこの時期に彩りを添えてくれてるだけでなく、なんだか有難みさえ感じるそのネーミングにもほっこり。笑
更に今の時期、もう一つ気になってる木が近所にあって。
それがこちら。

これほど姿のいい枝垂れ梅がこんな近くに植えられてあることに昨年初めて気づいたとは、なんと迂闊な私💧

まだ三分咲きといったところでしょうか。

満開時にはさぞやと思われますが、こんな感じの咲きぶりを見ると、否応なく期待も膨らむというものです♪

と、ワクワクしてたら、今日は朝から当地としては珍しいほどの吹雪に見舞われてしまいました💦
これぞ文字通りの「雪中花」?
中国では昔から、「厳しい冬に耐えて春を待つ花」を表す言葉として「雪中四花」「雪中四友」という言葉があるらしく、それぞれこんな組み合わせになってるとか。
雪中四花は、梅・蝋梅・水仙・椿
雪中四友は、梅・蝋梅・水仙・山茶花
ともあれ、春待つ庭に咲く花々にとっては、今しばらくの試練の時期となりそうですね💧




