ブレネーブラウンの「ネガティブな感情(こころ)の魔法」という本の中の『チャンスをつかむ「直感」を鍛える』という章では、「直感を磨く」「信念を持つ」とはどういうことか、ブレネーの考えが書かれています。

 

この章を読みながら、たくさんの出会いの中で「この人だったら信用できる!キラキラ」と閃いた瞬間について、考えていました。

 

そのうちのひとつのエピソードについて書いてみようと思います。
 

去年の話ですが、他部署の同僚Dくんを私の部署に加えることが可能か打診されました。

 

このDくんはそれまでO氏の部下として2年勤めていました。

 

O氏は職人気質で、勤続年数も長く、仕事は確実なのですが、自分よりできる部下は気に入らずイジメてしまうため、一緒に働く人がなかなか続かないという、訳ありすぎるおっちゃんなのです。

 

DくんはO氏の息子ぐらいの歳なので、さすがにいじわるはしないだろうと思っていたのですが、だんだんとDくんが仕事に慣れてくると、若いですから覚えも早いし、頭もいい、さらに感じもいいので、他の社員やお客さんたちも仕事を頼みやすいDくんを頼るようになりました。

 

すると、それが気に入らないO氏からDくんへの嫌がらせが始まり、冬の寒さの中でも温かい部屋は使わせず、寒いところで何時間も仕事をさせたり、はたまた、仕事を全く与えなかったり、ことあるごとに嫌みを言ったりしていたそうです。

 

ある日、「怪我をした親友を看病するため早退したい」と願い出たDくんに、忙しかったのもあると思うのですが、O氏は許可を与えず、それどころか、「帰るんだったら今すぐ代わりの人を雇う」と言い放ち、それをクビ宣告と受け取ったDくんは悩んだ末に、辞表を提出したのでした。

 

人不足の折に、仕事のできる人材に辞められるのは辛いので、どうにか思いとどまるよう説得しようとしましたが、その時のDくんの答えは「この会社よりもっと給料がいい会社で仕事が見つけられるから、ここにいる必要がない」といったようなそっけない言いようだったので、そう言われたら「あ、そうなの、あなたにとっていいことならそれはそれでよかったね。今まで一緒に働けでよかった。ありがとう」と返すのがやっとだったのでした。

 

ところが数日後、「実はDくん、O氏の性格に耐えられず辞めようと思ったけど、会社は好きで、本当は辞めたいわけじゃなかったんだって。なんとかあなたの部署でポジションを見つけられないかしら」とDくんが親しくしている同僚から相談を持ち掛けられたという訳です。

 

O氏からイジメを受けていたという話は、もちろんショッキングで、私にできることなら何とかしてあげたいと思いましたが、私の部署に入れてほしいといわれても、特に空きがあるわけではないし、それに「この会社よりもっと給料がいい会社で仕事が見つけられるから、ここにいる必要がない」と言い放った若者の本心がどこにあるか見えない、それに、部署が変わったとしても、たいして大きくない会社内でO氏との接触は避けられません。アットホームなのが売りな会社なのに、亀裂を抱えているのも問題ありだし、どうしたものか悩みました。

 

同僚に話すも、「いや、この部署に人入れるなら、経験ある人しか要らないでしょ」といったごもっともな意見が多数でした。管理職陣も、事なかれ主義丸出しで、職歴の長いO氏サイド付く人のほうが多く、経験少ない若者を受け入れる責任を取るのは、難しい感じがしました。

 

そんな折、社員みんなで「宝くじを買おう!」という話が持ち上がりました。当たれば$60ミリオンドルだったかで、「1等が当たったら大きな家買ってリタイヤメントホーム作ろう」だとか、「世界一周クルーズしよう」だとかで盛り上がっていたのですが、「もし当たったらどうしたいの?」と聞かれたDくん、

 

「自分の故郷の村に寄付したい」と答えたのです。

 

私の半分くらいの歳の青年が自分のことではなく、人のためにお金使いたいと言うのを聞いて、私は自分の自己中さが本当に恥ずかしくなりました。

 

そして、その時、私はそれまでよく知らなかったDくんを、100パーセント信用することに決めたのでした。
 

「誰だって初めは経験がないんだから、教えて、育ててあげるのもいいんじゃないか」と上司、チームメンバーを説得して、晴れてDくんがO氏から離れて、私たちのチームに加わることになりました。

 

それが去年の10月の話で、1年以上経った今、Dくんは私の部署だけでなく、会社全体に欠かせない人材として活躍してくれています。初めのうちは社内中駆け巡ってDくんの仕事を探すのが私の仕事みたいなところもありましたが、今では自分で率先して仕事を見つけ、的確に処理してくれるようになっていて頼もしい限りです。

 

本人が仕事にやりがいを見つけて楽しんでいる様子を見るにつけ、私もとても嬉しいし、これからもずっと長く一緒に働いてほしいなぁと親目線で願う今日この頃なのです。

 

宝くじの使い道の答えで、私がDくんにフルベットしようと決めたことは、本人に話していません。いつか話そうかな?ニコニコ

 

それにしても、60ミリオン当たったら、、、、やっぱり豪邸買うよね。。。(私まだ小さいなぁ。。。)

1:00am~始まるF1レースを生で観戦することにした続きです。

 

雨の中始まったレースはポールのマックスが2位のシャルルに危うく抜かれそうになりながら、踏ん張って先頭を守り抜きますが、アクシデントの連続発生で、2週目に赤旗中断されます。

 

降りしきる雨の中、レース再開を皆辛抱強く待ち続けます。

このまま去年のベルギーのように不完全燃焼で終わってほしくない。

お願いお願い晴れなくてもいいから、せめて雨やんでくれ~~。多分みんな祈ってたと思います。

 

私ももちろん待っていました。

待っていましたが、レース開始から1時間を経過してもレース再開の目処はたたず、

ここで私、あろうことか寝落ちしてしまいます。。。泣

 

朝、目が覚めて、急いでF1TVを寝落ちした箇所から再生します。

すると、レースは無事日本時間の16時15分に再開されているではありませんか!

相変わらず水しぶきはものすごいですが、どうやらレース可能であるようです。

雲の隙間からわずかながら日も差しているようです。

 

40分のレースが再開しました。

鈴鹿サーキットに響き渡るエンジン音を聞いて、雨の中辛抱強く待っていた観客の方たち、報われたなぁと思いました。

 

結局マックスが安定した走りで、2位のシャルルに20秒以上の差をつけて先頭を独走します。

ここでシャルルを猛追するペレス。スピード的には絶対にペレスの方が速いのですが、雨のコンディションではDRSが使えず、思うようにフェラーリ車を抜けません。このままシャルルが2位でフィニッシュとなると、マックスのタイトルは持ち越しになります。

 

マックスに鈴鹿でタイトルを取ってもらうためには、ペレスにどうしてもシャルルを抜いてほしい!

 

ゴールはマックス、シャルル、ペレスの順だったのですが、シャルルにペナルティがあり、2位はペレスに。

そして、マックス、タイトル獲得となったのでした。

 

マックス本人も「え!?そうなの?」って感じのタイトル決定でしたが、本当に本当に嬉しい瞬間でした。

RBがいい車を持っているから、と一言で片付ける人もいますが、マックスの努力と才能は並大抵のものではないのです。

タイトル決定の瞬間も、チーム、観客、そしてホンダにしっかりと感謝を述べていて、人間としても尊敬しかないです。

 

惜しくも3位となったシャルルも、ものすごく悔しいだろうけれども、悔しさをぐっとこらえて、マックスへのリスペクトと賛辞を表していて、素晴らしいスポーツマンシップでした。

 

選手同士、チームを超えて、お互いリスペクトして称えあうのも、若い世代らしいな、と見ていて清々しいです。

 

マックス、2度目のタイトル獲得本当におめでとう!

残りのレースも応援し続けますよ!

 

色んな意味で「世代交代」の四文字をかみしめたサンクスギビング週末でした。

今週末カナダはサンクスギビングで3連休です。

 

我が家のサンクスギビングの過ごし方は、家族、親戚で予定を合わせて、土・日・月のどこかで集まるというのが通常だったのですが、コロナ自粛が始まってからというもの、複数の家族が顔を合わす機会はほぼ無くなりました。

 

大人数で集まって一緒に食事をするのは楽しいですが、家族単位でシンプルに食卓を囲むのも、やや内向気質の我が家(夫以外)メンバーには心地よく、ずっとこのままでもいいかな、とさえ思っているこの頃です。

 

そんなこんなで、今年は、土曜日に家族+娘のボーイフレンドの5人で食事会となりました。

 

娘はこの夏に家を出て、彼氏君と2人でアパート住まいを始めたのですが、日曜日には彼氏くんの家族をアパートに招いて、サンクスギビングディナーだそうです。

 

こうやって、娘が自分自身の家族、親戚関係を築いていっているのを見るのは、嬉しく、頼もしい限りです。

実際、子供が自立して、自分の生活を歩いてくれているということこそ、親にとってこの上なくありがたいことで、いくら感謝してもしきれないです。

 

我が家の子供たちは肉を食べないので、ターキーは焼かず、肉食者用に少量のBBQチキン、チーズラザニア、(ターキーの中に入れてない)スタッフィング、マッシュポテト、グレービーソース、サラダといったメニューです。

 

デザートにはスパイスたっぷりのパンプキンパイを焼きました。

これは私の数少ない得意料理(料理と言えるのか分からないけど💦)の一つで、いつもで無くなる人気レシピなのです。

 

が、、、、

 

今年はなんと娘と彼氏君が自分たちでピックしたリンゴを使い生地から手作りのアップルパイを持って登場し、あっさりと「一番人気デザート」ポジションが乗っ取られてしまいました!

 

とほほほ。。。

でも、やっぱりなんか嬉しい母なのでした。

 

食事の後は、お決まりのゲーム大会で、今回はKahootで盛り上がりました。

「ママでも勝てるように『どうぶつの森バージョン』にしよう」と若者たちに気を使ってもらいながら、でも結果は惨敗という、、情けなさ。。。

 

アラフィフは答え分かっても、手が震えて(?)隣のマス目押しちゃってるし。。。

私が問題読んでる間に、若者たちは答え押してますからね、もう勝ち目なしです。😂

まあ、それでも、おなか抱えて笑って、日ごろのストレスも吹っ飛びました。

 

若者と一緒に過ごすのは本当に楽しいですね。

 

さて、さんざん食べて、遊び、娘たちを送り出し、片付けも終わって、一息ついたのが10:30PMごろ。

この時、私を悩ませていたのは、「鈴鹿で開催されるF1レースを生中継で観るか、録画しておいて、翌朝観戦するか」ということでした。

 

鈴鹿で午後2時から始まるレースはトロント時間では午前1時開始。

このレースは日本で開催されるので見どころたっぷりで、さらにマックスの2度目タイトル獲得もかかっているので、絶対にライブで観たいのですが、夜更かしはそのまま翌日、下手したら翌々日まで響くお年頃、う~~、どうしようか、悩みに悩み、結局生で観ることを選びました。

 

続く

 

 

This American Lifeのポッドキャストに、"Spring Awakening"というタイトルの、Random Acts of Kindnessついて心に残るエピソードがあったので、そのことについて書いてみたいと思います。

 

参照

 

Random Acts of Kindnessというのは日本語でピタッと訳すのがむずかしいのですが、「見知らぬ他人に、何の見返りを求めず施される親切」みたいな感じでしょうか。

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主人公はアメリカのユタ州でモルモン教徒として育ったゲイのクレイ青年です。

モルモン教では同性愛について否定的です。

 

どんなにか生きずらい少年時代を過ごしたかというのは想像に難くありませんが、ミュージカルに自分の置き場所を見つけたクレイ青年はモルモン教会が上演するショーに出演し、何千人もの人々の前でステージに上がるようになります。

 

上演後にはこっそりとゲイバーに出かけ、男性とキスし罪悪感を感じ、 そして悔い改めるという拷問のような日々を繰り返していました。

 

クレイは、ニューヨークのような大都市が、彼がやりたいことをすべてするために人々が集まる場所であることを知っていましたが、自分がそこに行くことを想像することはできませんでした。

 

モルモン教の教えの中で育った当時のクレイ青年の中では、大きくて広々とした建物がそびえたつニューヨークは悪でした。 


「大きく広々とした建物」は、邪悪な外の世界に対するモルモンのコードです。 モルモン書では、大きくて広々とした建物に住んでいる邪悪な人々は、派手な服を着て笑いかけ、モルモン信者を正しい道から引き離そうとすると教えられていました。

クレイも例外なく、ニューヨークとそこに住む人々を大きく広々とした建物と見なしていました。

やがて、クレイに最初のボーイフレンドができました。この交際は教会から離れることを意味し、家族を失う可能性もある一大事でした。 一緒に一夜を過ごした後、予防措置として2人一緒にHIV の検査を受けることにしました。 2006年のことでした。

2人でユタ郡の保健センターに行ってテストを受けました。 クレイのテスト結果は----陰性でした。 ただ、次に告げられたボーイフレンドの結果は---陽性だったのでした。

医者はクレイもまだ検査結果に表れていないだけで、陽性の可能性があると伝えました。

泣き崩れながら、これはモルモン教の教えに背いた罰なんだ、やっぱり教えは正しかったと残酷な現実を目の当たりにします。

精密検査のために血液採取を受け、1週間後の結果を待つことになりました。
 

クレイは検査結果が届くまでの地獄のような一週間を家でじっと待つだけでなく、自分がやりたいことをやころうとに決め、

ボーイフレンドと2人でニューヨークにミュージカルを観に行くことにしました。

2人は、所持金のほぼすべてを往復のフライトと安いホテルに費やして、ニューヨークに到着するや、20ドルのラッシュチケットを買えるだけ買って、ミュージカルを鑑賞し続けました。

クレイにとってそれは、ものすごくエキサイティングな瞬間でした。もちろん、検査結果に対する恐怖はいつもあり、恐怖と高揚が常に隣り合わせに並んでいるのでした。

 

ある晩、2人は劇場の一番後ろの立見席で「スペリングビー」のミュージカルを鑑賞していました。


ショーが終わると、劇場の外にいた男性に話しかけられます。

2人が観光でニューヨークを訪れていると聞いたこの男性は「君たちはあのシアターで高価な座席に座っていた誰よりもあのショーを楽しんでいたね」と言い、財布から現金の束を引き出して、「この200ドルで、明日スウィーニー・トッドのミュージカルのチケットを買いに行くといい。きっと人生が変わると思うよ」と言ったのでした。

 

ユタ州から大都会に出てきたばかりのクレイにとって、この男性の申し出は何が何だか分からず、「え?」となります。

男性は「チケットの購入を約束して、お金を受け取ってほしい」と言い張ります。


結局、クレイはお金を受け取りました。たまたま隣にアイスクリームトラックが停まっていたので、クレイはお礼にアイスクリームコーンを買い、とりあえず思いついて一緒に写真を撮ってもらいました。200ドルは大金でした。当時の彼にとっては200ドルでたくさんのことができたのです。

 

2人は次の夜、言われた通り、スウィーニー・トッドを観に行きました。このショーは、クレイがこの 1週間ずっと見ていた他のミュージカルとはまったく違いました。ダークなストーリーは、クレイにとって、映画「プレザントビル」で白黒で描かれていた世界に、突然赤いバラが見える瞬間のようでした。

クレイは、「ちょっと変わっていて、暗く、奇妙で、嫌いな人もいれば、好きな人もいる」、そんな演劇をずっと自分はやりたかったんだということに気が付くのです。

そしてクレイは、ニューヨークに引っ越して俳優を目指そうと決めるのです。見ず知らずの男性が彼に次のステップに進む許可を与えてくれたのでした。

スウィーニー・トッドを見た翌朝、クレイとボーイフレンドは医者から電話を受け、簡易検査の結果が間違っていて、どちらもHIVに感染していなかったと聞くのです。クレイにとって、それは「ニューヨークに引っ越すという決断は正しかった」というサインのように思えました。


そして実際、クレイは1年半後にニューヨークに引っ越して、そのまま現在にいたります。そして、彼は実際にブロードウェイのスターになりました。それでも、スウィーニー・トッドを観るためにお金をくれたあの男性のことを忘れたことはありませんでした。


最近になって、クレイは「見知らぬ人に敬意を表して親切をしよう」と思いついて、アイスクリームトラックの前にいる自分たちの写真とストーリーをインスタグラムに投稿して、「金銭的に余裕のない人のためにミュージカルのチケットを購入する」、と発信しました。すると「写真の男性を知っている」という友人が現れたのです。

 

クレイはこの男性にFaceTimeで電話をかけることにしました。


クレイ:実は15年前、スペリングビーを立見席で観ていた私に、あなたはスウィーニー・トッドを観に行くようにと200ドルくれたんです。

男性はものすごく、驚きます。
クレイは、スウィーニー・トッドがきっかけで、ニューヨークに引っ越した経緯、現在ブロードウェイにいることを彼に話します。

 

男性は、自分の親切行為が、誰かの心に響いていたのを知って、大感激でクレイにお礼を言うのでした。

 

涙が溢れるクレイ。

 

人生のすべてを委ねていたモルモンの教会を飛び出したときに、クレイは誰も、何も信じられない場所にいたのです。

そこに現れた、見ず知らずの男性が施してくれた親切がクレイの人生の大きな転換点になったのでした。

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このエピソードには後日談があって、インタビュアーが”男性”に2006年のニューヨークで、見ず知らずの青年に200ドルを与えた理由を訊きます。

 

男性は昔、ローマに訪ねて行った友人と喧嘩をして、泊まる場所がなくなったことがあったそうです。

高価なホテルに滞在する費用は持ち合わせていなかったので、バーで出会ったゲイのカップルに安いホステルを知らないか訊いたところ、彼らが自分たちの家に来たらいいよ、と10日間も無償で部屋を提供してくれたのだそうです。2人は本当に紳士で、見ず知らずの自分を心から信頼して、家の鍵を渡してくれて、好きな時に出入りするように言ってくれたそうです。

 

このカップルのあまりの寛容さにショックを受けた男性も、やがて見知らぬ人に200ドルを渡して、「このショーを見に行ったら、きっと人生が変わるでしょう」と言うような人間に変わったのでした。

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『どれだけ(見知らぬ)他人に、見返りを求めず、優しくできるのか』

この夏、この問いが私の中でグルグルしていました。

 

他人に近づきすぎるのは怖い。

どうして怖いんだろう。

裏切られた時のショックが怖い?

「かっこつけてる」って思われるのが嫌?

 

裏切られるのを恐れて、親切にできない自分のほうが嫌じゃないか?
人の目気にして、勇気出せない自分のほうが嫌じゃないか?

 

弱い人に寄り添える人でいよう、

知らない人に親切にできる自分でいよう、

 

と、心に刻む、今日この頃なのです。

親切の伝染力を信じてみたいです。

今週末のレースはマックスの母国、オランダのザントフォールト・サーキットで開催されました。

 

観客席は英雄マックス・フェルスタッペンの大応援団の「オレンジアーミー」一色で、オランダ人のものすごいマックス愛に、ジーンときます。(あー私もいつかオレンジアーミーの一員としてスタンドからマックスを応援したい!!!)

 

さて、今回のホームレースでは、父親のヨス・フェルスタッペンに感謝を込めて”ヨス仕様”のスペシャルヘルメットでレースに臨んだマックス。

左のヨスヘルメットのデザインが右のマックスのヘルメットにオマージュされています。

 

上部に自身のトレードマークのライオンが描かれているマックスのヘルメットデザインが私は大好きなのですが、そこにヨスが活躍していた90年代のレトロ感が合わさって、とってもかっこよく仕上がっていると思います。

そして、いつものことながらマックスの家族愛がいいですよね。

 

金曜日のフリー走行ではレッドブル車のギアボックスに問題があったようで、タイムは伸びず、フリー走行1=19番手/2=8番手という結果に沈みます。

 

あ~、悪夢のギアボックス問題ガーン

もうどうなることかとヒヤヒヤしましたが、翌土曜のフリー走行3では3番手の速さまで回復します。

 

このサーキットではフェラーリに有利ということでしたが、結局マックスがルクレールのタイムを0.021秒上回る完璧なアタックで見事ポールを獲得してくれました。

 

さすが、マックス、異次元レベルで見せてくれますね。観客はもう総立ちで大歓声です。

 

ポール獲得の表彰式では同じくオランダ出身のキックボクサーの、リコ・ベホーベン選手から賞を受け取ります。

リコ選手もマックスのポールに嬉しさ隠しきれず、喜色満面で抱擁し、軽々とマックスを抱え上げていました。

リコ選手は「賞のプレゼンターに選ばれたことはものすごく栄誉なことだけど、マックスが勝ってくれて本当に嬉しかった」とツイートしていました。

こういう絵には本当にほっこりさせられます。

 

去年のモナコだったか、テニスのセリーナ・ウィリアムズ選手が、優勝したマックスに賞を渡すシーンがありましたが、セリーナが応援していたのは明らかにルイス・ハミルトンで、マックスに対する「よく知らない人」的な態度に、すごくモヤったことがありました。今回のリコ・ベホーベン選手の愛いっぱいの抱擁で、当時のモヤモヤが浄化されました。爆笑

 

とはいえ、賞のプレゼンターが、目に見えてある特定の選手をひいきにするのはよくないですね。

 

と、ここまで長々と書いてきて、まだ予選が終わったところまでカバーしただけだったと気付いたのですが、私はニュースレポーターではないので、気に入った部分にフォーカスして書いていくスタンスを貫こうと思います。てへぺろ

 

日曜の決勝レースも本当に見ごたえたっぷりでした。

 

結果からいうとマックス優勝で、2位がメルセデスのジョージ・ラッセル3位はフェラーリのシャルル・ルクレールでした。

それぞれ違う車に乗る若者3人の表彰台は気分いいですね。

 

表彰台へ行く前に、ちょこっとだけ映る控室での3人のやり取りもまた面白いのです。

ルイスとジョージのチームメート同士の接触ギリギリのバトルに「ひぇ!」っと息を呑むマックスとシャルル。

 

あのバトルを許したメルセデスには正直驚きました。

ジョージも先輩に臆することなく、しっかりと勝ちを取りに行っていて、この先のキャリアが楽しみでしかないですね。

 

勝ったあとの無線でレッドブルチーム代表のクリスチャン・ホーナーがマックスに「ヘルメットも初めて勝ったね、よくやった」とコメントしたら「ようやく父さんがレースに勝ったよ(笑)」と返すマックス。

 

そんなこんなで、この週末も大いに楽しんだF1観戦でした。

マックス・フェルスタッペンは間違いなく私にとってのヒーローですね。

 

来週末もレースウイークです。

選手やチームは休みがなくて大変でしょうが、観客としては元気がもらえるので、ありがたい限りです。

 

次戦もがんばれ、マックス&レッドブルチーム!グー

 

50代主婦が「あつ森」を使って自分のオンライン誕生日会を開催した話です。

 

誕生日を家族で祝うといえば、「レストランで食事」が定番ですが、コロナ禍だし、ちょっと変わったことを企画してみようと思い、「あつまれどうぶつの森」の自分の島に子供たちを招待して、パーティをしようと考えました。

 

まずは招待状を送ります。

あつ森にはちゃんとこんな機能があるのです。

 

招待状を受け取った子供たち(22歳娘と13歳息子)の反応は早かったです。

すぐに、「絶対行く!」「あっと驚く衣装で行く」とテキストが来ました。

 

誕生日に呼ばれるっていうのは、いくつになってもかなり嬉しいらしいです。

 

娘が小さかった頃、友達と喧嘩したときに「もう私の誕生日パーティに呼んであげないから!プンプン」っていうのが相手にものすごいのダメージを与える台詞だったことを思い出しました。
 

オンラインパーティ開始時間には、夫も見れるように私のスイッチをテレビ画面に繋げて、離れて暮らしている娘とフェイスタイムで繋がります。娘の彼氏くんも興味津々で娘の隣で画面を見てくれているみたいです。息子は私の横で自分のスイッチを作動します。私の島に娘と息子2人が到着して、いよいよパーティ開始です。

 

島に到着したゲストは用意してある着ぐるみに着替えてもらいます。

「こんなかわいくない服着るのやだー」

「せっかくかっこよく決めてきたのに、着替えないとなんて。。」

などとグタグタ言っていましたが、

「エンターテイメントなんだから、文句言わない!」と黙らせ、3人でイースターエッグの着ぐるみを着て、記念撮影。

 

楽しく神社にお参りをする2人。結局着ぐるみ気に入ってるし。

後ろ姿がめっちゃ可愛い💕

 

コーヒーとケーキでピクニック

 

 

息子が好きな『ジョジョの奇妙な冒険』の東方仗助(ひがしかたじょうすけ)風のコスチュームに着替えてシャボン玉吹きながら写真撮影。

 

フィナーレのダンスパーティ

 

お土産バッグもちゃんとそれぞれに用意しましたよ。

娘には「豪華な振袖」息子には「ゲーム用机」。

どちらもリアルライフでは手が出ない代物です。

 

こうして約1時間のオンライン誕生日会は幕を閉じました。

 

私も初めての挑戦だったので、どんなもんかなと思いましたが、子供たちからは大好評で、「こんなに凝った誕生日会と思わなかった!」と驚かれました。

 

娘の彼氏くんも、「来年は自分も招待してもらえるように、あつ森ゲーム買う!」と言っているそうです。

横で見ていた夫も「ゲームでこんなことできるんだ」と見る目が変わった感じでした。

 

こんなに喜んでもらるんだったら、前の日有給取って準備した甲斐ありました。💦

 

これからは「もうママの誕生日会に呼んであげないから!」が威力を発揮できそうです。

 

以上、自分で自分の誕生日会をプロデュースして、とっても楽しかったという話でした。あつ森に感謝です。

 

美容院って、みなさん行きつけのところに行くものなのでしょうか。

 

私はこのところは3~4か月に一度、ヘアカットをお願いするだけなのですが、もう何年も同じヘアサロンにかかっています。

担当してくれる美容師さんは、前にも書いたことがあるかもしれませんが、韓国人の李さんです。ここはヘアサロンと言いながらどこか床屋的で、美容師さんはみな職人気質、見かけも地味な感じで淡々と仕事をこなすタイプです。そして値段は良心的なのでとても人気があります。ただ小さいサロンなため、かなり前もって予約を入れておかねばならず、「今日思い立って髪を切ってもらう」、というのができないのが、難点なのです。

 

そんなこんなで、そろそろ髪の毛切りたいなぁと思いながら、予約を入れるタイミングを逃し続けていて、不揃いな毛先が気になっていた矢先、近所のスーパーの並びに美容院があるのに気が付きました。

 

割と大きな店構えで、OPENのサインは出ているものの、お客さんの姿は見えず、ちょっとさびれた感じもします。こういうところには普段の私は絶対に近付かないのですが、髪を切りたい思いには逆らえず、店先でささっとグーグルレビューをチェック。★★★★★4.8で、レビューも100近くあったので、思い切ってドアを開けてみました。

 

店内には中東系の女性が一人椅子に座っていて、ヘアカットをお願いしたいという私を快く迎え入れてくれました。

中に入って、店内の広さに驚きました。入って待合エリアヘを抜けるとヘアカット用の椅子がずらっと5、6脚並び、奥の部屋にはシャンプー台が4台、パーマー椅子4客、ヘアセット用の鏡の前に椅子が4、5脚あって、さらに、フェイシャルやネイルのサービスも提供しているらしく、エステサロンのような部屋まであるのです。そしてこのだだっ広い店内に従業員一人、客は私の一人だけという。。。「大丈夫かな、ここ」感が半端なかったです。

 

美容師さんはドバイ出身で、2年前までは自分で美容室を開業していたそうですが、コロナ禍でお店を続けていくことができず、今は雇われ美容師をしているとのことでした。恐らく私と同じくらいの歳で、話しをしていると、お互い背景は違えど、異国で家族を持って子育てして、仕事をして、物価高に悩み、頑張って生活してるんだよな、と共感ひとしおでした。

 

綺麗にセットしてもらって最後に、「髪染めてるの?」と訊かれて「染めてるんだけど、定期購入している白髪染めがまだ届かなくて、ちょっと延び延びになってる」と言うと、「白髪染めたら完璧ね」と締めくくられました。

 

さらっと入ってきたコメントで、私も実際流したのですが、これって、Politically Incorrect 入ってませんか?

白髪染めなかったら完璧でないってことなのでしょうか?

 

私が自分で「白髪染めたら完璧だね」と言う分にはいいと思うのです。でも、他人に対して言うのはどうなんでしょうか。

逆に、美容師として「このままでいいのよ、染めないで」くらい言ってくれたら、その人間性に惚れて、たぶん私通い続けただろうなと思いました。

 

髪の毛切って、さっぱりしたけど、ちょっとモヤっとした新しい美容院開拓記でした。

 

家に帰ると「白髪染めヘアカラー」が届いていて、もしもうちょっと早くこれを受け取っていて、きっちり染めてから美容院に行っていたら「白髪染めたら完璧ね」コメントに出会うこともなく、自分でも染めるor染めないことについて何の疑問も持たなかったであろうわけで、巡り合わせのタイミングに、唸ったのでした。

 

たまごみたいに白いナス(白つながりで載せてみました)

ナスってだからeggplantっていわれてるのかな?

 

 

前回は義姉のコテージで過ごした週末の話を書きましたが、今週末、今度はもう一人の義姉からコテージへのお誘いがありました。

 

もちろん、涼しい湖畔で過ごす夏の週末は楽しいです。そしてそういったかけがえのない経験をさせてもらえるのもとってもありがたいのです。

 

が、今回、私はどうしても家でゆっくりとする時間が欲しくて、夫に「私抜きで息子と2人で行ってくれないか」と頼んでみました。

 

夫は一瞬え?っと驚いて、寂しそうにしましたが、週5で働いて、家に帰れば家事をして、夜はテレビ見ながらうたた寝している私を見ているので、留守番したいという私の意志を尊重してくれました。私は夫のこういうところに本当に感謝なのです。

 

とはいえ、出発の朝まで、せっかく誘ってくれた義姉の心中を悪くするのではないかとか、家族行事を自ら参加放棄するのは母としてどうなのか、と結構な罪の意識で、息子からも「え?なんでママ行かないの?普通行くでしょ?」と詰め寄られ、グダグダと悩まなかったと言えば嘘になりますが、今回は折れずに「自分の意志を尊重する」を貫くととにしました。

 

そして「行ってらっしゃーい」と2人を送り出したそれから、もうウキウキ音譜なわけです。

何やろうかどんなドラマ見ようか思いを巡らせてはいたのですが、結局家の掃除したり、支払いしたりとか何の変哲もない一日になってしまいました。

 

こりゃいかんぞと気分を新たにした翌日の、日曜日。

普段は朝食抜きがほとんどなのですが、今日は特別に、庭に椅子を出して、トーストしたシバッタパンとコーヒーをお気に入りのポッドキャストなんぞ聴きながらいただきます。

気温は24度と爽やかだったので、「コテージに行くことないじゃん」と、一人朝食でご満悦です。

 

そして、予約していたマッサージに出かけます。セルフメンテナンスといえばマッサージなのです。

このクリニックがややおしゃれな場所にあるので、張り切ってノースリーブのワンピースを着ていくことにします。

すごーく久しぶりに着たので、ピチピチ感ありましたが、もう気にしないです。(マッサージ室で脱げるか一応確認しましたが。。💦)ちょっとおしゃれしただけで、気分があがるのに自分でもびっくり。

 

マッサージは60分かけて、丁寧に凝りをほぐしてもらい、もう本当にすっきりです。

私が受けたのは普通のRMTという登録マッサージの療法士さんからの施術ですが、クリニックにはソルトルームという床、壁、天井に塩の板を敷きつめた空間でマッサージをするラグジュリーなコースなどもあり、興味津々でした。

 

さて、お昼どうしようかとなり、「家に帰って蕎麦茹でて」とか「チーズバーガーでもテイクアウトして」など、いつもの癖で楽なほうへ考えが向かうのですが、いや、いかんいかん、今日は「自分のために」過ごすのだから、自分が本当に食べたいものを食べようと思い直すわけです。何年も自分をおざなりにして主婦&母業やってきている私にとって、「自分の意志を尊重する」って簡単ではないのです。自分の意志が何なのか分からなくなっているのですから。。

 

自分の心の声を探しに探すことしばらく、出てきた答えは「韓国料理レストランでにスンドゥブチゲが食べたい」でした。

ここで告白なのですが、私、実は一人でレストランにあまり行ったことがないのです。

普段だったら、ここで近所の友人に声をかけて食事に誘うところですが、「自分の意志を尊重するトレーニング」中の今日は「おひとりさま」に挑戦することにしました。

 

レストラン(というか食堂なんですけど)に入ったら、二人連れやグループもいましたが、一人で来ている人も何人かいて、「なんだ、全然大丈夫じゃん」とほっとする私。

お気に入りのメニューを頼んで、食事を堪能しました。

柔らかい豆腐がたくさん食べれて幸せ💕

おひとり様、全然平気でした。

 

帰りにコンブチャと草大福を買って家路につきました。

買物してるとやっぱり「あ、これ夫が好きだから買っておこうか、あ、これ息子が食べるかな?」とか考えてしまうのですが、

今日は本当に自己中になる訓練中と決めているので、心を鬼にして、自分の好きなものだけカゴに入れて会計してきました。

 

ふぅ。。自分を大切にするのは訓練が必要です。

でもとりあえずはじめの一歩を踏み出せたということで、自分をほめてあげたいです。

これから夫たちが帰ってきても、どれだけ自分を出していけるか、どんどん鍛えて挑戦していきたいです。

 

そして、次は一人旅に挑戦しようと目論んでいるのでした。

あー楽しみ爆笑音譜

自分のために使った一日、幸せすぎて癖になりそうです。

 

 

 

 

今回はF1ネタから離れて、湖畔のコテージで過ごした週末について書きたいと思います。

 

~金曜夜の夢

私は神社にいて、手水舎に向かっている。前にいた男性の肩に小鳥が止まっている。

鳥の色は目の覚めるような青で、首のあたりに黄色が見えたり、羽の下から赤色がのぞいたり、それはそれはうっとりするほど綺麗でした。

小鳥はとても人懐っこくて、私が差し出した両手に、ちょこんと乗っかります。

空気のように軽い鳥の感触が夢から覚めてもはっきりと残っていました。~

あまりに印象的な鳥の夢だったので夢占いを読んでみると「大きな幸せがやってくる」と出ています。

なんか嬉しい😊

 

さて翌朝、Kettleman'sの焼き立てモントリオールベーグル1ダースをお土産に、車で2時間ほど北にある義姉夫婦のコテージに出発しました。


24時間年中無休で窯から焼かれているベーグルの焼き立ての香りはなんとも言えません。

ベーグルにもいろいろな種類がありますが、私はいつもセサミベーグル一択です。

 

コテージに近づくと、おお!耳の大きな鹿ちゃんが出迎えてくれました。可愛いラブ

到着してひと段落すると、義姉夫婦が「湖を回ってみる?」と提案してくれて、5人乗りのモーターボートに乗り込み対岸まで行ってみることになりました。

 

水上車庫にボートが格納されています。

↑水上ボート車庫

 

湖から、湖畔のコテージの軒並みを眺めると、生活の次元の違いに驚かされます。

コテージ社会はまさに知る人ぞ知るの秘密社会のようでした。

 

↑これが個人所有のコテージだそうです。そして表通りからはまったく見えないという。。。

 

↑はAirB&Bで貸し出しもしているそう。一泊600~800ドルとのこと。ガーン

 

↑水上飛行機所有の人もいます。

 

↑夕暮れ

 

翌日は「sandbankまで行ってみよう」ということになり、ボート1台とジェットスキー2台に分乗して30分ほど先の「砂浜」目指して出発しました。

そう、私はsandbankは↓のような砂浜だと思っていたのです。

↑Sandbanks 州立公園

 

ところが、ここでいうSandbankは「湖底が柔らかい砂で形成されている場所」という意味らしく、「はい、到着!」と言われた場所はあたりを見渡せど陸地はない水上なのでした。

 

「水深は1メートルくらいだからボートから降りて大丈夫」って言われたのですが、水着着てないし、さらに着替えもないんですけど。。。

 

でも、もう行きますよ、何事も経験ですから。ドボンっアセアセ

水は温かく、湖底の砂は柔らかかったです。

ここで、フリスビーとか遊具があれば楽しかったのかもですが、ただ腰までの水に浸かって大喜びしたのち、ボートに戻り帰路に就く私たちなのでした。。。😅

 

↓水上からアクセスできるボートやジェットスキーの給油用のガソリンスタンド

 

私も水上スキーに載せてもらいました。感想は「freedom!」です。
とことん自分の楽しみ追及のために存在する乗り物ですよね。目的ないことに一生懸命になるって何気に難しいのです。もっともっと自由を謳歌できるようになろうと思わされた水上スキー経験でした。

 

ボートで湖や河川を乗り継いで、カナダからアメリカまで移動する人もいるそうです。

キャンピングカーの水上バージョンですね。本当にいろいろな生き方があるものです。

 

カナダではコテージを所有する人が多いのは知っていましたが、私は「夏の間毎週コテージ通いって大変だなあ。管理費も安くないだろうし」ぐらいにしか思っていませんでした。

 

でも、今回週末を過ごさせてもらって、こういう豊かな時間の使い方に感銘を受けました。

こんな経験をさせてくれた義姉夫婦には大感謝です。

 

そうそう、義姉のコテージにはwifiはないのですが、息子さんが私たちの滞在に合わせて携帯式のパラボナアンテナを持ってきてくれて、F1観戦ができたのです!(コテージでもF1観戦。。。)

 

そして、私の肩に止まっているのは、義姉のペットのラブバードちゃん。

そう、青い鳥なのでした。

☆

君か!前の晩から私の夢に出てきてたのは!!

 

という訳で、今回は湖畔のコテージで過ごした週末のお話でした。

ポールポジションこそフェラーリのカルロス・サインツに奪われてしまったものの、マックス・フェルスタッペンが圧倒的に強いだろうという大方の予想で幕を開けたイギリスGPでした。

 

グリーンライト点灯後、ソフトタイヤのマックスがミディアムタイヤのカルロスを軽々とオーバーテイクして、先頭に躍り出ます。

が、後方で起きた大きなクラッシュのため、赤旗中断の後、レースは再スタートとなりました。

 

再スタートでソフトからミディアムにタイヤ変更したマックスは最初のスタートのようにスマートにはフェラーリを抜けず、2位につけますが、接戦の末、カルロスのミスを突いて、トップに。

 

喜んだのもつかの間、マックスのタイヤはパンクして、ピットイン。小さなデブリを轢いてしまったようで、タイヤ交換しても問題は解決されず、スピードは落ちるばかり、いつも先頭集団にいるチャンピオンが中団を満身創痍で走っているのを見たら、もう「諦めないでお願い」と祈るばかりでした。

 

最終の数ラップではハースのミック・シューマッハとの競り合いに。意地で7位を守りフィニッシュとなりました。6点でも貴重なポイント獲得です。リタイヤせず、完走してくれて、本当に嬉しかったです。

 

と、マックス中心のレビューになりましたが、レース自体は非常に面白く、最後まで手に汗握る展開でした。カルロスのキャリア初の優勝は感動的でした。今季は勝利に一歩届かずといった惜しい結果が続いていたので、まさに満を持しての1位です。早々にマシンにダメージを受けて、ピットストップを余儀なくされたペレスの驚異的な追い返しの末の2位、ハミルトンのファステストラップを刻みつつの3位という結果も感慨深いです。

 

表彰台を待つ間の控え室でカルロスとペレスが談笑している映像が映りましたが、スペイン人のカルロスとメキシコ人のペレスの会話ですから、もちろんスペイン語なので、内容は分からず。。でもこういう国際的なところもF1を好きなところの一つです。

 

マックスと競り合ったミック・シューマッハは自身初のポイント獲得で、本人の喜ぶ姿が周りをみんなハッピーにしていました。
いつか先頭集団で2人が競い合う日が来るのでしょう。

 

レースの後、ミックにサムズアップするマックス。

 

さて、今日の我が家のマックス、一緒にTVの前にいたのに、どういうことでしょう??

昨日外歩きをさせなかったことが原因なのか、それともこれからのレース展開をエキサイティングにさせるための伏線なのか、

今シーズンまだまだ目が離せないですね。

 

わたしもがんばろう。