二日目の夜中

 

テント泊の時は私は1時間おきぐらいに寝返りをうつために起きるのです

でっ、時間を確認してテントから空を一応眺める

ダメだ全然、星空がない

今回の山旅では満点の星はみれませんでした

 

 

午前4時。そろそろご来光をみる準備をしなければと思い起きてトイレにいく

おおっ~!小屋から正面に見えるではないですか。小屋の人が、この時期なら小屋のテラスから見えますよと教えてくれていました

ラッキーな時期にきました

 

 

やっぱり、山上でみる夜明け前の空は刹那ですね

一緒にみていた他の登山者と、山でしか見ることのできない景色話しで盛り上がる

 

 

 

午前4時半でました

 

 

 

小屋がモルゲンロートで染まる!人影も写ってなんか雰囲気が良い

この後、ご飯を食べてから撤収しました

他のテント泊者は、あっという間に撤収していなくなっていました

私はのんびり片付ける。でも6時には下山開始よ

 

 

小屋からは、一旦、甲武信山頂へ登る

さすが、今日は朝から眺め良し

 

 

来たぜぇ~!この景色!やっぱり山の景色はこれよ!

 

 

山頂に着くと、テント泊者が数名いて景色に感動していました。早く撤収したのは山頂で景色見ながら朝ご飯を食べるための人もいました

 

八ヶ岳全景

 

 

北アルプス

 

 

去年の秋に登った金峰山。五丈岩が見えていました

 

 

昨日、自撮りで撮ったのですが、映りがいまいちだったので、他の人に記念写真撮ってもらいました

 

山頂では4人で山談義です。この時間好きです。山での人の出会いっていいものです。お互い、ただ山が好きっていう共通点だけの関係性だからしがらみがないから。相手が大企業の社長だろうが政治家だろうがそんなものは一切わからないし知る由もないし

 

今回、面白かったのは、ソロ女性やソロ男性の話。

今回の山旅は前日まで凄い不安でお腹が痛くなるほど緊張していたらしいです

「なりません?」と、私は聞かれたが

「もう、慣れてしまって全然思いません。でも、私も最初はそうだったかも、テント泊装備を背負って登れるのだろうか?歩ききれるのだろうか?不安だったことありますね」

 

私は「あと、不安といえば山歩いているときに誰にも会わないときですよね」

他の人たちも「そうそう!誰にも会わないと怖いです。そんな時に人に会うと凄いほっとしますよね。かといって、沢山いてうるさい山登りも嫌ですよね。バランスが大事ですね」と、皆様と山での思いを共感できる話で盛り上がりました

 

20分ぐらいの山話を後、それぞれのペースで歩き始めます

 

 

帰りは十文字小屋コースです。シャクナゲを見に行くのです。ルンルン(^^♪

 

 

尻岩

ん~、まさにお尻ですね

この日記書いているときに思った

自撮りでカンチョウしているポーズで1枚撮ればよかっと、ただのバカ写真も好きです!(^^)!

 

 

稜線の山は岩山ばかりです

 

 

十文字着く前にシャクナゲが咲いている場所がありました

 

 

到着!休まずきたので結構早く着きました

因みに、小屋はまだ誰もいなくて開いていませんでした

 

 

小屋前にザックを置いて身軽で乙女の森を見にいきます

 

 

 

 

 

 

乙女の森とはシャクナゲからイメージしたのかな?

可愛い花だもんね

花言葉は荘厳や威厳

高山の奥地に咲いている様子に由来するんだって、高嶺の花とのこと

他にも警戒や危険もシャクナゲは花に毒性をもっているんだって

 

 

十文字に20分ぐらい滞在をしてラストの下山です

と、途中でなにやらゴソゴソと動く動物が斜面に

お尻からしてシカさんですね

 

 

驚かせて逃げないように、そろりそろり歩くけれど、全然関係なかった

私に興味津々のようで、目を合わせても逃げやしない。大体、走って逃げてしまうけれどね

このシカさんは人間を知らないのだろう

 

 

 

ん~、可愛い!(^^)!

シャクナゲの花を頭に添えるとなお良いかも(^^) 

 

 

この辺の登山道は土だらけで足に優しかったです

 

 

八丁坂で歩荷さんに出会う

十文字小屋の方でした

60歳ぐらいのおねー様でした

「こぶし泊りかい?」と話しかけられました

「重いな~」とも

そりゃそうだ。ていうか、私にあんな荷物をもって小屋まで歩ける自信はない

どれだけ凄いんだ。若い頃から相当鍛えたのでしょうね

 

 

新緑が綺麗な沢沿いを下りながら

いつもの気持ちになってきていました

「ああっ~山旅が終わってしまう。非日常の時間からでてしまう」

 

そして最後、千曲川を渡って毛木平へ

千曲川を見て、昨日はこの川の始まりにいったのか~、と

感慨深い気持ちで駐車場へと向かいました

 

でっ、最後にも旅の思い出があった

駐車場で、朝の山頂で話していた30歳ぐらいのソロ男性に出くわす

お互い目を合わせ?「あれっ?」という顔

聞いたら男性は梓山というのはバス停の名前なんだと、下山されるとき毛木平ですか?聞いたら。いえ梓山です。と、こたえていたので、会うことはないと思っていた

 

多分、私の帰り道にあるだろうとは思ったけれど、乗っていきますか?と、あえて声はかけなかった

この方は、ソロで国師から来ていたので、今回の山旅計画を一人ですべて完結することで充実した旅の思い出にするだろうから、もうヘトヘトで歩けないぐらいなら、人の優しさに触れるというのもあるだろうけれど、全然元気でしたので、最後まで自分の足で完結する決意みたいなものが滲みでていました

 

想い出の残照を持っている人は、時折、思い出すことで過去が現在や未来を照らすことができるのですよ

(注意・昔取った杵柄で誰かに昔話をするのではありませんよ。それは、過去の栄光にすがっていて現実を直視できない無知な人です)

 

帰り、やはり道路を歩いていたので、軽くクラクションを鳴らして会釈してきました

お互い、満面の笑みでの挨拶でした

 

自分の山旅もよかったけれど、他人の山旅が良き旅なのを感じるのも嬉しいものです

 

帰りはいつも通りに佐久のヘルシーテラスにより254で下仁田へ抜けてALL下道で帰宅

今回も佐久から5時間でした。いつぞやの軽井沢経由で4時間で帰ってきたのは何だったのだろう?奇跡か?

 

 

お土産。甲武信Tシャツ自分用。かっこいい!

 

道の駅にて購入した日本酒

家には19時には帰宅したので、さっそく飲みながら、この日記を少し作成していました

 

充実した山旅でした

 

おわり