オオバコ~クローバー微生物のサプリ百科クローバーより転載させていただきました~

●2002年国内売上高65位30億円 ●オオバコ科の多年草。別名:車前子(シャゼンシ)、車前草(シャゼンソウ)、シャゼンヨウ ●古くから民間薬として、乾燥させた株全体を煎じ、発熱や消化不良、咳の治療に使用 ●インド産オオバコ科ブロンドサイリウム(別名:プランタゴ・オバタ、学名:プランタゴ・サイリウムで地中海産のものはプランタゴ・インディカ及びブラックサイリウム)の種皮は「おなかの調子を整える」関与成分として「特定保健用食品」 ●種子・種皮に含まれる粘物質は、水を加えると吸収、膨張し容積比で約30倍のゼリー状塊となり、腸の蠕動運動を刺激、潤滑剤として腸内容物の移動をスムーズにし、消化管中の毒素も吸収し排泄 ●人工肛門手術後や痔疾患の排便の苦痛軽減に利用 ●食品添加物としてサイリウムシードガム(増粘多糖類)がある ●米国ハーブ製品協会はクラス2dで「8オンス(グラス1杯)以上の水または他の液体と一緒に摂取すること。十分な水分と一緒に摂取しないと窒息の原因になる場合がある」を表示。腸障害者には禁忌とし、ヨーロッパでは「型判別の難しい糖尿病には禁忌」「インスリン依存型糖尿病患者はインスリン服用量を減らすべき」との情報を流している ●1997年11月21日に特定保健用食品として認可以降、米国でサイリウムを含む下剤製造の従業員に、アナフィラキシーショックの症例報告があり、1998年1月28日に当時の厚生省は純度を98~99%に精製することと警告表示を通知。認可品の表示は「サイリウムの調合や製造に携わる人に、極稀に皮膚の痒み、発疹の過敏反応を起こすことがある」で、表示のないものもある ●循環器官用剤『ジゴキシン(各社)』との併用は、薬剤の消化管吸収が減少し、血中ジゴキシン濃度が低下して、強心作用の効果が減弱する ●抗てんかん用剤『カルバマゼピン(テグレトール/ノバルティス)』との併用は、薬剤の消化管吸収が減少し、血中カルバマゼピン濃度が低下し、抗痙攣作用の効果が減弱 ●精神神経用剤『炭酸リチウム(リーマス/大正製薬)』との併用は、薬剤の消化管吸収が減少し、効果が減弱 ●『鉄化合物製剤(各社)』との併用は、鉄-タンニン複合体の生成が起こり鉄剤の消化管吸収が減少し、効果が減弱 ●薬事法では「全草」について「医薬品的効能効果を標榜しない限り食品として認められる成分本質リスト」に収載