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たばこの害について

禁煙の勧め―たばこと病気 

新山手病院循環器禁煙外来(東京都東村山市)沖本孝雄 



人間にとって健康ほど大切なものはありません。それはすべての活動の基本です。ただそれは水や空気と同じで、損なわれないと有難さが分からない面があります。

喫煙は、デリケートな肺へのダメージだけでなく、煙が肺から血液中に取り込まれて全身の細胞に達することによって長年にわたってこれらを傷つけ続ける結果、中年以後になって慢性閉塞性肺疾患(COPD)、諸臓器の癌、脳、心筋梗塞、腹部大動脈瘤などの重大な病気が現れる危険性が、非喫煙者よりも高まります。こうした長年にわたって水面下でじわじわと身体を侵して行くたばこが、嗜好品として当たり前のように市販されているのは何とも不思議ですが、それは税収(国家歳入の3%)のためにその販売を認可している政府と、それを買う消費者がいるからです。ここには、国民の健康をあえて「個人の問題」とし、健康より税収を優先させている国の意図が見えます。厚労省のように、立場上禁煙の旗を振らざるを得ない省庁もありますが、国の財布を握る財務省には頭が上がらないのです。

人はなぜこのような、自分を不幸にする危険性のある喫煙を続けるのでしょうか?病気が怖くない人なんていない筈なのに・・。それには、たばこの習慣性(麻薬に似た性質)が大いに与っています。医療関係者は今喫煙者に「ニコチン依存症」という病名を付けて喫煙習慣を「治療を要する病気」と捉えています。

この重大な「病気」を、国民への影響の大きいテレビ、新聞などがあまり取り上げたがらないのは、国によるたばこ販売認可という現実と、視聴率や発行部数を伸ばすために、成人男性の2,3割以上を占める喫煙人口(顧客)の顔色も窺わねばならないマスコミの体質によるものと思われます(編集責任者が愛煙家だとテーマ自体が取り上げられない)。

喫煙は、本人の病気への無自覚、無関心(今はこんなに健康だよ!?)を背景に、国のたばこ税依存症と、消費者のたばこ依存症がドッキングした結果です。喫煙の有害性検証の歴史はすでに60年以上にもなります。「禁煙外来」は、今現在も日本人、とくに青少年、中、熟年層の身体を静かにむしばみ続けるこの摩訶不思議な習慣に、少しでも歯止めをかけるべく小さな貢献をしています。



新山手病院循環器禁煙外来:治療は原則として健康保険が使えます。診療時間は木曜PM13です。相談だけという方も歓迎です。予約制(042-391-1466