「武田鉄矢の昭和は輝いていた」

新たに西城秀樹を取り上げて
中々の番組を作って下さった
司会の武田鉄矢さん
ゲストの錦野 旦さん
伊藤咲子さん、一の宮はじめさん
古くからヒデキを知る方達が
当時を振り返って
それぞれにヒデキを語って下さった

デビュー曲「恋する季節」の
プロモーションビデオから始まり
流れゆく映像の中のヒデキは
年を追う毎に強く逞しく
スターのオーラを纏っていく
まさに「若き獅子」のようだった

この番組で武田さんの言われた
「西城秀樹はファンタジー」という言葉に
私はとてつもなく感銘を受けた
阿久さん初め作家の詞の世界を体現する時
確かに西城秀樹は別次元に生きていたと
とても府に落ちる言葉だった

何かでヒデキが「若き獅子たち」の歌詞を
この詞のように生きて行きたい
そうできたらカッコいいな
と話していた事を思い出した

晩年いろんな方の著者を読み漁っていたヒデキ
良いものを自分の人生に取り込む姿勢は
若い頃からずっと変わらなかったね

毎回この類いの番組では資料など若干の
確認不足もあり、旧知のファンの方からの
ため息が聞こえてくる事がある。

ナレーションの方に罪はないのは承知で
小さな訂正(  -_・)?
デビュー曲が奮わず二曲目で
作詞家作曲家を一新とあったが
私の記憶では作詞は5曲目の
「情熱の嵐」まで変わってはいない
一作目に麻生たかしとあるけれど
これはたかたかし先生のペンネーム
その後も名曲を数多く手掛けられている
人気作詞家なので誤解の無いように

私の残りの人生にもまだ夢人「西城秀樹」は
必要なようだ。
子供の頃に読んだ少女マンガのセリフに
こういうのがあった

夢を見て、夢に生き、
夢に傷つき、夢に泣く
そんな事の繰り返し
それでも私は追いかける
明日の夢を

スターを夢見る少女の物語だった

私の中の西城秀樹は「夢」そのもの
そして今生きているこの世界
それもまた「夢」なのかも知れないと
思う時がある
すべて生まれて去って行くまでの
泡沫の夢のひとこまと▪▪▪
そんな気がしないでもない水無月の頃