とにかく作り話じゃないのでそこは信用できるという方だけ読んでって。

さっき私は、外に出た途端うひゃーと声が出るほどの寒風吹きまくる中、最寄りのコンビニまでちょっとした買い物をしに出掛けました。家から歩いておよそ5分。
そしてその手前には、いわゆる不登校児たちを集めてお勉強や社会について学ぶための学習センターがあり、(狭いビルの二階)時々そこでバザーなんかもするのです。
バザーの売り子や、ビルに出入りする子を見ていると、大体中学生ぐらいの子が中心みたい。

で、そのビルの前を通ったら、ちょっとした駐車場エリアに男の子たちが集まってました。年齢はだいたい、7~10歳ぐらい?
そして全員が、なんか冬とは思えない軽装で10人ぐらい集まっていて、傍に大人の女性が2人ほどいたかな。
そこには机が3個ほど並んでいて、椅子もあって、机の上にはオレンジ色のかごがのっていて、なんか小さな紙(はがきより小さいサイズだったと思う)が入ってるのが見えました。
子どもたちは私を見ると声をあわせて、「チラシ配ってまーす!」「チラシ持ってってくださーい!」と叫ぶんです。
が、そもそも何のチラシかわからない。見たところ、真っ白な紙でしかないし。傍に立て看板があって説明書きがあるとか、大人が何のチラシか説明するとかは何もなく女性二人は無言で、何のための活動で何のためのチラシなのか全然わからず、気になりながらも私は通り過ぎたのです。
でも、こんな寒い中あんな軽装で頑張ってるんだから帰りに「何のチラシ?」ぐらいは聞いてあげようと、さっさと買い物を済ませてそこに向かったのです。その間多分5分ぐらい。コンビニの隣の隣ぐらいの位置なので。

すると、あら?
そこにはだれもいませんでした。
子どもの姿も大人の姿もなし。並んでいた机も椅子もない。もちろんオレンジのかごも白い紙もない。ただのがらんとしたガレージスペースに枯葉が舞っていて、ビルもシャッターが下りていて、人気がない。
あれからいきなり撤収したとしても、時間が短すぎる。運ぶものだって多いだろうし、最初見たときは小さな子どもたちがわちゃわちゃしてたし、要領よくスパッとお片付けして一人もいなくなる、には早すぎる。

私は、むしろコンビニに向かう時見た、謎の白い紙を「チラシもらってくださーい」と叫んでいた、季節外れの服を着た子どもたちの風景そのものが、実は幻みたいなものだったんじゃないかと今では感じてるんですが……

あれはいったい、なんだったんでしょうか。
チラシもらったら、異世界にでも連れて行ってもらえたのかな。

なんてぼんやり考えておるのです。