変なタイトルですけど、まずは玉木くん関係から行きましょう。
これからの予定。
大東建託のCM、木村文乃さんと兄妹関係で新CMシリーズ。
4月からのTBSドラマで、中谷美紀さん、木村多江さんとの共演「あなたには帰る家がある」
共演者、いいバランスじゃないですか。この年代の愛憎に必ずや清涼感を添える玉木君の使われかた。(勝手に決めてる。どう見ても不倫ラインなのに)期待してます!
映画ではラブ×ドッグもありますね。
さまざまな分野で活躍の場を広げつつ、でもまた、「地獄に落ちた男の目」を見せていただきたいと密かに願う私もいます。
映画館も映画そのものもドラマも玉木宏にも興味ない息子が唯一、「MWでの玉木宏は、あれは良かった」と呟くのを聞くにつけ、こいつわかってる!と抱きすくめたくなるのを我慢している母でございます。
さて、娘は昨年暮れ、娘婿がイギリスの会社に転職したのに従ってイギリスに移住しました。
そして、送ってくる写真の中で抜群に多いのが「キュー・ガーデン」
わかっていたよ。彼女が温室・熱帯植物マニアだったことは。
わたしもひそかな熱帯植物マニアだもん。巨大シダマルハチとかヤシ類と科タコノキとかバニヤンツリーとか、多肉植物にコケにシダ。昆虫になってここに住みたいと思うぐらい、好き。
しかも、今は亡き井の頭自然文化園の熱帯鳥蝶温室の影響で、錆び果てて廃屋みたいになった温室がたまらないの。これはもうわたしのDNAに刻印されてる。
で、本日は夢の島熱帯植物園にお邪魔しました。
元々はゴミ埋め用地だった場所の、焼却炉の熱を利用して建てられた温室なのですね。
ここで一番背がでっかく見えたのが、竹。ってのが意外でした。熱帯植物 かね、竹って。
まあそれはいいとして。
ここのカフェからの景色はまさに眼福です。これで一応、ガラス越し。
これといって珍しい植物でなくても、アレカヤシの葉の重なりのその曲線の美しさなどには、美の神の筆力を感じすにはいられません。
アレカヤシはよく小型のがカフェの隅なんかにおいてあります。マンガ家のアシスタント時代、よくこれを適当に描かされました。
でも難しいんだ、これが。頭のなかと指先で適当に描くと、「それらしいなにかの植物」にはなるけど、何も宿らない。
で、悔しいけど本物の写真の枝ぶりをなぞると、そこには、その重なりの曲線には確実に「神の筆」がのっているんです!
おもえば、幼いころの夏休みの宿題「写生」は、その神の筆をただなぞってこい、そしてそこに宿るリズムと神秘を発見し学ぶ、貴重な機会じゃなかったのかなあ。
で。
この夢の島温室を出てずっと先、夢の島マリーナのきわに、それはひっそりと展示されていました。
「第五福龍丸」
報道では一般に”竜”の字があてられているようですが。
以下、WIKIより抜粋。
総トン数140トン 長さ約30メートル |
|
第五福竜丸(第五福龍丸、だいごふくりゅうまる)は、1954年3月1日に、ビキニ環礁で米軍の水爆実験によって発生した多量の放射性降下物(いわゆる死の灰)を浴びた、遠洋マグロ漁船である。無線長だった久保山愛吉く(ぼやま あいきち、1911年6月21日生まれ)がこの半年後の9月23日に死亡した。
実験当時、第五福竜丸は米国が設定した危険水域の外で操業していた。危険を察知して海域からの脱出を図ったが、延縄の収容に時間がかかり、数時間に渡って放射性降下物の降灰を受け続けることとなり、第五福竜丸の船員23名は全員被爆した。後にアメリカは危険水域を拡大、第五福竜丸以外にも危険区域内で多くの漁船が操業していたことが明らかとなった。この水爆実験で放射性降下物を浴びた漁船は数百隻に上るとみられ、被爆者は2万人を越えるとみられている。 予想以上に深刻な被害が発生した原因は、当初アメリカ軍がこの爆弾の威力を4 - 8メガトンと見積もり、危険区域を狭く設定したことにある。爆弾の実際の威力はその予想を遥かに超える15Mtであったため、安全区域にいたはずの多くの人々が被爆することとなった。
1967年に老朽化により廃船となり、使用可能な部品が抜き取られた後に東京都江東区の夢の島の隣の第十五号埋立地に打ち捨てられるが、同年、東京都職員らによって再発見されると保存運動が起こり、現在は夢の島公園に永久展示されている。 心臓部であるエンジン部分は廃船時に船体から切り離されて貨物船「第三千代川丸」に搭載されていたが、この貨物船は1968年に航海途上の三重県熊野灘沖で座礁、沈没した。その28年後の1996年12月、民間有志(「第五福竜丸エンジンを東京・夢の島へ」和歌山県民・東京都民運動)によって海底から引き揚げられ、第五福竜丸展示館の脇に展示された。 WIKI引用ここまで。
核実験場となったビキニ環礁、マーシャル環礁の島民たちも多数被爆し、ついには島を捨てて移住を余儀なくされました。 そして、今も世界中で行われている核実験の数は。 実権回数2057回、実験による被爆者(死者含む)は数百万ともいわれています。 砂漠で西部劇を撮っていたジョン・ウェインはじめ多くの役者もこの放射能のせいで被爆死したと言われています。 さらに中国の核の実験はタクラマカン砂漠のロプノールで多く行われましたが、まぼろしの都楼蘭を旅するツアーの参加者やテレビ取材クルー、ウイグル人が10万人以上犠牲になったという説もあります。全ては極秘に行われたことで、作家の椎名誠氏も楼蘭ツアーで散々遠回りを指示されたのち知った、と著書にありました。
私は小さい頃、戦争は悪いことをした国をよい国がやっつける正義の戦いだと思ってました。 ウルトラマン系の番組の影響もあるかもしれません。 死んでゆく人々は、悪い国の統領の言いなりで仲間だからある程度死んでも仕方ないのじゃないかと。 そして日本は? 長崎と広島の原爆以外にも、空襲で非戦闘員が多く犠牲になって、ついに「負けました」と頭を下げた。 じゃあ、悪かったのは日本で、勝った国には反省の理由がないことになる。 しかも、決定打となった核爆弾は、それで実際に死んだ人よりも多くの、多くの人々の命と国と人生を実験で、秘密裏に犠牲にしている。 そして「わるものをやっつけるために」どんどん性能と数を増やしている。 支配者もイデオロギーも価値観も変わってゆく中、敵と味方、自国にとっての「ワルモノ」が消える世界なんて来るわけはないから、最大最凶の兵器を持つもののみが勝者となる。この法則は文明の発達いかんにかかわらず人類史上変わっていません。 いずれ、「俺を攻撃すれば地球も道連れだ」という、たとえていえばイエローストーン国立公園激おこ状態、みたいな最終兵器が登場する日が来るかもしれない。 (イエローストーンがが本気の噴火を起こすと、アメリカのほとんどが火山の噴出物で覆われて人が住める環境ではなくなり、地球を覆いつくす火山灰によって、地球の年平均気温は10度も下がるといわれ、人類は滅亡の危機に瀕する。と、いわれてます) 神は? もしいるとするのなら、この世に正と悪があるのなら、あのヒカゲヘゴやアレカヤシの美しい曲線や自然文化園で放し飼いになっていた美しい孔雀の羽をデザインした神様はどこにいて、何を人にのぞんでいるのだろう。 いずれ「お前らなど国ごと死ねばいい」と、新たな武器で殺し合いを始めた国々ごと、天変地異でのみ込んで、新しい世界でも作って遊ぶ気かしらと、 まるで小学生のような、はるかでむなしい気分にさせられた一日でした。
それでも。 鉄策で囲まれた人口の自然でも、花も植物も美しく胸を張っていた。
見とれるだけの時間と余裕がある現在を、幸せだと、そうおもわなければならないのかもしれない。
|
|