さーて。
「あさが来た」、二話目まで来ました。
正直わたし、多少神経質になってまして、
(自分の出身校がモデルということもありますが)
冒頭の波瑠ちゃんの、朝の大学での演説シーン、ああまだちょっとこなれてないな、表情がしゃべりが多少不自然……
などといらんダメ出ししてたんです。

でも、お元気あさちゃん(鈴木梨央ちゃん、うまい!)が蛇振り回して登場したあたりで、ぐいっともっていかれましたね。
正直テレビドラマほとんど見てないのでこの子のことはあまり知らなかったんだけど、すごいパワーと存在感、生命力と明るさ!に圧倒されました。
完全に役を自分のものにしてます。まさに、あさちゃんがここにいるよ。すごいな、この子。
で、われらが玉木くんですよ。
いやすごいね、ツイッタでも言われてたけど、もう若旦那やらせたら日本一の若旦那俳優と言い切りたい。
いいとこのぼんぼんで遊び人で鷹揚でかりかりしてなくて女好き、でも生活能力さっぱりなさげ。
というところまでもう全部におわせてるじゃありませんか。
で、わたしが結構感激したのは、この「結婚は親が決めるモノ」の時代に、あまりにおさないあさときちんと対峙し、
とくに二話目で「親そっちのけであさだけをじっと見て」「手を握り」「微笑みかけて挨拶した」ことなんですね。
なにかの道具じゃない。
あるいは、おれの嫁になるなら隣の上品なほうにしてくれよ、じゃない。
きっちりあさの目を見て、自分の花嫁として「尊重」している。個人として人としてきちんと見てる。
私にはそう見ました。なんだよロリコンて?親が周囲が決めた結婚を受け入れて相手をやさしい目で迎え入れてるだけじゃないか。もうちょっとあいそなく冷酷な目で見てればよかったとでも?プンプン。
幼い将来の嫁のおいどを心配し、きちんといつでも目を見て話しかけ、捨て猫にご飯をやり、周囲と比べて値踏みをしない。遊び人かもしれないけど大切なことをきちんと見抜ける男性だと思いましたね。
そして、近藤正臣演じるなんか生臭さ(色男風味)が抜けてない父親との親子テイスト、抜群です!
子役にやらせろ?て、22歳の子役?この小粋な風情がほかの誰に出せるってのよ。

でも「年齢差いくつ??」という驚きはあっても、玉木くん演じる若旦那の印象は世間的にもいいようで、ひと安心してます。
最初に軽やかにターボがかかってくれたので、あのピストル美青年ともうまく絡みながら楽しくお話が進みそう!
これからに、期待大です!

ところで、ひさかたぶりに「小説家になろう」に、短編アップしました。
何か月も何も書けなくなっちゃって、これはもう小説という趣味も終焉を迎えたかな、と思いつつ、
でもそれはあまりに寂しいと、賭けのつもりでJimbeam一本抱えてホテル泊まりしてみました。
故中島らもさんが、スランプでどうしようもなくなった時、アルコールの力で無理やり橋を渡って一本書いた、という逸話を思い出して。これで何もかけなきゃもうあきらめて他の趣味さがそうと。
きっちり一本どかっとあけたら、わーっとわけがわからなくなって、次に糞眠くなって、これでは何も書けないからと外に散歩に出たら、深夜のこととてどうもよくわからない方向に行ってしまい、実際に全く人けのない真夜中の「橋」を渡って迷子になりかける、という落ちまでついて。
後で調べたら、「大井北埠頭橋」でした。すごく高いところにあって高速道路が交差しているのと、大井ふ頭のガントリークレーンが見えたことを覚えてます。
そしてとにかくより目になりそうな酔い心地の中で書き、朝になったらなんかできてました。
スレから数日かかけて、ラストの部分だけああでもないこうでもないと書き替えましたが、ほぼそのときかいたままの短編です。
なんかいつもの自分と違うノリで、これも面白いかもと思える、詩のような小説になってました。
お暇つぶしに、よかったら読んでみてくださいませ。

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ではでは。