毎度の趣味の小旅行「地元にとまろう」をやってきました。
地元と言っても吉祥寺じゃなく、お台場あたり。
それでも、一泊すると旅行者気分でいろいろなものが眺められるんですね。

都会の海を眺めながらお散歩がしたかったので、今回泊まったのは有明。
最寄駅は、国際展示場正門。というと?
そうドキドキ初めてのエキストラで、6時間ほど玉木くんの目の前で立ちっぱなしをさせられた場所です。



「ラブシャッフル」最終回、うさタンの選挙演説に拍手を送り、ジャぱんだー!を連呼したやじ馬の一人になったのだ。
DAIGO、香里奈さん、貫地谷さん、みんな魅力的でした。もちろん玉木君が一番ですが!
「OH、リアル紳士服売り場のイケメンマネキンみたい」と失礼なことを思ったのは内緒であります。
このドラマ、数字はアレだったけど好きだったなあ。いろいろと細かい文句はあっても、登場人物一人一人が愛しくて好きだった。エレベーター前の宴会にあこがれました。

宿泊したのは、サンルート有明。なかなかいいホテルでした。
で、ここから見える巨大な建物がとにかく目立ちます。



周囲のどの建物よりも豪勢でスタイリッシュなこの建造物は、グーグルマップで拡大しても名前が出てきません。足元にあるビジネスホテルの名前が出てくるだけ。
これは、日本一高級な会員制ホテル、東京ベイコート倶楽部というものなのです。
ホテル検索してもひっかからないのは一般客を受け入れていないから。
2500万ほど払って会員にならないと泊まれません。しかも宿泊料金は別途必要。
小説に使ったことがあります。まさに別世界ですね。

さて、夕景と夜景の好きなわたくしなので、陽が傾いてから有明客船ターミナルのほうにお散歩に出ました。



相変わらず目立ちまくる巨大なコートクラブ様。

客船ターミナルのある西埠頭公園は人けもなく、野良にゃんこが何匹かいました。



人家もないし、誰かに餌でも貰っているのかな?
と思ったら……



右読んで、左読んで、左に頷く。
平和に生きられますように。

暮れなずむ埠頭公園をお散歩しました。
どんどん日は暮れてゆきます。



ん?空に何か光るものがある。それもいやに明るい。というかだんだん明るくなる?
なにこれ。
左下にも子分みたいのがあって一緒に光ってるんです。
15分ぐらいの間、その場所にとどまったまま輝いてましたが
カメラ覗いてる間にいきなり消えました。
拡大。



結局、なんだかわからずじまい。謎の発行物体でした。



埠頭には釣り人もいます。
遠景から見る人が醸し出す風情は、なぜかいとおしいのです。

さてその日の夜、とても悔しいニュースを聞いた!
あのクイーンエリザベス号が横浜港に初入港したんじゃないか!
午後11時30分、干潮で最も海面が下がる時間を見計らってすれすれでベイブリッジをくぐったと。
(初代クィーンエリザベス号の高さに合わせてブリッジを作ったものの
そのあと新たにつくられた船は煙突がさらに高くなってしまっていたそうです)

これは見たかった!いやいや。
明日の夜でいいじゃないか!
でも出航は11時……
上等だ。出航まで粘って時間つぶそう。

というわけで翌日、ホテルチェックアウトしてから、地元をひたすらお散歩して横浜に移動。
大桟橋にとまっている女王に謁見!





船というより巨大建造物でした。全体を映すのは無理。
これは地上からじゃなくて高さ15メートルの大さん橋の上から写してるんです。それでもこの威圧感!
大桟橋は見物人でごった返してます。

窓の中まで丸見え。おお、レストランでは食事の最中だ!

「いやーんなんか食べてるー」
「おいしそー」
「何食べてるんだろー」
さもしい野次馬の声があちこちから(笑)



桟橋から離れて全体を撮ってみる。
夜景はなかなかうまくうつりません…… 輝く巨大シャンデリアのようでした。

ほんとは横浜ベイブリッジの下を通るところがぜひ撮りたかったんだけど、撮影スポットが分からん!
山下公園からだと、山下ふ頭が邪魔になって橋が見えないんです。
公園を出て埠頭に向かっても、この時間埠頭内は立ち入り禁止。
港の見える丘公園に行ってる時間はない……
そうこうするうちに11時に。
かけもどって、山下公園の柵に陣取ります。

ボオオオオオオオッ、と出航を知らせる汽笛が三回。
桟橋のほうから歓声と口笛と、なにかの掛け声が響いてきます。
船と桟橋と両方から呼応するように輝くフラッシュの光。シャンデリヤがますますシャンデリヤに!
そしてきらきらきらめきながら、ゆっくりゆっくりと横浜港を航行していきました。



            次の寄港地は神戸。
            皆々様、良い旅を!