
学生時代ははるか遠くなったけど、それでも誕生日にはプレゼントを送りあってる友人が三人います。
カフェであって近況報告、そして貰った赤い薔薇。
さて、なかなか健康長持ちが難しいバラの花、どこまで頑張ってくれるかな。
ところで、某創作物(はい、小説ですよ)に使うため、バラの花ことばを調べていたのでした。
もちろん色によっていろいろ。それは知ってます。
でもね。「結婚しない]にも出てきた花言葉。
これがなかなかに適当で、同じバラの同じ色でも、ほんとに薔薇薔薇なんですよ。ええ、バラバラ。
たとえば、別れをあらわすと言われる黄色い薔薇も、嫉妬、可憐、美、とさまざま。
青薔薇の花言葉なんてサントリーの勝利宣言みたいだし。
贈った側がバラに託した花ことばも、受け取る側の知識によっては全然違う方向に受け取られることもありそうですね。
ところで先日、井の頭公園駅までお散歩に行ったとき、
古いアパートの一階の一室が、ちょっと気になる風情のカフェになっているのに気付きました。
その名も「トムネコゴ」
2008年鎌倉にオープンしたカフェが、今年ここに移ってきたそうです。
わたしの携帯、暗さに弱くてろくな写真とれてないんですが、
とにかく「普通のアパートの一室」を改造したのがよくわかる、普通のおうち風情が素敵でした。
部屋の中央にはアラジンストーブ、その上にヤカン。
ジャズのドーナツ盤レコードがずらりと並び、針を落とすタイプのいまどき貴重なプレーヤーから柔らかな音が室内に。
本棚にはアラーキーの写真集とか(持ってる☆)
つげ義春の必殺するめ固めとか(持ってる)
ホワッツマイケルとか(持ってる)
ジャズの本に村上春樹の小説にわんにゃんの写真集。

ぎしぎしいう木の床がまた素敵。

自分ちのテーブルみたい。
静かなジャズを聴きながら、美味しい濃いコーヒーを飲みながら、いつまでも長居したくなる空間でした。
そしてこのアパート。
実は、玉木くんと蒼井優ちゃんの映画「変身」に出てきた、二人が暮らしたアパートなんです。
まえにもブログで書いたけど、ここで変身の撮影してるの、目の前の児童公園からときどき私見てたんですよね。でもそのときはまだファンじゃなくて、ああ映画撮ってる、ぐらいにしか思ってなかった。なんてこった。
そしてここには旧ママ友も住んでいるのだった。
世間は狭い。
ええと、ここのろくなお写真はですね、
「トムネコゴ」「緑化フェア」で検索して出て来るあたりにとてもいいのがあると思います。ので、どうぞ。(おいっ、ひとの褌で)
最近つくづく思うのだけど、役者としては
数字には恵まれなくてもファンが満足、視聴者も満足という手ごたえのある作品と
手ごたえはなくとも数字はとれる作品と、
どちらが「やったね」感が上なんだろう?
もちろん、両方揃った作品で万歳気分が一番なのでしょうけれど。ついつい考えてしまう。世の中上手くいきませんや。
さてまだ年賀状が完成してもいない呑気なわが家ですが、お絵かき好きな家族その2に毎年「なんか書いて」とイラストをお願いしてるわけです。
わたしはテーマのある絵とか軽快なイラストとかかけないし。
でも描き散らして没になった絵のほうにいつも「勿体ねーなー」と思うものが多数含まれてる。
本人の前では言えないが、ミスユニバースより準ミスのほうがいつもかわいいというあの法則……
で、モッタイナイお化けとしては拾ってこずにはいられない。


んー、もったいな。
小説88話、更新しました。最終回まであと三話ぐらい?
月明りの下で