さてまずドラマの話題。
結婚しない2話では正直、あまりいいことは書かなかった私ですが、3話は自分の中でいろいろ好感触でした。
まず、これはかきとめておかねば、な名言の多い回じゃないですか。これだけで印象アップ。
優しい言葉も痛い言葉も、あっわかる、あっ痛い、とけっこう届くものが多かった。
それでも、花と花と美男と美女と、クリムトもどきの絵と(恋愛小説思いだしたわ)綺麗な服と部屋の色彩にふんわり包まれて、あまりズキズキせず受け取ることができる。このドラマの強みでしょうね。
では書き出し。
気を付けなよ、さみしさは連鎖するから。片方がいやしてくれるなら半分になるけど、寂
しい人間が二人集まったら倍になるだけだから。(春子が千春に)
寂しさとうまくつきあえるようになれば誰かを傷つけることもなくなるのかなあ。(千春が春子に)
……つっこみいれさせてもらうと、千春はひたすら傷つけられてる方だと思うの。
これに対する春子の答えも好きです。わたしも同じだよ、でもただコーヒー飲んでやり過ごしてるだけ。
うん、コーヒーは大事です。コーヒーはみんなに優しい。人類の句読点ですね。
大丈夫ですよ、わかってますから。自分の実力も身の程も。それに、必要とされないやつは多分どこまでも必要とされないってことも。 (純平が千春に)
……これはいたかった。純平のプライドについた傷が丸見えです。後輩に仕事の世話までされちゃって。先へ進めたものと進めなかったものの落差がどすーんと。
でも私だって別に必要とされなくてもやりたいことはやると決めたんだ。そう括ればそれなりに人生は楽しいぞ!
も一つ身内ネタ。うちの家族その2はどう見ても私よりずっと絵も文章もうまい。でも、好きなことは仕事にせずに大切にすると宣言してる。その方がギスギスせずに自由でいられるからと。よーくわかるわ、それ。必要って、必要って何なのよさ!
ありがとう。花束を受け取ってくださる方に出逢えて、ほんとによかった。
こちらこそ、ありがとうございます、大切にします。 (春子とばあちゃん)
これ、花束を、わたしのこころ、におきかえるとよくわかりますね。そう考えるとお花屋さんって素敵。みんなが、自分の愛とか思いとか感謝とかを伝えたくて、花を買いに来るんだもん。
なんて美しい場所だろう。いいオーラしかありません。
毎回花言葉が出て来るのも、嬉しいです。
……花束をもらったら、誰かにあげたくなったんだって。(春子がばあちゃんのことを純平に)
誰かのことを大切にしたいと思っている人は、きっと誰かの大切なひとなんだと思います。(純平から春子に)
これに対する春子のストレートな返しがまたいいですね。ほんとにそうだねえ、ありがとう。気持ちいいぐらい、素直でまっすぐなひとなんですね。
このドラマでは、なんとなく中核をなしている気がする天海さんの演技が、ふわふわファンタジックなこの話にオトナのリアリズムを与えてくれてる気がします。
不安定で甘えっこ体質の千春のなだめ役いなし役で、部下である純平とさわやかな距離感を保ちつつ決してエラそうではなく、左遷状態なのにいじけず明るく振舞って男前。
天海さんはときに強面ねーさんかキャラが先に出て(そういう役ばかり来るし)印象が一本調子になりがちで損をしているところがあったと思うんだけど、このドラマでのポジションは実にいいですね。わたしも、春子役でこの人のファンになりそうです。
春子とばーちゃんのシーンはいつもいいですよね
今回、橋のシーンで、千春に妙な慰められ方して(たしかに絵も見てないのにファン第一号になるってないわ。でもその言葉は愛がなくちゃ出て来ないわよねー)黙って首を横に振り続ける純平の表情、よかった。
あそこでぺらぺら傷ついた自分を説明しない、言葉少ななところが。ぽつりと自嘲めいたことを言ってましたが、総じて彼は、まわりを気遣い励ます言葉のほうが多いんですよね。というか、そればっかり。
お花屋さん、向いてるよ。コーヒーが人類の句読点であるように、お花も綺麗な心を伝えるのに大事な存在じゃないですか。そこに、転んだ人を癒し、花言葉を添えて花を手渡してくれる彼のような美しい人は、都会のオアシス、ごみための中の花ですよ。彼自身が綺麗なお花なんですよ。ぱちぱち。
にしてもだ。
中村俊介(本名か!)君とホテル入った時の、千春のシャワールームでのおろおろが
腹だの下着だの。リアルっていうか、あそこまであからさまにどうしよどうしよしなくても。
のだめの「のだめきょう上下ばらばらデスよ」
「いいんじゃない、どうでも」
「うほほ~♪」を思い出したわ。まあ、のだめは超肉食獣だったからなあ。
そのあげくに彼女と元さやで千春は置いてけぼり。
いつまでババ掴んでるんだ千春よ!
さっさと純平とホテルに(ry)
さてさて、アイアンシェフ。
何とも本当に最初と最後しか出て来ないんですね、主宰。
さすがあのコスチュームが日本人とは思えないほどお似合いでした!
スッキリ若々しい伯爵のようだとついったで書かれてましたが、先代の主宰のぐへっとなるような外連味と押しの強さ、怪しさに慣れてる人々の舌には、あっさり風味に思えたかな?
思えば、マツダデミオできざなキャラをやらなきゃいけなくなったとき、自分の演技をモニターで見て、「誰だよこれ」と呟いてた玉木くん。
キザと大げさを堂々とやれ!というのは、実は相当ハードルが高いのかも。
モックンが一度きりの主宰をやった時、ロングモヒカンでデカダンルイ王朝風の衣装で、異様に怪しくてわけのわからんキャラになってましたね。サド侯爵みたいな?
衣装から役にはいる玉木くんのことだから、ルイ王朝鬘被せてど派手メイクしたら……
ストーリーがあるでなし、何のキャラかわからなくなって本人混乱するかも
でもあのコスチュームを毎週纏っていただけるなんておいしい仕事ですわ。
でもさあ、中華だったら中華でいいんじゃないの。穆順連れてきちゃえよ。三つ編みあたりでどうですか?
さてさて、最後に例のあれですよ、あれ。
まあね、あちこちでいってきたけど、どう転ぶんであれ、わたしは玉木くんというお花屋さんからたくさんたくさんの花束もらってきましたから。人生の花束をね。
辛い時も鬱な時も、それをあちこちに飾って、乗り越えることができたもん。
いずれ彼に至福のときが来たら、そのときはもちろん、大きな花束にしてお返しするわ。
あなたの幸せはわたしの幸せ
そんな花言葉の花とかないのかなー。
小説「酔 迷 宮」更新しました。
74話 わかる、わからない
結婚しない2話では正直、あまりいいことは書かなかった私ですが、3話は自分の中でいろいろ好感触でした。
まず、これはかきとめておかねば、な名言の多い回じゃないですか。これだけで印象アップ。
優しい言葉も痛い言葉も、あっわかる、あっ痛い、とけっこう届くものが多かった。
それでも、花と花と美男と美女と、クリムトもどきの絵と(恋愛小説思いだしたわ)綺麗な服と部屋の色彩にふんわり包まれて、あまりズキズキせず受け取ることができる。このドラマの強みでしょうね。
では書き出し。

しい人間が二人集まったら倍になるだけだから。(春子が千春に)

……つっこみいれさせてもらうと、千春はひたすら傷つけられてる方だと思うの。
これに対する春子の答えも好きです。わたしも同じだよ、でもただコーヒー飲んでやり過ごしてるだけ。
うん、コーヒーは大事です。コーヒーはみんなに優しい。人類の句読点ですね。

……これはいたかった。純平のプライドについた傷が丸見えです。後輩に仕事の世話までされちゃって。先へ進めたものと進めなかったものの落差がどすーんと。
でも私だって別に必要とされなくてもやりたいことはやると決めたんだ。そう括ればそれなりに人生は楽しいぞ!
も一つ身内ネタ。うちの家族その2はどう見ても私よりずっと絵も文章もうまい。でも、好きなことは仕事にせずに大切にすると宣言してる。その方がギスギスせずに自由でいられるからと。よーくわかるわ、それ。必要って、必要って何なのよさ!

こちらこそ、ありがとうございます、大切にします。 (春子とばあちゃん)
これ、花束を、わたしのこころ、におきかえるとよくわかりますね。そう考えるとお花屋さんって素敵。みんなが、自分の愛とか思いとか感謝とかを伝えたくて、花を買いに来るんだもん。
なんて美しい場所だろう。いいオーラしかありません。
毎回花言葉が出て来るのも、嬉しいです。


これに対する春子のストレートな返しがまたいいですね。ほんとにそうだねえ、ありがとう。気持ちいいぐらい、素直でまっすぐなひとなんですね。
このドラマでは、なんとなく中核をなしている気がする天海さんの演技が、ふわふわファンタジックなこの話にオトナのリアリズムを与えてくれてる気がします。
不安定で甘えっこ体質の千春のなだめ役いなし役で、部下である純平とさわやかな距離感を保ちつつ決してエラそうではなく、左遷状態なのにいじけず明るく振舞って男前。
天海さんはときに強面ねーさんかキャラが先に出て(そういう役ばかり来るし)印象が一本調子になりがちで損をしているところがあったと思うんだけど、このドラマでのポジションは実にいいですね。わたしも、春子役でこの人のファンになりそうです。
春子とばーちゃんのシーンはいつもいいですよね

今回、橋のシーンで、千春に妙な慰められ方して(たしかに絵も見てないのにファン第一号になるってないわ。でもその言葉は愛がなくちゃ出て来ないわよねー)黙って首を横に振り続ける純平の表情、よかった。
あそこでぺらぺら傷ついた自分を説明しない、言葉少ななところが。ぽつりと自嘲めいたことを言ってましたが、総じて彼は、まわりを気遣い励ます言葉のほうが多いんですよね。というか、そればっかり。
お花屋さん、向いてるよ。コーヒーが人類の句読点であるように、お花も綺麗な心を伝えるのに大事な存在じゃないですか。そこに、転んだ人を癒し、花言葉を添えて花を手渡してくれる彼のような美しい人は、都会のオアシス、ごみための中の花ですよ。彼自身が綺麗なお花なんですよ。ぱちぱち。
にしてもだ。
中村俊介(本名か!)君とホテル入った時の、千春のシャワールームでのおろおろが

腹だの下着だの。リアルっていうか、あそこまであからさまにどうしよどうしよしなくても。
のだめの「のだめきょう上下ばらばらデスよ」
「いいんじゃない、どうでも」
「うほほ~♪」を思い出したわ。まあ、のだめは超肉食獣だったからなあ。
そのあげくに彼女と元さやで千春は置いてけぼり。
いつまでババ掴んでるんだ千春よ!
さっさと純平とホテルに(ry)
さてさて、アイアンシェフ。
何とも本当に最初と最後しか出て来ないんですね、主宰。
さすがあのコスチュームが日本人とは思えないほどお似合いでした!
スッキリ若々しい伯爵のようだとついったで書かれてましたが、先代の主宰のぐへっとなるような外連味と押しの強さ、怪しさに慣れてる人々の舌には、あっさり風味に思えたかな?
思えば、マツダデミオできざなキャラをやらなきゃいけなくなったとき、自分の演技をモニターで見て、「誰だよこれ」と呟いてた玉木くん。
キザと大げさを堂々とやれ!というのは、実は相当ハードルが高いのかも。
モックンが一度きりの主宰をやった時、ロングモヒカンでデカダンルイ王朝風の衣装で、異様に怪しくてわけのわからんキャラになってましたね。サド侯爵みたいな?
衣装から役にはいる玉木くんのことだから、ルイ王朝鬘被せてど派手メイクしたら……
ストーリーがあるでなし、何のキャラかわからなくなって本人混乱するかも

でもあのコスチュームを毎週纏っていただけるなんておいしい仕事ですわ。
でもさあ、中華だったら中華でいいんじゃないの。穆順連れてきちゃえよ。三つ編みあたりでどうですか?
さてさて、最後に例のあれですよ、あれ。
まあね、あちこちでいってきたけど、どう転ぶんであれ、わたしは玉木くんというお花屋さんからたくさんたくさんの花束もらってきましたから。人生の花束をね。
辛い時も鬱な時も、それをあちこちに飾って、乗り越えることができたもん。
いずれ彼に至福のときが来たら、そのときはもちろん、大きな花束にしてお返しするわ。
あなたの幸せはわたしの幸せ

そんな花言葉の花とかないのかなー。
小説「酔 迷 宮」更新しました。
74話 わかる、わからない