玉木くんが出演する三国志映画「銅雀台」正式発表来ましたね。
曹操役がチョウ・ユンファ。この人は好き。アンナと王様とかパイレーツオブカリビアンとかでしか見てないけど、器の大きい男の役なら任せろって厚みがありますね。
力みかえってないところもいい。
銅雀台とは魏の国で建築された楼閣だそうです。農民が畑を耕しているときに伝説の銅の雀が見つかり、献上された漢の丞相曹操が記念に建立したのが銅雀台なんですね。
2009年に、曹操の墓で殉死したと思われる20代・40代女性の遺骨が出土して話題になったことから生まれた曹操のラブストーリーが主軸らしいですが……
(遺骨の骨密度が高いので身分の高い女性と推定されたらしい。栄養は大事!)

これ以降は玉木くんの役柄について多少ネタばれ入りますので注意。

わたしにとっての曹操は王欣太のコミック、蒼天航路のヒーローだからなあ。どれだけときめいたことか。とにかくかっこよくて色っぽくて爽快だったんですよ。
あれにぎゃいぎゃい言わされる役ってどういう目で見ていいのかわからない。困った。
ということで、玉木くんの役、穆順。
後漢の朝廷につかえた宦官だそうです。
献帝の皇后から父への書簡の受け渡しを任され、伏完の下に向かった帰り、密告を受けて待ち構えていた曹操にとっつかまって拷問を受ける。が、結構根性があって吐かない。結局、伏完・伏皇后も曹操に逮捕され、全員一族もろとも凄惨なことに……
皇后から見れば忠義者でしょうが、主人公から見ればただのスパイ。これいったい映画の中でどういうポジションなんでしょうか。キャラとしては知識がないんですが、さて玉木くんファンとして重要なのは

宦官。

拷問。

……処刑……

玉木宏をもっぱら「のだめの千秋王子」と認識している中国において、なんでこの悲惨な役が千秋先輩にと切望されたのか。それこそ一年も説得してだよ。
演技ができる俳優なんちゃ中国にいくらでもいるだろう。玉木ヒロシにしかないどういうイメージが必要だったのか?
それはもしかして、

薄幸の美女ポジション?

気丈な女をひーひー泣かせて楽しむというアレ?それでも屈服しない気の強さに萌え、みたいな。
(すいませんすべて冗談です)
このニュースを前に悶々としていたら、話を聞いた♂の受験生が
「拷問される宦官? 萌え萌えじゃん。よかったね!」
お天道様すみません、コドモにこんなことを言われる母に成り下がりました。
でもねえ。三国志時代の、あのころの拷問ってしゃれにならないのよ。そして今現在、わたしはそういうものを「萌え~♪」と鑑賞する感性はすり減ってるような。若いころは深い痛みも考えず、なんでもござれだったけど。
道義的に正しいことをしている人間がむちゃくちゃなめにあうのは見るのがつらい。
萌えられるのは殴者のラストのぼへーと恋愛小説の薬リバースぐらいまでだな。
(玉木宏に興味ない方には意味不明で済みません)

でもともかく、映画のクオリティはもちろんのこと、そのキャストにはなぜその人だったか。を納得させてほしい。最近つくづくそう思います。だから彼自身、納得して受け入れた役だと思いたいしそう信じてます。
新たな環境での、熱い大陸映画に身を投じるのは得難い経験でしょう。
いつも言っていますが美というのは相当の価値です。変化する生ものだけにさらに貴重。そこをきちんと吸い上げてくれる、一瞬いっしゅんを大切にしてくれるプロの仕事を期待したいですね!
彼も多分初めての経験だらけだろうし、いままでにないシチュエイションの撮影、規模の大きい大陸映画での国際スターとの共演で、新たに自分の進みたい方向を見つめ直すきっかけになるかもしれないし。
ところで声は吹き替え? あちらの映画はたいていそうだよね。
日本で上映があるのかどうか知りませんが、DVD発売のおりにはぜひ声優は玉木くんで。
でもどぎゃーとかぐへーとかぬおおおおばかりの吹き替えになるんだろうか、ぶるぶる。本人もズタボロの自分見て眉間にしわがよりっぱなしだろうなあ。

ともあれ、おっきくなって帰ってきてくれたまえ、待ってるYO♪