トヨトミの前に。

玉木君のFreeはもちろん買ったし大好きだから毎日聞いてますハート
でも中身リピしてイベント券未使用の私って相当少数派?
だって、凄ーく前から当日の温泉旅行はお約束しちゃってたし
その理由でキャンセルは相手方に……とてもいえやしない。
過ぎたことはグダグダ考えない。我が人生に悔いなし。

でも、なにやら、最近ダウン傾向だったけどみんなから元気貰えた、という玉木君の発言聞いて
あああ……と、心の底がキリキリ痛みました。

玉木君に元気あげてくれたたみなさん、ひっそりお礼申し上げておきます。ありがとう薔薇
それと、あるかたのご好意により、Mステは無事見られました。
髭はヒゲで認めるわ、と何度か言っては見たものの、ああしてヒゲなしの正統派男前顔を見ると何もかも放り出してうっほー、ハレルヤ!と叫びたくなるわたくしはきっと修行が足りません。

で、トヨトミ、みてまいりました。
こよなく鹿男の世界を愛するものとしては、そして小川先生がたこ焼きを焼いていると聞けば、(チョトチガウ)
見にいかないわけにはいかないでしょ!

いや、好きだわ瓢箪。あのふざけたフォルム。
ひょうたんという名前の響きも形も存在感も、マキメワールドにぴったりな脱力感と癒しがありますね。
瓢箪以外でゆさゆさ揺れてたものが好きな殿方も、冒頭から満足したことでしょう。

さて映画としては、好き嫌いで行けば、好きですね。
私は面白かったですよ。
マキメさんの作品は、ハートウォーミングなホラファンタジーという言葉がぴったりですね。
そして日本の地方都市の、その街の臭いがいい意味で充満してる。
歴史と人と、空気の臭い。
それは鹿男にもいえていたことで、あの作品では、古都奈良の風景と鹿と、神話と伝説の世界がとても品よく穏やかにマッチして、上品なファンタジーを堪能させてもらいました。
なにより、人というものに対する作者の視線の暖かさが根底にあって、そこが心地いいんですよね。
失われてゆく大事なものに対する愛とノスタルジーと、切なさと。
そんなものがないまぜになったマキメワールドは、プリンセストヨトミでも健在でした。

今回感心したのは、やはりキャスティングの妙ですね。
鬼の会計検査感に堤真一。ストーリーの根幹をなす、渋さと隠し味のユーモアをもつ役どころを実に上手く演じきってます。さすがです。
対する大阪国なにがしに中井貴一。いつも感じるナチュラルな品格が実にはまってます。
ミラクル鳥居という、自覚のないところで核心に迫る能力を持つ天然に綾瀬はるか。
ほぼ鹿男の藤原君的な役ですが、この豊満なる癒やしキャラは唯一無二ですね。
旭ゲインズブール…原作をよく知らないので(早い話が読んでない)この役回りが映画の通りなのかよくわからないんですが、ある意味不透明なこの役に、岡田君の無機質さもあっている気がしました。
そして、物語のキーを握る少女、CMでも気になっていたあの男前な女子高校生役は沢木ルカちゃんと言うんですね。
一見美少年に見えるあの姿かたちは、買いです!
でもあの役回りなら、もっとセリフと演技に切れと勢いが欲しかったな。今後の課題ですね。

あまり詳しく書くとネタバレになるので避けますが、トヨトミというキーワード、赤い大阪城、大阪全停止という謳い文句、少女の使い方、CMは良く出来てると改めて思いました。
が、そのすべての要素がうまく絡んである種のカタルシスがくるかというと、そこは惜しいかな私には散漫に思えました。
細部で拾うべきものはあるんですが、それがテーマに向かってうまく機能していないきらいがあるんですよね。狙いどころはすごく面白いと思うんですが、一言でいって、いろいろと「無理」がありすぎる。
ただ、マキメ流ホラ話にうまく乗って楽しめればいい、というノリで行くのなら、十分楽しめます。
プラスマイナス総合で行くなら、私にとってはプラスの映画でした。見ている間、とにかく楽しかったです。
最後に姿を現したこの映画のテーマが、やはり期待を裏切らない優しいあたたかいマキメワールドであり、
大事なものを失わないために力を尽くす大人のファンタジーという部分は、やはり鹿男と共通する普遍性がありました。
まだ見ていない方、玉木らぶ鹿男スキーなかたは、是非どうぞ。

そして、小川、じゃない玉木君のたこ焼き屋Wハート
だいたい三回出てきます。一回は嬉しそうな顔が画面いっぱいにアップになるしね。サービスショットですね。藤原君、じゃないはるかちゃんとほのぼの絡んでるシーンがやはり嬉しかったなあ。
がっちり体型と日焼けと手ぬぐい姿。すごく似合ってて、過剰なイケメンオーラを放ってました!

画面では三人の後ろでぼんやりとしか映ってないシーンですが、最後の方で呼び込みをしてた兄ちゃんが、イケメン好きなおばちゃんに囲まれて
「あんたよく見たらいい男じゃないの」「イケメンだわちょっと~~」とわやわや押し寄せられて
「いいから並んでよおばちゃん。並んでってば!」とオタオタするシーンがあるんですよね。
ウラ話では聞いてたのに、ここがはっきり見られなくて残念。
でもこの写真見ると、エキストラのおばちゃん、コテコテのタイプで固めてますよねえ。玉木君も「アドリブでグイグイ来られて怖かった」とかいってたし。もっとここアップで見たかったわ、もったいない合格
水☆迷☆宮


ところで話は変わって。
最近いらないものの整理をしてるんだけど、これ始めると一つ一つにいちいち見入ったりして時間がすぎるのが早いのよね。
本とかノートとか昔のいたずら書きとか絵とかいくらでも出てくるし。
今はネットに取り込めるから紙の方はなくてもいいんだけど、それでもなにかノスタルジックな気分になって捨てられないんデス。
水☆迷☆宮

一時、何か羽のあるものなら自分を救ってくれんじゃないかと天使の絵をあつめてたり描いてたりしてた時期があって、その頃の日記帳は見事に天使のイラストの日記帳ばかり。(欧州帰りの友達が買ってくれたり、天使のシールがたくさんあったり、天使の柄の折りたたみ傘まであったり)
人に歴史あり。などと思いながら整理にもなんにもならず眺めてるうちに夜は更ける。

うちの玄関は相変わらず天使がぎゅうぎゅう詰めですし。
でも手持ちの天使の半分は最近玉木宏氏が肩代わりしてるかもキラキラ

はい、何か文句あります?