またまたわたくしごとですが、ようやく父の納骨を済ませてひと区切り付きました。
実はずっと、お骨のある間、お仏壇のある家に父の気配がまんまんと満ちていて
「ああ、いるんだ」とはっきりわかるぐらいだったんです。
といいますか、そこにいた、と思う。
ずっとずっと、本当に帰りたがっていたから
あの家にいる間、とても満足そうで落ち着いてる感じがしました。
お花を活ければ本当に長い間、これは造化かと思うぐらい長持ちしたし。
(切り花がひと月ぐらい変わらずに咲いてるんですよ!ほんとに不思議でした)
だから家から運び出す時は
「ごめんね、もう行かなきゃね」と何度も声をかけ……
一晩、我が家に安置して翌日納骨となったのですが……
何が起きるかはだいたいわかってたことなので、わたしはその夜睡眠薬を飲んで寝たのですが
そんな結構なものを持ち合わせない家族によると、いろいろと大変だったみたいです。
窓をたたくどんどんという音、足音、壁鳴り、一晩中続いて
朝の6時まで眠れなかったとか……
うちはもともと、ものすごくいろんなものが通過する家のようで
何か反応が起きやすいというか、とにかく家が敏感にできてるようなんですね。
いちばんはなはだしいのは、前にも書きましたが、陶板でできている時計の金属製の針が勝手に曲がってしまうことです。
そして、納骨の朝。
件の時計は……

お分かりいただけたろうか。
こんなんなってました。
(高いところにある時計で、これは椅子に上って撮ってます)
今までに三度、文字盤に対して直角に曲がったことはありましたが
こういう複雑な折れ方ははじめてです。
秒針だけでなく、長針も反っているのがわかると思います。
短針はさらにひん曲がって長針に絡んでたのでこれはほどきました。時計が止まってしまっていたので。
というか絡まって動けなくなるんです。
最初にこの現象が起きたのはもう10年も前でした。
時々家の騒音がひどくなるとこれが起きるんです。
でも今回はそういやな気分はしませんでした。
とにかく、お天気のいい日に、父は家族皆に見守られて、最愛の母の眠るお墓に入りました。
いろいろと別れを惜しんでいたのでしょう。
さてさて、話題を変えまして。
砂の器の宣伝量、これは結構大したもんですね~。
玉木くん関連では「ふっ、世の中なんてこんなもんさ」と達観するしかないことが多かったんですが
深夜族のわたくしにはおいしすぎるくらい長いバージョンの予告がどんどん流れてます。
基本的に、いいシーンを抜粋して流しちゃう予告はあまり見たくはないんだけど
うっかり見たら、蔵さんが白目むいてました。
あの人もできるんじゃん。
玉木くん、大人の共演者さんとエロ話ばかりしているそうですが、きっと蔵さんに白目の伝授もしてたんですね。
で、本番でつい「おっとやっちゃった」「はい、採用」(たぶん違う)
蔵さんの話すはんなりした京都弁がすごく好きなんだけど
ああいう激しい芝居で玉木くんと渡り合うのってなんか今からエロくてどきどきする。
(なんで激しいとエロイのか自分でもわかりません。きっと春だからでしょう)
きょうは家族が恵んでくれた図書券で本を買おうと新宿にお出かけ。
そして噂の地下に潜ると
こんな光景が!

一応肖像権考えてすごく控えめな画像です……
一点透視で並ぶ柱のすべてが砂の器バージョンでございます。
これはすごい。壮観です。
大奥の時と同じ場所なんだけど、改札近くにでっかいポスターも二枚ありました。
丸い柱の林立には、さすがに行きかう人たちが(なんだこれ)って感じで近寄って見てましたね。
力入れてんなあ、テレ朝。
脇がまた、聞けば聞くほどいいメンツで!
特に、米倉斉加年さん。
この人は風と雲と虹となどの、くせのある名演技でも知られる名優ですが
画家としてもたいしたものなんですよね~。
エロティックで繊細で美しく、怖いような絵を描くすぐれた絵師です。

うちにはこのかたの「『多毛留』……絵本と言っていいのかな、和のすさまじさというようなものが横溢する凄いビジュアル書です。……があります。

無口な漁師の住む浜辺に、身元の知れない美しい女が打ち上げられる。
男は女を愛し、二人の間には男の子が授かり、多毛留と名付けられる。
女は口をきかず、出自も知れない。やがてその浜辺に、ある男が流れ着く。
それは女の身内だった。女が発した言葉で、多毛留の父は女の出自を知る。
百済人。
父は女を連れ帰ろうとする男と争い、多毛留は父親を手にかけることになる。
これは実は、私が以前書いた小説「おやすみなさい、ルカ」の遠いルーツとなっている作品です。
生々しく毒々しく、そしてエロティックで、とても小学生以下の皆さんにお勧めできる絵本ではありませんでしたね。
あと、角川の夢野久作小説の挿絵(ドグラマグラとか)もこのかたがやってますね。
多彩なかたです。個人的にご尊敬申し上げています。
多角的な才能を持つ方との交流は、きっと玉木くんの完成にいい影響を与えてくれることでしょう。
いろんなかたとの共演、ほんとに楽しみです!
実はずっと、お骨のある間、お仏壇のある家に父の気配がまんまんと満ちていて
「ああ、いるんだ」とはっきりわかるぐらいだったんです。
といいますか、そこにいた、と思う。
ずっとずっと、本当に帰りたがっていたから
あの家にいる間、とても満足そうで落ち着いてる感じがしました。
お花を活ければ本当に長い間、これは造化かと思うぐらい長持ちしたし。
(切り花がひと月ぐらい変わらずに咲いてるんですよ!ほんとに不思議でした)
だから家から運び出す時は
「ごめんね、もう行かなきゃね」と何度も声をかけ……
一晩、我が家に安置して翌日納骨となったのですが……
何が起きるかはだいたいわかってたことなので、わたしはその夜睡眠薬を飲んで寝たのですが
そんな結構なものを持ち合わせない家族によると、いろいろと大変だったみたいです。
窓をたたくどんどんという音、足音、壁鳴り、一晩中続いて
朝の6時まで眠れなかったとか……
うちはもともと、ものすごくいろんなものが通過する家のようで
何か反応が起きやすいというか、とにかく家が敏感にできてるようなんですね。
いちばんはなはだしいのは、前にも書きましたが、陶板でできている時計の金属製の針が勝手に曲がってしまうことです。
そして、納骨の朝。
件の時計は……

お分かりいただけたろうか。
こんなんなってました。
(高いところにある時計で、これは椅子に上って撮ってます)
今までに三度、文字盤に対して直角に曲がったことはありましたが
こういう複雑な折れ方ははじめてです。
秒針だけでなく、長針も反っているのがわかると思います。
短針はさらにひん曲がって長針に絡んでたのでこれはほどきました。時計が止まってしまっていたので。
というか絡まって動けなくなるんです。
最初にこの現象が起きたのはもう10年も前でした。
時々家の騒音がひどくなるとこれが起きるんです。
でも今回はそういやな気分はしませんでした。
とにかく、お天気のいい日に、父は家族皆に見守られて、最愛の母の眠るお墓に入りました。
いろいろと別れを惜しんでいたのでしょう。
さてさて、話題を変えまして。
砂の器の宣伝量、これは結構大したもんですね~。
玉木くん関連では「ふっ、世の中なんてこんなもんさ」と達観するしかないことが多かったんですが
深夜族のわたくしにはおいしすぎるくらい長いバージョンの予告がどんどん流れてます。
基本的に、いいシーンを抜粋して流しちゃう予告はあまり見たくはないんだけど
うっかり見たら、蔵さんが白目むいてました。
あの人もできるんじゃん。
玉木くん、大人の共演者さんとエロ話ばかりしているそうですが、きっと蔵さんに白目の伝授もしてたんですね。
で、本番でつい「おっとやっちゃった」「はい、採用」(たぶん違う)
蔵さんの話すはんなりした京都弁がすごく好きなんだけど
ああいう激しい芝居で玉木くんと渡り合うのってなんか今からエロくてどきどきする。
(なんで激しいとエロイのか自分でもわかりません。きっと春だからでしょう)
きょうは家族が恵んでくれた図書券で本を買おうと新宿にお出かけ。
そして噂の地下に潜ると
こんな光景が!

一応肖像権考えてすごく控えめな画像です……
一点透視で並ぶ柱のすべてが砂の器バージョンでございます。
これはすごい。壮観です。
大奥の時と同じ場所なんだけど、改札近くにでっかいポスターも二枚ありました。
丸い柱の林立には、さすがに行きかう人たちが(なんだこれ)って感じで近寄って見てましたね。
力入れてんなあ、テレ朝。
脇がまた、聞けば聞くほどいいメンツで!
特に、米倉斉加年さん。
この人は風と雲と虹となどの、くせのある名演技でも知られる名優ですが
画家としてもたいしたものなんですよね~。
エロティックで繊細で美しく、怖いような絵を描くすぐれた絵師です。

うちにはこのかたの「『多毛留』……絵本と言っていいのかな、和のすさまじさというようなものが横溢する凄いビジュアル書です。……があります。

無口な漁師の住む浜辺に、身元の知れない美しい女が打ち上げられる。
男は女を愛し、二人の間には男の子が授かり、多毛留と名付けられる。
女は口をきかず、出自も知れない。やがてその浜辺に、ある男が流れ着く。
それは女の身内だった。女が発した言葉で、多毛留の父は女の出自を知る。
百済人。
父は女を連れ帰ろうとする男と争い、多毛留は父親を手にかけることになる。
これは実は、私が以前書いた小説「おやすみなさい、ルカ」の遠いルーツとなっている作品です。
生々しく毒々しく、そしてエロティックで、とても小学生以下の皆さんにお勧めできる絵本ではありませんでしたね。
あと、角川の夢野久作小説の挿絵(ドグラマグラとか)もこのかたがやってますね。
多彩なかたです。個人的にご尊敬申し上げています。
多角的な才能を持つ方との交流は、きっと玉木くんの完成にいい影響を与えてくれることでしょう。
いろんなかたとの共演、ほんとに楽しみです!