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っというわけで行ってきましたMW初日朝イチ。

渋谷で見たので当然109の看板チェックはお約束ですアップ

ああでかい、あやしいうつくしい。もっとじっとりみたい。
でも人が横に流れてるなか、これに向き合ってうっとりしてると目立ちまくるのよ(-^□^-)
MWの美麗看板の前で集団でみとれるツアーでもやってくれよ~。はとバスツアーの中に入れませんかね。

で、公開日にこんな「おやつにしてもよくってよ」みたいな画像出すのいつから計画してたんだろう?
二人はこんなに怪しいけれど、映画をいくら眺めても、(三回目(・∀・))
良心のぶっこわれた玉木みちおたんは山田神父を殴るけるでいじめるばかり。

もう公開になったのでここからは気になったシーンネタバレありで行きます。
別にラストとかストーリーとかに直接絡まないけどね。

賀来「いつか悪夢を見ない日は来るのかな」
結城「俺がそうしてやるよ…」(とやさしく腕に触れる)
賀来「違うそうじゃなくて…」

そうじゃない のそうってなに?いつもの何かデスカ?
この怪しく腕に触れるところは
「そういう設定なら体に触れたほうがわかりやすいんじゃないか」と玉木くんが提案したというところ。
そういう設定ということで勝手にあっちの方向で理解しておきます☆

設定合格
プロデューサー「二人には実は肉体関係があるというつもりで演じてくれといってあります」

殺人の片棒を担がされ、
返り血を浴びてふるふる怯えてる賀来神父を嬉しそうにビデオに撮る結城恋の矢

「もうこんなことやめよう」といったばかりに結城に血まみれになるまで殴られ
ゼイゼイしてる賀来のセリフ
「俺まで殺すのか…」

さんざん蹴り飛ばして賀来を海に落っことしておきながら
「おもちゃを落としてしまった…」
明らかにうろたえる結城汗

う~ん。
三回見てみると、何気に原作よりも映画のほうがこの二人は不思議で怪しいです。
だって原作の賀来て、武骨で粗野で直情傾向で
まっすぐバカって感じで無自覚な偽善者なんだもん。(ボロカス)

で、原作の結城は割とへらへらしてたり甘えてみたりふざけてみたり
硬軟取り混ぜてあの手この手で賀来を陥れてるのね。
そうしなくちゃならないくらい、賀来もしたたか。

これはこれで面白いんだけど
この原作の二人が下着姿でひっ絡まってるのを見ても
「やめんかコラ」ヽ(゚◇゚ )ノくらいの感想しかないという…

いや、二人の人間としての業の深さというか
救いがたさというか醜さは
そこは手塚作品のこと、語って余りある作りです。深いです。

しかし、そこに背徳はあってもエロチシズムはないのね。

映画の二人の関係の不可解さを見てると、なにやら秘すれば花的なエロチシズムを感じるのよ。
何一つ人間として褒めるところのない、悪魔に魅入られたかのような結城に
抗うことなく引きずられているガライ。
人の命なんて虫けら以下のくせに
賀来だけは、DVのあとで後悔したり助けだしたり、何かと離れがたい結城。
そして前述の「肉体関係あり」という裏設定。

もともとが、助けたものと助けられたものでしょ?
なんでそうなった?
原作は「ハクいナオンのような」結城少年にもよおした賀来が一方的にいたしたという
わかりやすい設定なわけだけど。

映画では、命の恩人である結城に負い目を感じている賀来が
押し切るとはとても考えられない。
じゃあ結城が
賀来の切ない恋心を受け入れた上で、そういう関係になったあと
その立場も利用しちゃってると。

「彼は時々賀来を受け入れるけれど
それは愛からじゃなくて、そのほうが利用しやすくなるからだと思う」
これは玉木君のセリフ。

徹底的に無機質の結城に対して
有機的な愛情を持て余して苦しむ賀来という構図かな。


またくだくだかたってしまいましたが
3何回目にしてどうしても言いたくなった一言…

冒頭のアクションシーン、いいけど長いよ!
三分でいい、この二人の切なく怪しい関係に時間あげてほしかった。


後、初日映像挨拶のやまだくん。
どうしておひげがそんなに気になるのですか?合格

玉木君つっかえまくりだったけど
撮り直ししてくれとかいわなかったの?

なんか、このお二人の醸し出す空気の
ほのぼのまったり感が、映画とは別口で
とおっても好きなわたくしですドキドキ