京都に来るとすごく元気がでる。
東山に友達が住んでいた時はよく遊びに来てたけど遠くへ引越してしまい、最近までは京都に足が向きにくくなってた。
もう随分になる。
商店街で買った茹でた竹の子が、夜にはイタんでしまってるくらい長く、鴨川で太陽を背に当てて鳥や水辺の植物や河の流れを眺めた。昼間の川沿いのカフェでは友達とワインをボトルで楽しんだ。ラテンな彼女は白夜の国へお嫁入りした。ザリガニ釣りにおいで~と言ってた。
さて、宇治。
宇治の景色も大好き。
駅はお祭りにきた人でイッパイ。その流れにそって歩く。気になる店ものぞいてみる。道の両側にイッパイ並ぶ露店でちょこちょこ買って食べて楽しむ。ビールも飲んでみた。
流れの終着地はお祭りの神社。
その向こうには平等院。ここから1分歩いた所。なんだここだったか~、と私は時々方向が全く分からなくなる事があるので今日もビックリする。
先に平等院に行ってから神社のお詣りにしないと、閉館してしまう。
あと1時間で閉館。
1時間楽しみました。来れてよかった!

お詣りもすみ、お祭りの本番は夜中で露店以外何もないし、お茶屋さんの方にそう話してみたら他にもある神社へ行ってみては?ということで、イッパイあちこち歩いて足も痛くなり、宇治川も見たし、帰ることにしました。
夜中の梵天の練り歩きも見たいと思う気持ちはありましたが、夜は眠りたいという気持ちが勝ち何も思い残すことはなく駅に向かいました。その道でカワイイモノの誘惑に負けて小物を二つ買いました。
行きはJR。帰りは阪急電車、乗り換えが3回。乗り換えの度にちょっと寄り道。足は痛いけど、ちょっと違う景色と空気を味わう。地下鉄を降りて地上に出たら想像と違う景色で、あぁ…、となったけど買ってたチョコケーキを少しずつ食べながら歩いたら、やっぱり普段と違う道と空気にワクワクしました。
ケーキが消えた頃に足の痛みに限界がきたので、クルンと引き返し電車に乗りました。
この長い散歩の間も色んな感情あり。いい1日でした。
ありがとう。
宇治で源氏物語を読んでみようと持ってたけど、賑やかでそんな気持ちも跳んでいきました。源氏物語、揃えてからまだ1ページも読まず。

世界と一人一人に調和が訪れますように。
そして、私にも。
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昨日の朝に京都の宇治でお祭りがある事を知ったので「行こう!」と思い、電車で読むものを何冊か持って出かけた。
予定してた時刻より随分遅い出発だったので一人で自由に行くのに少し焦った気分になっていた。
お祭りの本番は真夜中。焦る必要は全くない。
真夜中のお祭り。帰る時間、どうするかな。
その時に決めよう。

そんな事を考えながら、カバンに入れてる本から選んだのは白洲正子さんの『おとこ友達との会話』。以前に読んだように思いながら目次を見た。この本は対談集。私は対談集が好きで、それで好きな作家さんや好きな人が増える。
目次には知ってる人もいれば、知らない人もいる。
多田富雄さんとの対談を読むことにした。
白洲正子さんと共通のご趣味はお能。多田さんご自身は免疫遺伝学者で、学者さんでありながら『免疫の意味論』という論文である文学賞をとられている。
私は別の対談集から多田さんの『免疫の意味論』に興味を持った。その時NZにいて自由に本が買えず、それでもどうしても読みたくなり家族に送ってもらった。届いた箱は大きく本以外にも色々な食べ物なんかが詰まっていた。私が頼んだ1冊の本のために本屋さんを探したり、私が食べたいものを集めてくれたり申し訳ないような、でも嬉しいような気持ちになったのを思い出す。
人の体の仕組みをもっと知りたくなるきっかけをつくってくれた本で、今も大事に本棚にある。
お二人の会話は本当に興味深い。テーマはお能について。私はお能を見に行ってもさっぱりわからないがそれでも好きだ。その会話の中に「俯瞰する」という言葉があった。今、私は色々な変化がありその度に感情が上下する。それで、とうとう昨日は手の甲側にマジックで平仮名で「ふかんする」と自分だけに見える位置に書いてから家を出掛けた。本を持つ手と本のページに同時に目に入ってくる同じ言葉。
自分の成長を願っているが繰り返してしまう、不完全な自分を責めない、それも課題だ。反省はキチンとして次の日には元気に!
そうしてる内に宇治駅に着いた。まずは駅前の抹茶ソフトを食べよう!
前に来た時に友達が一口どうぞと差し出してくれたので、ちょっとふざけて大き過ぎる一口を食べた。やり過ぎか?と思ったけど笑ってくれた。
昨日も同じ味で美味しかった。
二人とも持ってた荷物を置いて、手を自由にして、店主さんを待ちました。
『クレーの天使』
「おませな天使」
 ∞∞∞∞∞∞
静かな店主さんのその詩の朗読。
ゆっくり耳に染み入る詩に、二人とも同時に泣いてしまいました。

並んで立つ二人の、二つの心。
立ち上がった感情は別々のものです。
でもね、湧き上がった感動はきっと同じだったのだと思います。
あの一つの詩が読まれた短い時間、
ここで初めて出逢った二人が同じ時間に、
一気に感情が湧き出てきて泣かずに居られなかった。
それは悲しみの感情だったけど、聴き終わった時には二人共清々しく晴れ晴れした気分になってました。

ね。そうだよね?

思い切って2歳のちびっこをダンナサマに預けて出掛けてきてよかったとおっしゃってました。

私は、我慢強く泣かずに何かを秘めながら、彼女は毎日笑おうとしてたんだなと思いました。

彼女もまた、天使に見えました。

2冊の本を手に、
「1本向こう側の道のところに車を停めて、主人が待ってくれてるんです。もう着いてるとメールが来ました。」と涙を吹いて、
「また来ます!」
と店の扉を開ける彼女に私は、
「また偶然、ここで会おうねっ!!」って言って見送りました。

彼女の手元に行った本は、彼女と2歳のちびっこの心にどんな化学反応を起こすのか。
どんな魔法をかけるのか。

もうしばらく店主さんと会話をして、私は包装紙に包まれたクレーの天使をカバンに納めて手を振ってお店を出ました。

スタバまでは300メートルもない、もうすぐ。

ふと振り返って空を見ると丸いお月様。
まだ明るい夕空に大きく見えました。
さっき、店主さんと先月の満月と新月2日目の三日月のお話しをしてたんだった。

私は店に引き返し扉を開けて、あっち側に丸い月が見える事と、明日は満月と云う事を伝えて、また手を振って店主さんとお別れしました。

きっと、店主さんは明日の満月ご存知です。

私は、今日も、おせっかいです!!