君にはなんでも話せるよと♪

…君には?そぉ言えば私をきみ!って言ったのは?この歌のせい…

あの夜重ねた唇さえ忘れようとしてるみたい♪

…確かに、忘れないとって思っている。けど忘れられないよ。だからそんなの何でもないよ!って振りしてるだけで…

もう一度出会った頃に戻れたなら、もっと素直に伝えられるのに♪

…出会った頃って、気付けば一生懸命に好きって伝えていたよなぁ。お互い…

2人近くなり過ぎて心とはいつも裏腹の言葉になっている♪

…確かに、好きって伝える事が段々恥ずかしくなってくるからなのか、心にも無いこと言ってしまったり…

曲を聴くのではなくて、歌詞を聴きながら、一緒にいた頃を思い出していた。


やさしくされるとせつなくなる♪

つめたくされると不安になる♪

おいかけられると逃げたくなる♪

背を向けられると泣きたくなる♪

…全てマイナス思考だね。ディフェンス型の私にぴったりだよ。

えっ
この歌詞が気に入って本物が聞きたくて、CD買ったって言っていたんだよな…

彼もいや
彼はこんな気持ちで聞いていたんだろうか?
思い出しながら、聞いていたんだろうか?
思い出していたとしたら、その思い出していた女性は私なの?

車内での選曲は彼がして、この曲が気に入っているなんて、伝えたい事がなければ、普通は言わない。
女子的な考え方だと、そうなるはず。

深く考えると何だか

セツナクテ

涙が出てきた。
電車に乗った。

時計は7時半を過ぎていた。

携帯を開き、まだ着いていないのに、今到着しました。運転お疲れ様でした。とても楽しい二日間でした。

と家に到着後に送るメールを作っていた。

長くもなく短くもないメール。
ウザイ女になりたくないからこその精一杯の努力

一通り読み直し、保存した。
さてと
さっきの歌詞の歌手調べようっと。

携帯で検索を始めた。

ん?私は一体どこでこの曲聴いたんだろう?

電車を乗り継ぎながら我が家のある駅に到着。

息子が駅に迎えに来てくれた。

なんて可愛い息子なんでしょう。

『俺走るから、お母さんはチャリのって帰っていいよ!』

『マジ!Thank You』

家に到着すると早速、作っておいたメールを送信した。

そして、パソコンを開きさっきの曲の曲名を調べた。
もちろん歌詞も調べた。

この曲って…
高速道路へ向かう道。

すれ違う対向車のライト。
街灯のオレンジ色の灯り。
民家やマンションから溢れる蛍光灯の白やオレンジ色の光。

すっかり夜になっていた。

夜景。


帰り道の夜景は綺麗な夜景も寂しい夜景になってしまう。

女心か恋心か?

攻める恋心ならば
帰り道の夜景は素直に綺麗って喜べるのかなぁ…


車は高速道路を走りはじめた。

行きと同じ曲が流れはじめた。

彼が言っていたその曲が入っているCD。

『あっこの曲知ってる!』
『その曲だよ!後ろの歌詞がよくて、つい本物を聴いてみたくなったやつ』

『へぇ~でもあたし何で知ってるんだろう?』

『昔流行ったのかもね』

『そっかぁ、でもつい最近聴いた気がするんだよなあ…』

この歌詞
どんな気持ちで聞いていたんだろう?

『あっ…どこまで送ればいい?』

『昨日の待ち合わせした駅でいいよ!』

『どこが近いか調べな!』
『えっ、うん!』

てか、ここからだと?
携帯で調べた。
が…
分からない。

インターの看板に出ていた最寄りの駅を選んだ。

電車代も安くすむし…

そして高速道路出口で支払いを済ませて一般道路へ

寂しい気持ちから、帰り道の電車の不安が大きくなってきた。

『またもう一度この夏行けるかな』

彼が突然言った。

ダレトツギハイクノ?

帰り道だし聞いてみるかな
『ん?』

『もう一度この夏旅行行こうか?』

『うん。』
『取り敢えず、23日と25日は飲み会で』
ん?
あたしも大会があるから忙しいんだよなぁ…

『じゃ、月末近くなったら予定合わせてにしようか?』

『うん。わかった』

こんな会話の中
車は最寄りの駅に到着した。

『お疲れ様でした。あとありがとう。また連絡待ってるね。』

『うん。また行こうね。』
『うん。じゃあ!ありがとう気を付けてね!』
そう言って車のドアを閉めた。

見送りながら、駅へ向かった。