トイレに行った彼

車の中に残った私


夕焼けと夜空が入り交じった空

幸せな時間からまたね!
って空が言っているみたいだった。

相模原付近のスタンド。

会社の人の実家が相模原。相模原ってもっと都会だと思っていた。

会社行ったら相模原の話しようっと!

車の外で
『中の窓は拭きますか?』
スタンドの店員さんに聞かれている彼

あっ…
ホントに帰り道なんだ

たった2日間だったけど、何だかとっても長い2日間だったなぁ…

次また
アエルノカナァ…
いつまた
アエルンダロゥ…

確かに付き合っていた。

そして
別れた。

でも再会した。

旅行にも出かけた。

でも、連絡が途絶える。

次の恋が…
いや

ちょっとした浮気心が動き始めると

必ず
彼から連絡来る。

私の心を察するのだろうか…

何かに守られているのか。
2人は離れちゃいけないよ!
とでも言われているかのように…


次の恋に進めない

忘れようと努力もした。

だけど
やっぱり
彼しか今はいない。


だからこの恋
大切にしたい。


『あ~やっぱり車の中は涼しいやぁ』

『まだ外はかなり暑いの?』

『蒸し暑いね』


ガソリン満タンの給油も終わり会計を済ませて、車は走りはじめた。

『ここから高速乗っちゃおうか?』

『うん!そうしようよ』

車は高速道路へと向かって走りはじめた。