人生はそれほど長いものではない。
夕方に死が訪れても何の不思議もない。
だから、わたしたちが何かをなすチャンス
は、いつも今この瞬間にしかないのだ。
そして、その限られた時間の中で何かを
なす以上、何かから離れたり、何かをきっ
ぱりと捨てなくてはならない。
しかし、何を捨てようかと悩んだりする必
要はない。
懸命に行動しているうちに、不必要なもの
は自然と自分から離れていくからだ。
あたかも、黄色くなった葉が樹木から離れ
去るかのようにだ。
そうしてわたしたちはさらに身軽になり、目
指す高みへとますます近づいていくことに
なるのだ。