スポーツクラブって・・・ -35ページ目
14:30
「でもあんなに誉めて貰ったのに
」
「ですので頑張ったねって誉めるのと
進級の合格は別の物ですので・・・
」
「でも誉めると言うことは
良かったって事ですよね
」
「ええ まぁ 頑張っていましたので
」
「じゃあ 何故不合格なんですか
」
こんな調子の会話が30分程・・・
まだ続いている・・・
先月末のテストで進級できなかった
お子様会員の保護者様です・・・
かなり熱心な保護者様でいつも
レッスンを一番前でご覧になってます・・・
テスト中も泳ぐ度に誉めて貰い、お子様が
合格するモノと思って見えたのですが・・・
惜しくも不合格
もうちょっとだったみたいなのですが・・・
その結果にご納得行かない保護者様
何とか合否をひっくり返そうと必死です・・・
まずフロントスタッフが撃沈され
次にコーチも粘ったけど撃沈・・・
はいっ いつものって言いたいところなのに
今日に限って偉いサン不在・・・
どうやら送迎バスがぶつけたぶつけないで
もめたらしいので現場に行ってる・・・
やっぱり僕が何とかしなきゃ
そう思ってお話に参加・・・
お子様のやる気を引き出すお声掛けと
タイムや身体の各部署の動かし方
色々拝見して合否を決めるのは
全くの別物なんです
「なら誉めずに注意したり叱ったりして
不合格だとテスト中に分からせれば
良いんじゃないですか
」
ですのでレッスンを受けて頂いて
普段20点レベルの子が30点分
出来ればお褒めしますよね
頑張ったんだから
でも合格は100点だから点数は
足りずに不合格となりますよね
ここで的が変わっちゃいました
「なら、○○ちゃんは2回テストして
貰って受かってましたよね
なぜうちは1回だけなんです?」
それはゴーグルが外れたので
やり直しただけです
「だったら□□くんは泳ぐ時他より
水しぶきが多かったから不合格じゃ
」
・・・
我が子が不合格なら他の子も
道連れにって なんだかなぁ~
結局納得がいかないので退会すると
言って鉛筆を僕にぶつけてお帰りに・・・
でもその問題の子はすごく泳ぐのが大好きで
何故か僕にもなついて月末は
「来月はメダル貰えるように頑張るっ
」
って言ってたのに・・・
今日はやるせない由鬱です・・・
今日思ったこと
我が子を受からせようと頑張るのは分かります・・・
でも他の子の事まで口挟むのはどうなんだろう・・・
22:30
「閉館30分前ですし、
酔ってらっしゃるので
ご利用頂けません~
」
ぼちぼち閉館準備の駐車禁止バリケードを
片づけ始めたら玄関でR先輩の声・・・
走っていくといつも朝ご来館になる
おじいちゃん会員様です・・・
そのおじいちゃんの腕を引っ張って
玄関から出そうとするR先輩・・・
でも毎日鍛えたおじいちゃんの力は
R先輩を引きずって前に進みます・・・
だめだって
酔ってるから
「うるさいっ サウナに入らせろ
」
ほわぁんとお酒の匂い・・・
もうサウナもスイッチ切ったから
「もう1回入れろ
」
だからダメだって
「わしは客だぞ~
」
分かってますって
「うっ □×?○※-△
」
やってまいやがった
飲み過ぎると良くやるあれです・・・
「すみませーん
」
駐車場から笑顔で走ってくる女性・・・
「おとーさん 飲み過ぎー
」
そう言うと何事もなかったの様に
一緒に駐車場へ・・・
残された僕とR先輩と ・・・
これは入社以来 1 2を争う
由鬱な出来事でした・・・
今日思ったこと
共同駐車場は良いけどお酒のお店に
囲まれているうちはどうなんだろう・・・
毎年この時期は朝出社して玄関見るのが
怖いって聞いたこともあるし・・・
16:00
「休憩所で男の人が叫んでます
」
アルバイトの子が慌てて走ってきました・・・
どうやら雄叫びにビビって確認もせずに
僕を呼びに来たみたい・・・
とりあえず2階の休憩所へ行くと・・・
「どーなっとんじゃ~
訴えるぞ~」
休憩所の手前から大声が聞こえます
どうなさいましたか?
「どうもこうもないわ
どうしてくれるんや
」
申し訳ございません
何故お怒りか分からないので
お教え下さいませんか?
「出やんやないか
」
そう言って指さす怒鳴り会員様・・・
その先には 冷水器・・・
水が切れてましたか?
「サービスでも切らしたらあかんやろ
」
申し訳ございません 早速・・・
うちではアルカリイオン水を無料で
飲んで頂ける様にかなり大きな
冷水器で冷やしてお出ししています・・・
中を見るとからっぽ・・・
でも余程のことがない限り水が切れる
なんて事は無いんです・・・
怒鳴り声を横に水を作っていると・・・
いつも可愛がってくれるおばあちゃん会員様が
「あの人 おっきなペットボトルに何本も
水を詰めてたから無くなったんよ
私らに飲むなって言って自分だけ・・・
」
おいおい
怒鳴り会員様をそっと振り返ると
足下には明らかにペットボトルが
4本以上入ったバックが置いてある・・・
勇気を出して咎めるべきか・・・
気付かない振りしてやり過ごすか・・・
天使と悪魔が頭の上でバトル開始
やっぱり他の会員様にも迷惑が
掛かってるから注意しなくちゃと
深呼吸して言おうとすると・・・
はいっ 毎度毎度の偉いサン登場
「また あんたか
」
怒鳴り会員様を睨みつけ吠える・・・
「いやいや 水が切れたでこの子に
水が無いよって言っただけやが
」
無言で睨む偉いサン・・・
「なっ 兄ちゃん
水がないって
教えただけやなっ
なっ
」
さっきまでの威勢はどこへやら
すがるような目つきで僕を見つめる・・・
見つめ合っても恋が芽生える訳は無し・・・
水が切れたので訴えるとかなんとか
かなり大声でおっしゃってましたよね
「わしは・・・
わしは・・・
」
言葉もなくうつむく怒鳴り会員様
「今日は見逃すから早く帰りな
」
偉いサン冷たく釈放を言い渡す・・・
ほっとした顔ですごすごと
去っていく怒鳴り会員様・・・
おばあちゃん達から拍手喝采
「やっぱり支配人はしっかりしてるわ
いつもあの人がいると水も飲ませて
貰えないから あ~すっきりした
」
どうやらスタッフの目を盗んでは
ペットボトルに水を詰め、1日に
何回も持って帰るブラックな会員様・・・
夏場には製氷器の氷まで持って帰る
とんでもない方だったみたいで・・・
ちょうど僕が入社してからしばらく
来てなかったので全く内容を
知らない僕・・・
噂では持って帰ったアルカリイオン水を
風呂にためて、ゆっくりするのが一番
幸せなんだとか・・・
なんだかな~
サービス品でもそこまで浅ましくなると
お相手するのも由鬱になります・・・
今日思ったこと
でも顔はしっかり覚えた・・・
次は僕が撃退してやる・・・

