13:00
僕が館内のエアコン温度をチェックして
回っていた時のこと・・・
「なぁ
なぁ
おいちゃん なぁ
」
ズボンを引っ張り話しかけるお子様・・・
どうしたの?
「僕なぁ 泳げるようになりたいねん
」
泳げるようになったらどこに行きたい?![]()
当然 海とかおっきいプールとか
そんな返事が返って来ると思ってました・・・
「泳げやん人助けたいねん
」
・・・![]()
なぜそう思うの?![]()
「僕が生まれる前に お兄ちゃん
海で溺れたて今日初めて
おかんから聞いてん![]()
おかん兄ちゃんの事言いながら
泣いててん・・・
」
まっすぐに僕の目を見て話続ける・・・
「そやさかい僕の周りの人全部
溺れたら助けられる様に
すっごく泳げる様になりたいねん
」
「おかん泣かしたくないねん
」
真剣にそう話すお子様に
返す言葉が出てきませんでした・・・
小学校3年生くらいでしょうか・・・
おいちゃんが教えたる![]()
泳げる様にしたる![]()
涙ぐんでその子に言いました・・・
「おーい ○○~ 何してんの~
」
その子より少し大きなお子様が
親しげにその子によってきます・・・
「あっ 兄ちゃん
」
えっ
さっき兄ちゃん溺れたって・・・![]()
「うん
やから泳げる様になって
僕がみんな絶対助けんねん
」
はいっ
思いっきり勘違い![]()
その子は確かに溺れたとしか言ってない![]()
僕が「溺れた+母の涙×初めて聞いた」で
不幸な話と決めつけただけ・・・
そ そうか
頑張って泳げる様になろうなっ![]()
動揺を隠して そう言うとそのご兄弟・・・
「このおいちゃんも兄ちゃん
死んだと勘違いしよったで~
」
おいおい![]()
ガキの持ちネタにまんまと乗って
涙ぐんだ僕の完敗です・・・
今日思ったこと
こないだ子供も侮れないって書いた癖に
侮ってた・・・ 無念・・・