13:00
キャー![]()
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フロント担当R先輩が真っ赤な顔して
走ってくる・・・
どうしたのか聞いてみると・・・
「最近おかしなおじいさんがいるの
」
「おかしいってどんなのです?
」
「プールのシャワーで素っ裸の
おじいさんが身体を洗ってるの・・・
」
「えー
」
フロントでこんな会話の後
確かめにプールへ行ったR先輩
問題のシャワーはボディシャワーで
上から横から前から後ろから
そこら中からシャワーが出るんです・・・
そのシャワーは円筒形になっていて
かなり入口に近づかないと中が
見えません・・・
近づいて覗き込むと・・
まるで天国にでも行くような
満身の笑みで両手両足を広げ
全身くまなくシャワーを浴びて・・・![]()
入口側を向いていたのだから
のぞき込んだR先輩の真っ正面に
真っ裸の老紳士・・・![]()
R先輩は二十代のお姉ちゃん・・・![]()
そりゃ悲鳴も上げますわ・・・![]()
R先輩の悲鳴上げながら館内大暴走後、
偉いサンにその時 任命された
「変態ハンター J
」
としてプールに直行・・・
ちなみに僕の氏名には
「J」の字は使われておりません・・・![]()
何となくおっかなかったので そ~っと
シャワーを覗くと・・・
今度は四つん這いになってまるで
回転テーブルに乗った中華料理のごとく
ゆっくり回ってる・・・
反時計回り・・・![]()
めっちゃ幸せそうな笑顔で・・・![]()
さすがの変態ハンターもこれには怯んだ・・・![]()
だって・・・
恍惚とした至福の表情で回ってるんですよ![]()
人力で・・・
老人が・・・
真っ裸で・・・![]()
変態ハンターとしての初仕事なのに
プライドは折られ途方に暮れる・・・![]()
はいっ そう言うわけで僕らも頑張っていかな
あかんなーって話してるんですわ いつもね~
くらいお決まりパターンで偉いサン登場~
「何見とれてんねん
変態男爵?
」
でっかい声でそう聞きます・・・
変態男爵って爵位が有るんか?と
つっこむ間も無く
「お客さーん 覗かれてっまっせー
」
と恍惚の老人にでっかい声で教える・・・
反時計回りが止まる・・・ 一糸まとわぬ
老人の裸体が近づく・・・
「のぞきはいかんぞ
のぞきはっ
」
ドラマの教師が生徒を怒る時みたいな
人差し指でおでこを押すパターンの
だ・め・だ・ぞっ
的な怒り方・・・![]()
それを聞いた偉いサン・・・
大爆笑![]()
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涙ぐんで腹を抱えながら
「あんたも裸じゃ
だ・め・だ・ぞ
」
ホントにおでこつつきました・・・
裸の老紳士微妙な笑顔で照れながら
「はい
」
脱いだ水着を履いて出ていきました・・・
う~ん![]()
一体ここは何のクラブだろうか・・・
ひょっとして休館日は変態クラブだったりして・・・![]()
由鬱だ・・・![]()
今日思ったこと
変態ハンター 変態男爵・・・ ってなんだろなー
小学校の時、自分が言われてイヤなことは
絶対言っちゃダメって習わなかったかなぁ~
今度は僕がおでこつついてダメだししてやろ・・・
いや できないかなぁ・・・