12:00

一人の男性がお見えになりました・・・


こぎれいなスーツを身にまとい

とても真面目そうな人です・・・


「こちらではスイミングを習えますか?かお


はいラブラブ 成人用レッスンクラスがございますので

泳げない方から大会出場される方まで沢山の

会員様がお見えです・・・ニコニコ


「全く泳げないのですが大丈夫ですか?かお


ご安心下さいニコニコ 初心者クラスをご用意

しております・・・ニコニコ


「大の大人が水に顔をつけるところから

始めたら格好悪いですよねガーン


大丈夫ですよニコニコ そういう方こそレッスンを

受講して頂きたいです・・・ニコニコ

楽しくスイミングして頂ける様に・・・ニコニコ


「ですので子供のクラスに

 入れて頂けないでしょうかドンッ


はい?


「子供に混じってれば、恥ずかしくないかと

 思いまして・・・得意げ


申し訳ございませんが年齢でクラスを

分けておりますのでそれは無理です・・・汗


「でも大人に混じっては、とてもみっともなくて

 恥ずかしいと思うのでなんとかなりませんかあせる


申し訳ございませんがお受けできません・・・汗


「でしたら水着だけでも・・・・しょぼん


はぁ?


「小さい女の子の水着、忘れ物とかでいいので

出来れば使用済み水着が良いのですが・・DASH!


・・・むかっ


「あっ お金は言い値で払いますのでニコニコ


誠に申し訳ございませんがお引き取り下さいむかっ


「いくらですか?お金ならほら持ってます・・・アップ


財布には1万円札が沢山入っていました・・・


その時後ろから


「つまみ出せっドクロ


偉いサンたまたまジャージに着替える前の私服


サングラスかけたままだったのでまるで

おっかない仕事の方みたいです・・・


男性の方を振り返ると既に玄関を出ている・・・


一体何がしたかったのだろう・・・ダウン


真面目にお話しした自分が情けなくなりました・・・ダウン


今日思ったこと

自分の人を見る目のなさにほとほと情けなくなりました・・・

でも見た目といえば偉いサンの私服は反則だと

いつもながら思いました・・・