9:50
「おい
風呂のポンプが動いてないぞ
」
K先輩が慌てて呼びに来ました・・・
ちゃんとスイッチ入れたしうぃーんって
音もしてたし
ちゃんとやったわ![]()
「ほら
水圧全然ないぞ
」
圧力計を見ると見事に 0
二人して真っ青![]()
今日は偉いサン何故か朝からご出勤
どやされる![]()
とりあえずポンプは回っているのを確認
手前に付いているヘアーキャッチャー
(ゴミや髪の毛を取る網の入った鉄の筒)
の重いふた開けて覗くと
全く水がない![]()
空気を吸ってポンプが空回りしてた様です。
ほっとしたのもつかの間何故か床が
べたべた
よく見るとヘアーキャッチャーの下から
水が溢れてくる 流れてくる
そう だだ漏れ・・・![]()
電気で照らして底をのぞき込むと
穴 穴 穴 三つ可愛いのが開いてました・・・
「ここから空気を吸い込んでるんやぞ
」
K先輩あきらめ顔でそうのたまう・・・
とりあえずお風呂は使えませんって
フロントに伝えに行こうとすると・・・
ダースベーダーのテーマが聞こえそうな
全身黒ジャージの偉いサン登場
「何しとんのや
」
いきさつを説明しました・・・
「ふ~ん」
そう一言低い声でつぶやいて何やら
道具置き場をあさりだした・・・
その後は・・・
鉄の筒から水を抜き、ヘラやらドライバー
ブラシで内側をこすりまくる まくる・・・
その後水洗いして乾燥させながら何やら
白い粘土の様な物をこね始めました・・・
こっそり粘土の入っていた箱を見てみると
チャラチャチャッチャチャーン
水中ボンドー![]()
水の中でも固まると書いてありました・・・
筒の底が乾いたのを見計らいそのボンドを
お皿のようにキレイに塗っていく・・・
「出来た」
約2時間かかって直してしまいました・・・
「すぐにはアクが出て使えないから、今日は
お風呂の湯を少しずつ抜きながらバケツで
お湯を足して、極力新しいお湯で会員様に
ご利用頂きなさい
」
慌ててバケツを探しに行こうとすると・・・
「これくらいで慌てたらあかんよ
」
といつもの笑みを浮かべ去っていきました・・・
なるほど何日も休んで交換しなくても、
応急処置は出来るんやって普通は
感心するところなのでしょうが・・・
穴が開いてお風呂が暖まらない
うちのクラブって何なのよ 一体・・・![]()
今日思ったこと
この修理も覚えていつかは一人でするのだろうか・・・
っていうか普通は交換でしょうに・・・