『クリーピー 偽りの隣人』

おはようございます！

映画愛好家“しょう”です！

今日は朝から家の周りを散歩してきました！

普段ゆっくりと街並みを見ることはないので

意外と新鮮♪

でもそんな悠長なことを言ってられないのが

この映画。

『クリーピー 偽りの隣人』

引っ越してみたらお隣に

とんでもない人が住んでいたという話。

香川照之さん演じるその隣人が、

もう予告で見た通りの異常な人で。

主人公の西島秀俊さんとの共演も多く、

見慣れた二人ではありますが、

今回はその役どころから、

両者の演技対決が見もの。

あとは何と言ってもコレ、

黒沢清映画なんですね。

いたるところに黒沢清風味、出てます。

内容や雰囲気的に

『CURE』や『カリスマ』を

観たくなる感じ。

いつも無駄なシーンなどなく、

どこか意味深で細部までのこだわりは

今回も健在。

特に注目すべきは、

香川照之さん演じるサイコパスな隣人の

“仕事場”。

あの美術の造形には脱帽です。

ぜひその点にも注目しながら

ご覧ください！

ちなみに、

個人的には特別面白いとは

思わなかったものの、

上に挙げたような細部や

作品自体の雰囲気が一貫していて

映画としての完成度の高さから、

退屈せず最後まで集中して

観させられてしまいました！

あ、ただ竹内結子さんの

叫ぶ感じのお芝居はちょっと苦手 笑

『ランチの女王』は好きなんですけどね。

しょう

『葛城事件』

おはようございます！

東京は今日も暑いです！

映画愛好家“しょう”です！

本日ご紹介するのはコチラ！

『葛城事件』

いやぁ、

またまた赤堀雅秋監督が

やってくれました。

僕は監督の前作

『その夜の侍』が

好きなんですが、

舞台中心に活躍してきただけあって、

本当に役者に良い演技をさせます。

というよりその役者の良し悪しを

見極めてそのシーンに適した芝居を

引き出すのがうまいといいますか。

出演者それぞれに魅力的なのですが、

圧倒的に素晴らしいのは、

やはり三浦友和さん。

もう普段のイメージとは

全然違います！

家庭という自らが築いた小さな国で

己の支配欲を満たすために

ただただその権力をふりかざす

いわば独裁者のような役柄。

お話自体はその父のせいで

次男が連続殺傷事件を起こし、

長男もリストラと父のプレッシャーから

自殺して、まさに崩壊したひとつの家族の

物語なので、決して楽しいとは

言えませんが、前述した三浦友和さんの

怪演だけでも劇場で観る価値はあります。

また、

『その夜の侍』でも描かれたように、

本作でも人間の弱い部分、醜い部分に

視点を合わせ克明に描き出されるさまは、

もう見事と言うほかありません。

少しでも興味を持たれた方は、

ぜひご覧になってみてください！

しょう

『エクスマキナ』

おはようございます！

映画愛好家“しょう”です！

本日は『リリーのすべて』で、

アカデミー賞助演女優賞を

受賞したことでも話題になった、

アリシア・ヴィキャンデル出演、

注目の異色SF、

『エクスマキナ』をご紹介！

これはなかなかの衝撃作。

アリシア・ヴィキャンデル出演ということを

抜きにしても話題になるはずです。

この作品は密室というわけではないですが、

限られた空間でのお話。

ジャンルがSFなのは、

人工知能を題材としているからですが、

とはいえこういった

ワンシチュエーションものはやはり

その内容、脚本が肝心で、

その点でどれだけ観るものの

心を掴むかだと思うのですが、

この『エクスマキナ』は見事にそれに

成功していると思います。

いま、とにかく話題作に出まくりの

オスカー・アイザック演じる富豪の社長が

開発した人工知能ロボットのテストの

相手に選ばれた彼の会社の社員、

こちらも演じるは話題作にひっぱりだこの

ドーナル・グリーソンと、

アリシア・ヴィキャンデル演じる

人工知能ロボット“エヴァ”とのやりとりが

まぁ絶妙！！

加えてその主要キャスト３人が

何を考えているか容易には想像できない

展開と、凡小な僕がかろうじて予想した

結末を遥かに超えて納得させてくれる内容に

下を巻くとはまさにこのことです！

SFが苦手な方も内容とストーリーが

しっかりした作品ですので、

ぜひご覧くださいませ！！

人間とは何か？

その定義を根底から覆す、

見事なお話でした！

しょう