『長縄大会、体育館でみんな跳ぶんだけど見に来ない?』

本人は一瞬、え?って顔をしたけど

「お母さんと一緒で、見るだけならいいよ」と。

 

そうすると長女の担任からも声がかかって、

午前は次女の学年、午後は長女の学年に連れて行きました。

 

次女の学年は、コロナ禍が始まった年の入学で、様々な行事もなくなり、

長縄大会もみんな初めてのことです。

少しゆったりとした空気感。

 

担任の先生は学年主任ではなかったけれど

唯一の男の先生で、学年の中心に立って

いつもみんなに慕われているような存在。

 

この日も真ん中に立って学年全体に呼び掛けてくれました。

『みんな、今日はこやきちゃんが来てくれたよ!うれしいね!

今日はタイマー係をやってもらいます!!」

長縄大会の超重要な責務です(笑)

先生は朝この役割を次女にお願いしてくれて

次女は照れながらも快諾していました。

 

無事にお役目を終え、次女のクラスがダントツで優勝!

みんなが一つのことを成し遂げようと頑張っている姿を

次女はしっかり見つめていました。

『ここでクラス写真を撮りたいんだ。一緒に入ってほしいな』

先生は毎月クラス写真を撮影して、教室の後方に飾っていて

次女がその中に入ったのは、実に半年ぶりでした。

 

色んな思いがあっただろうけど、

「マスクを着けたままならいい」と写真におさまる次女。

ここでもまた感動せずにはいられませんでした。

 

午後は長女の学年。

5年生ともなると、もうガチの戦いで白熱していました。

一応連れて行ったけれど、もちろん端で見学するしかなくて

見かけられた友達に「あ、来たの?」って声をかけられるくらい。

担任も忙しそうにしているから、本当に見学だけして帰ってきました。

日ごろの関係性もできてないのに、高学年の輪に入っていくのは

だいぶ無謀なことでした。

ただ寒いのを我慢して、長女は耳をふさぎながら

じっと見ている。

可哀想なことをしてしまったかも…と少し後悔しました。