今日は英語について
英語が話せるようになって気づいたことを
お伝えしたいと思います。
それは英語はツールであること。
ハサミを使い、
のりを使い
ペンを使い、
筆を使う…
これと一緒なんです。
たとえば…
もしあなたがハサミを使えない人生だったら、使えなくても何とかなりますが
ハサミを使えたら人生の中で選択肢が広がります。
英語もこのハサミと一緒なんです。
では何才からどれくらいのレベルの英語を
お子さんに学ばせる環境を与えたほうが良いのか…
これに関しては
親御さんの満足できる範囲がベストです
逆に言うと
親御さんの自己満足の世界であって、
教育資金に限りがある方は
時期をずらしてお金をかけてあげたほうが
お子さんの経験値として
効果があることも…あります。
長期の海外留学や長期ホームステイができればそれに越したことはないですが、
正直、今の日本で日常会話の程度でしたら
大半のお子さんが努力次第で国内でできるようになるでしょう。
私がそうでしたから
(とは言っても私、スポーツ選手として小6で中国の杭州市・中3でブラジルのサンパウロ市へ2週間の滞在をしています
また、高1でカナダのバンクーバー・大学でフィリピンのセブ島へ1ヶ月程のショートステイはしていますその中で私が英語を目的にして渡航したのはバンクーバーのみで、他はすべて英語以外に目的があって渡航していました)
今はもっと簡単に国内で英語力を身につけることができることでしょう
もう少し大きくなってから
日常会話以上の英語教育へお金をかけたり、
英語をツールとして他の科目やスポーツなどの目的があって留学したり…
というのにお金をかけてあげる選択肢もある
ということです
実は私の大学時代、
こんなことがありました
私の大学には、All Englishのクラス
(英語だけしか話せない授業)があり、
その中でも生徒の英語力のレベル別に
クラスが分かれていました。
その中で生徒が2組みペアになって、
15分程でパートナーを入れ替えながら
60分間ひたすら
All Englishで教授に出されたテーマについて話し合います
私は1番英語レベルが上のクラスに入れていただきましたが、レベルが1番上のクラスのためにそのクラスは帰国子女の生徒がほとんどでした
帰国子女と言っても、
他の科目もしっかり学んで身についている方と
とりあえず英語だけペラペラ…という方がいらっしゃいました。
…帰国子女枠は入試が違うからなのでしょうか?
帰国子女と話すとスラングやネイティブで使うジョークなど…私が初めて聞くフレーズもたくさんありました
聞くは一時の恥
聞かぬは一生の恥
そう思い、学生の私は正直に
「何それ?初めて聞いた。
どんな意味か教えてくれない?」
と聞きましたもちろん、英語で。
すると、
丁寧に教えてくれる帰国子女もいれば
あからさまにバカにしてくる帰国子女もいました
彼女たちは
ジョークと言ってもブラックジョーク…
日本語でいう皮肉を言っては笑ってきたのです
終始笑顔で接しましたが
心の中で悔しかった私は、大学生のうちに彼女たちと対等なレベルまで到達してみせる!!と努力しました
まずはジョークを言えるように…
そして、ブラックジョークには
ブラックジョークで返せるようにしました笑
1年が経ちました。
すると、どうでしょう。
バカにしてきた帰国子女と対等に話せるようになって私は気づいてしまったのです
まずは
会話の中身の無さ…に驚きました
大学の授業の中身はレベルが上がってきます
それに1年も同じ人たちと授業で会話しているとそれなりの知識がないと、どうしても同じ内容の会話になってしまい、つまらないんですね
うーん…。笑
そのうちプレゼンでも
明らかな差がついてきました。
控えめに言って英語だけペラペラの彼女たちのプレゼンの中身が薄め…なのです。
コーヒーでいうなら
アメリカンコーヒーかしら笑
それも薄めの。
…ブラックジョークです
拍子抜けしてしまったのと、
ああそうだったのか…という思いが交錯しました。
ここで、何が言いたいのかというと
英語はあくまでツールであり、
他の教養が身についていなければ、英語というツールは活かしきれないということです。
今になっても
ここまでブラックジョークがでるとは…よっぽど悔しかったんですね、私(*´ω`*)笑
大切なことを気づかせてくれた
あの帰国子女には本当に感謝しています
一方で、
私はいつも丁寧に色々教えてくれる
お姉さん的な帰国子女と仲良しでした
ある日その彼女から笑いながらこう言われました。
「実は私はあなたがこわかった。
だって、あなたは失敗したって
次は必ず成功して起き上がってくる。
あなたは留学していないのに 今や
私たちと同じように話せてるしね!笑」
褒め言葉なんでしょうか?笑
2〜3年も留学していた人からすれば、ネイティブスピーキングが特技で自信と誇りがあったのに
だった1年だけで留学していない友達の英語力が追いついてきたら、確かに少しこわいかもしれない…ですね
さて、
何をお伝えしたかったというと、
ツールとしての英語習得は大切です。
でも英語が全て!!!と親が思ってしまうと
お子さんも英語だけ習得して
満足してしまう可能性があります
親であるわたしたちが
すべての教科も英語と同じように大切なんだということを理解した上で英語教育に臨むことが総体的に最もお子さんの教育に効果があるかもしれません。
私もこのことを心にとめて
英語リトミックに参加されるちいさなお子さんが日本語を学ぶのと同じような感覚でより英語に親しんで貰えるよう今後も努めたいと思います