日本の総裁選についてジェームズ斉藤のメルマガ来てるのに気づいてませんでした。一部抜粋しますが、それでも長いです。ジェームズ斉藤はアメリカの諜報機関の人間なのでそこを念頭にお読みください。

 
(前略)
 
 

ジェームズ もちろんです。その逆に麻生さんによる事実上の「河野太郎潰し」です。

 

——おぉ、河野潰し!! それは朗報です

 

ジェームズ まあ、そう思う方は多いでしょうねぇ。(中略)この乱立している状態というのは麻生さん自身にとっても有利です。菅さんはすでに小泉進次郎一本に絞って、これで一気に総裁選勝利に持っていきたいわけで乱戦は嫌ですからね。よって、今回の麻生さんの発言は「1本化できない弱みを見せた」わけでも、「結局、河野太郎を推す」わけでもないということです。岸田さんの突然の辞任表明で勃発したカオスをわざと煽り、菅さんの影響力を削ぐという戦略です。

 

——では、これから麻生さんの反撃が始まると。

 

ジェームズ いえ、ことはそう簡単にはいきません。というのも一昨昨日の26日に2つの怪しい出来事が起こっています。一つは二階(俊博)さんと菅(義偉)さんが会談しました。二階さんは翌27日に渡中し習近平に会う予定ですから、完全に反麻生ということになります。麻生さんがトランプに会ったのであれば自分は習近平に会うということです。

 

——じゃあ、この前ジェームズさんが言っていた麻生さんと二階さんが裏で手を握るという可能性はなくなったんですね。

 

ジェームズ 当面の間はなくなりました。二階さんはやはり菅さんと手を組んで進次郎を推していくということです。

 

——二階さんと麻生さんの手打ちがなくなったということは小林鷹之の勝利の可能性は少なくなったということになりませんか?

 

ジェームズ 一概にそうとは言えません。旧二階派の陰が薄くなったということは、麻生派及び岸田派の力が増すことになります。また、旧二階派の会長代行であった中曽根文弘さんは麻生さんの最側近の一人です。(中略)中曽根弘文さんは現在でも日米国会議員連盟の会長で、ゴリゴリの親米派です。そんな中曽根弘文さんが親中派の旧二階派に所属していたことのほうが不思議なくらいです。

 

——考えてみれば、二階派ってもともと中曽根康弘元首相がオーナーだったんですよね

 

ジェームズ 中曽根さんと言えば、ロナルド・レーガンとの関係をロン・ヤス関係と言われたほどの親米派。その中曽根元首相がオーナーだった中曽根平和研究所が旧二階派の元祖です。しかし、二階派の中身は親中派と新米派が奇妙に共存していた政策的にまとまりを欠いていた派閥でした。それを象徴するかのように、弘文さんの息子の中曽根康隆氏はすでに小林鷹之支持を表明していますので、旧二階派も完全に分裂しています。

 

——コバホークは二階派の中の親米系だったんですね。ただし、政治家の師匠としては二階さんを尊敬していると。

 

ジェームズ そうですね。前回、お話ししたように小林鷹之にとって二階さんは選挙戦などの師匠ですから、心情としては対立したくないというのはあると思います。しかし、選挙となれば、そこにいつまでもこだわってはいないと思います。なにしろ、小林鷹之は経済安全保障利権の象徴です。国策半導体企業のラピダス支援を含む、今後約10年で捻出される数十兆円規模の政府補助金をかけた戦いになるわけで、甘利さんが早々に支持を表明し、中曽根康隆氏も追従したのはそれが理由です。

 

——金と利権!!

 

ジェームズ 政治家が動く理由はいつもそこですから。もともと麻生さんと甘利さんの命令で岸田さんが立ち上げたのが2021年10月に始動した経済安全保障政策です。これに絡む利権はさまざまな利権の中でもアメリカの支持を特に得ており、金額としても突出しています。逆に菅さんの場合はIR利権、ソーラー利権、アイヌ利権など、中露や日本の在日や部落などが絡む地方の怪しい利権ばかりです。いまの日本政界は自分ファーストで保身しか頭にない国会議員が多数派なので、同じ利権を追い求めるにしても、金額が大きくアメリカの支持がある、ある意味“真っ当なもの”を目指す方が遥かに得策と彼らは考えます。

 

——結局、そこだったんですね!!

 

ジェームズ 権力争いとは利権争いのことですから。以前も言いましたが、政治はすべて金の流れを見るべきなのです。

 

——いやぁ、いまそれを痛感しています。経済安全保障利権vsIR&アイヌ利権の戦いだったのかと。やれやれですよ。

 

ジェームズ ですから、アメリカの紐付き議員と中国の紐付き議員に分かれるのです。わかりやす過ぎるくらいです。

 

——本当によくわかりました! では、そうなってくると、例えば、進次郎vsコバホーク=菅派vs二階派になるなんてことはありえないと。

 

ジェームズ それはないと思います。旧二階派で二階さんに近い者は小泉進次郎支持になり、菅さんと二階さんの対立にはならないと思います。菅さんと二階さんが対立するとなると共倒れになり、麻生さんに漁夫の利を与えることになります。旧二階派の一部で中曽根文弘さんなどは麻生派に流れると思いますが、少数派です。それよりも怖いのが岸田さんの動きです。さきほど話した26日の怪しい動きのもう一つは岸田さんで、なんと岸田さんは26日の夜に森喜朗さんと会っています。

 

——えっ!? 森さんはどちらかというと菅派ですよね。

 

 

ジェームズ ですから、そこが岸田さんのサイコパスなところで恐ろしいのです。

 

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