まずは、アメリカのニュースから。アメリカのカンザス州が「コロワクが安全で効果的と謳ったが、深刻な副作用がある事を知りながら隠蔽し、人々の判断を誤らせた。」として、ファイザーを起訴したそうです。ここで勝訴したら全米でこの動きがあるかもしれません。大変重要な裁判かなと思います。
さて本題。10年以上前にまだアメリカに住んでる時、サウス・サンフランシスコにある大きな製薬会社の社員から抗がん剤は効かないと聞いて知っていたとは言え、何割が効かない他の情報は知りませんでした。やっとこんな情報も表に出るようになったんですね。おそらく癌はmRNA予防ワクチンでなくすとか、そう言うバックアップの計画があるから本当の事を出すのもそれ程都合が悪く無くなったのかもしれません。
一部抜粋:
過去25年間に欧州で承認されたがん治療薬のうち、およそ6割が「効果のエビデンスがない」または「わずかな効果しかない」とする衝撃的な論文が、今年2月にオランダ・ユトレヒト大学のローレンス・ブローム准教授らによって公表された。
本誌はブローム氏に取材し、その内容を【名門ユトレヒト大学が警鐘…「がん治療薬の6割は効かない」ことを暴いた「衝撃の医学論文」の中身】で報じている。
ブローム氏らのチームによれば、1995年から2020年の25年間に欧州医薬品庁(EMA)が承認した、抗がん剤やがん治療薬131のデータを分析したところ、およそ6割が「効果が怪しい」ものだった。それにもかかわらず製薬会社は、開発に必要な研究開発費を大幅に超える莫大な利益を得ているという。
「私たちの研究チームの分析で、新たに承認されたがん治療薬の多くに『付加利益』、つまり効くというエビデンス(根拠)がないことがわかりました。それどころか、うち41%は効果が『測定不能かマイナス』、さらに23%は『ごくわずかな効果』しかなかったのです。
いま、がん新薬の薬価は上がる一方で、保険制度を圧迫しています。わが国も例外ではありません。製薬会社が、ほとんど治療につながらないクスリでボロ儲けするのはおかしい
しかも、前述したような効果の乏しいがん治療薬の多くは、『迅速化パスウェイ』という特別なプロセスによって承認されていたこともわかりました。承認を早めるために、治験などで十分なエビデンスが得られていなくてもいい、とする制度です」(ブローム氏) なぜ、エビデンスが不十分なクスリの承認がそれほど拙速に行われてしまうのか。
そもそも、すでに「効く」とされている抗がん剤についても、その意義に疑問を呈する人は、医療関係者の中にも少なくない。国立がん研究センターを経て、現在は漢方を中心にがんの治療を行う銀座東京クリニック院長の福田一典氏が言う。
「抗がん剤の本質は毒ですから、重い副作用をなくすことは決してできません。今から約80年前に初めてできた抗がん剤はナイトロジェンマスタードといって、毒ガス兵器のマスタードガスをもとにした化合物でした。これは現在も、毒性を弱めたものがアルキル化剤と呼ばれ、使われています。
抗がん剤で難しいのはがん細胞にだけ、この毒を作用させること。しかもがん細胞は治療を進めるほどに、耐性を獲得してクスリが効きづらくなっていく。そうなると、どんどん強い抗がん剤を使うほかなくなり、とくに高齢になると白血球減少や脱毛、胃腸の出血といった副作用も重くなっていきます。はたして、70歳をすぎて、苦痛の中で数ヵ月延命することが本当に幸せでしょうか
オプジーボの薬価が下がり続けていることを受けて、この春、小野薬品工業の相良暁会長は「理不尽だ」と憤った。だが多くの人が、現在のがん治療薬をとりまく「構造」に気づいて声を上げるようになれば、そうも言っていられなくなるかもしれない。