マドリッドの後はバルセロナ。私は90年代初めから何度か来てて観光は一通り終えてるので観光はしません。今回スペインお初の友人との旅行だったので1つだけ行きました。

 

自分が把握できてる地域に宿を取ったので、そこからすぐ側のガウディ建築の家の前を通り、また別のガウディ建築の家に地図見る事もなく徒歩で行きました。

 

通りかかったカサバティロ。お金持ちのバティロ家がガウディにリモデルを頼んだお家。

 

 

相変わらずこのカーブの感じも色も素敵。アールヌーヴォー期に活躍した人なのでカーブ使いが特徴的なのかもしれません。

 

 

それにしても凄い人でした。特に中国人の団体客がこの建物の前で大声で何か叫んでました。多分、普通に話してただけと思うけど、超声がでかい笑

 

その隣の建物も十分素敵です。

 

 

さて、徒歩でまたちょっと行くと私達が数日前に入場予約しておいたカサミラに到着。現地では全然違うお名前で呼ばれてますね。ラ・ぺドラだったかな?お金持ちの人から自宅の設計を頼まれて建てたもの。個人の邸宅としては巨大でしょう。

 

 

これまた今回知ったけど、カサミラも世界遺産登録されてるそうです。

 

このカーブが何とも言えないですね。もう、ここで既にガウディ天才と思ってしまう爆  笑左矢印単純

 

 

玄関だったのかな?いちいち全ての形が美しい。

 

 

ただ、中は1900年代初頭の感じのままと言うか、ある意味古臭い狭い部屋が沢山ある感じです。とにかく人が多いので人を避けて写真を撮るとか不可能だから知らない人が映ってます爆  笑

 

 

バルコニーの向こうに見える景色

 

 

下から見上げたところ。やはり個人の邸宅としては巨大。お金持ちが沢山いたんだなと思います。私達が泊まってたホテルもほど近いけど、同じ時期に建った個人の邸宅だったそうです。先程のカサバティロも同じ時期にガウディがリモデルしてます。

 

 

上から見下ろしたとこ。

 

 

初めてここに来た時、屋上にこんなの作るなんてって、沢山の像に感動したけど、今回はこの手前のキノコのようなのが気になっただけ。こんなのあったかな?この春、うちの庭に勝手に生えまくってたキノコに似てる。

 

 

なんかユニークな顔ぞろいは、、

 

 

お土産売り場で売ってたバッグのデザインにもインスピレーション与えたようです笑

 

 

他にもお土産売り場で見たのは、海の物。一番上の部屋で展示されてた所に、ガウディは自然の物の形からインスピレーションを受けてそれを建築などの形にして行っただけで、自分は単に自然の訳者でしかないと言った言葉と共に、こうした自然の物が展示されてたからでしょう。ガウディさん、謙虚な方です。

 

 

家具もこのお家用にデザインしたようです。この一番上のお部屋はガウディと言う人を学ぶのにいい感じの展示室でした。

 

 

久しぶりに来たので、新たな発見や感動もありつつ、以前来た時とは全く違う気持ちで見てる自分を感じ、とても楽しかったです。

 

ガウディさん、このお家を設計後は、サグラダファミリアに没頭したとの事。

 

サグラダファミリアやグエル公園などガウディ系の建築は、前回観光した時まで予約も無しに行って普通にチケット買ってすんなり入れたのに、今や人気のスポットは数ヶ月前から予約してないと入れないようですね。友人はそうしてなかったので、サグラダファミリアは外観しか見れませんでした。でも、私が90年代初頭に初めて見た時の思いっきり建設中の時の方が見応えがあり、中が完成してからは逆につまんなくなったと私は思うので、外見るだけで十分と個人的には思います。

 

凄い人出で、おそらく京都あたりもこんな感じかなと思いました。私も久しぶりに側で見たサグラダファミリアの外観は、色がカラフルにペイントしてあって、まだ完成じゃないと知りました。私は車で前を通りかかっただけなので、写真は撮ってませんが(あの人混みでは寄りたくもなかったし)、そのうちもっと完成してきたら、人が少ない早朝とかに見に行っても良いなと思いました。カラフルな建物になるのかなぁ。

 

余談ですが、ガウディさんは死後、サグラダファミリアに埋葬されてるそうです。ミサに行く途中に転んで、運悪くやってきた路面電車に轢かれて重症だったのに、身なりにかまってなかったので浮浪者と思われ、手当が遅れて他界されたと言う悲しい最期。でも、最後は自分の作品サグラダファミリアと共に永遠にあるって、芸術家として幸せな事ではないでしょうか?