昨日はどうやってロシアが経済制裁を乗り切ったかの話を書きました。アメリカは、今度は中国に対しても似たような経済制裁しようとしています。

 

台頭して欲しくないから孤立させたいと思ってるんですね。でも、また同様にアメリカが苦しむだけで失敗に終わるだろうと、分かる人は皆言っています。この人のが一番分かりやすかったので紹介します。

 

 

ロシアはスイフト利用禁止されたので、国も会社も貿易できないと西側は思ったようですが、実際は金や互いの通貨を使って貿易始めたので全く困りませんでした。お陰で多くの国が脱ドル始めて、BRICSも急速に強化され、アメリカは脱ドルを加速させることになって逆効果。

 

アメリカは既に実質GDPで中国に抜かれ、世界2位の地位になってて、中国を潰したくてたまりません。

 

昔は世界のほとんどの国々の貿易相手国としてトップだったのがアメリカ。以下は2000年の統計

 

 

それが20年後の2020年では、対中貿易が対米貿易を抜いており、120カ国以上が中国が貿易相手としてトップとなっています。貿易させられてるのはほぼ西側のみ。。

 

 

貿易の量と並行して、2000年頃の世界の通貨保有率は73%がドルでした。これも現在は43%くらいに落ち、支えてるのは米と運命共同体の西側、特に日本です。

 

アメリカがウクライナ戦争の時経済制裁を呼びかけたのに85%以上の国がシカとしたのは、アメリカの世界的影響力がどれだけ落ちてるかを数字化されたようなもの。。

 

かつて安全な通貨としてドルの国債も買われていたけど、今は危ないので世界はどんどん売っていて、買ってるのは日本くらいです。誰も国債買わなくなったら、お金を刷る事ができなくなるのでアメリカは身動きが取れなくなって破綻するしかありません。

 

こんな状況で中国を経済制裁すると言っても、中国は西側経済圏なしでも十分生きていけるので困らない。実際、現地情報が入ってますが、急速に脱西側経済圏を推し進めてるようです。こう言う時、共産国家は動きが早いですね。

 

今後むしろ安い物が入らなくなり行き詰まるのはアメリカ。それでなくとも止まらないインフレで物が高すぎて、企業の生産や個人消費は縮小。両者とも借金だけ増えて破産続出。破産されると銀行も焦げ付いて破産と言う連鎖になります。

 

最も、銀行の破産は不動産価格の崩壊が大きいんですが。。サンフランシスコなどは9割引きで商業不動産売ったりしてるのが現状。それでも売れれば1割は回収できるからマシと言った状況です。

 

それでも、先日も書いた通り、戦後ずっと制裁などで脅す事で各国を思い通りにしてきた国なので、頭を切り替えられず、トランプもドルを使わない国を全部制裁すると、既に脅しています。

 

 

アメリカは裸の王様状態なんですよね。まだまだ自分はイケてると勘違いしてる状態。自分が弱って世界はどんどん背を向けてるのに、まだ日本のような子分が自国の命をかけて絶対的忠誠を捧げてるせいか、まだ脅しだけで通じる強い国だと勘違いしており、それから抜け出せない感じでしょうか。

 

確かに中国も前よりは落ち込んでますが、問題の根本はアメリカのそれとは全く違い、国内需要は三半期連続で上昇し、既に経済回復の兆し。今年の成長率は5%行けるのではと言われ、中長期的には問題ないと、専門家は皆分析していて、分析ビデオとか見たらどれも納得がいく内容です。

 

でも、西側メディアでは中国のネガティブな事を切り取ってしか報道しないので、日本も中国はダメになると思い込んでるかもしれませんね。

 

アメリカの力が弱まると同時に、日本は中国の影響力が高まる。その準備は日本の法改正や政治的動き見てたら着々と進んでる感じは既に見えますが。。

 

日本支配は米から中へ。。それはこれからもじわじわとしたシフトでしょうから、感じにくいかもしれませんが、起きてると思います。