スイスのインターでは、学校によって高校のプログラムが違い、アメリカの大学に行くAP、フランスの大学に行くフレンチバカロレア、スイスの大学に行くスイスマチュリテ他色々コースがあります。

 

その中でも最も多いのがIB(インターナショナル・バカロレア/国際バカロレア)のコースで、現在IBは世界中で試験の真っ最中〜。

 

友人から聞いたのですが、そのIBで試験の内容が流出するスキャンダルがあったとの事。で、家に帰ってちょっと見てみたら、インドのニュースにそれについて書いてありました。

 

 

 

以下一部抜粋:

 

国際バカロレア・ディプロマ・プログラム(IBDB)の学生がタイムゾーンの違いを悪用して、ソーシャルメディア・プラットフォーム経由で数学やその他の試験問題を流出させ、まだ試験を受けていない異なるタイムゾーンの学生に不当な優位性を与えたとされる。

 

サウスチャイナ・モーニング・ポストの報道によると、ビジネス管理、国際政治、数学、物理学、コンピューターサイエンス、生物学、化学など、さまざまなIB試験の問題がRedditやTelegramなどのプラットフォームに流出したという。 

 

「タイムゾーン不正」と呼ばれるこの問題は、IB当局による調査につながった。国際委員会の55年の歴史の中で、このような試験問題の漏洩が起きたのは今回が初めてだ。

 

漏洩した資料は日曜日の時点で合計 45,000 回以上ダウンロードされており、この問題の重大性について疑問が生じていると指摘した。

ダウンロードサイトのデータによると、何千回もダウンロードされた漏洩した IB 試験資料のタイトルは、「ペーパー 2 数学 AA HL」、「数学 AA HL 問題」、「ビジネス管理ペーパー 1」、「グローバル政治 HL ペーパー 2」であった。これら4つの試験は4月26日から5月2日の間に行われた。

「この活動の出所を特定し、責任者を追及するために適切な措置を講じている」とIBは声明で述べた。しかし、出所は明らかにしなかった。

タイムゾーンの差から、インドの学生が試験漏洩の恩恵を受けにくいことがわかった。しかし、香港、シンガポール、ヨーロッパ、南北アメリカの学生は有利になった可能性がある。

「学生を特定した場合、IBは不正行為について正式な調査を開始し、学生は試験で点数や関連科目の成績を取得できない可能性がある」と述べ、「その結果、卒業証書は授与されず、学生は再試験を受けることも禁止される可能性がある」と付け加えた。

 

う〜ん、一生懸命勉強してテスト受けた子達に影響がなければいいけれど。こんな問題があるなら、大まかなタイムゾーン毎にテストを作ればいいのになと思いました。

 

そう言えば日本も時々テストの内容とか流出してるようだけど、結局どうしたのかな?