医療従事者専門サイトで、こんなのがありました。

 

 

流行開始からでも2年余りが過ぎて、このCOVID-19による認知機能障害に関して本格的な臨床研究が報告されるようになった。と言うことで、まず武漢の研究では、平均年齢69歳で感染者1,438名を対象、平均年齢67歳の438名を1年間観察した結果、コロナの症状が重篤であればある程、認知機能低下が高かったそうです。

 

4つに分けた重篤度で最も重篤な症状だったグループは、進行性認知機能低下を生じるオッズ比が19.0と極めて高かったとの事。オッズ比とは「起きやすさ」みたいなもんだそうです。

 

また、感染による脳構造変化についての画像研究が英国から報告されている。401名の感染者(51~81歳)が対象で、平均141日間隔で頭部MRI画像が撮像されている。その結果、次の3つの所見が得られている。

 

1)前頭葉の眼窩皮質との萎縮がみられた。

2)一次嗅覚路と機能的に結ばれている脳部位の組織破壊が認められた。

3)脳全体の萎縮が認められた。

 
との事。また以下の記事から抜粋すると:

 

 

認知症発症の原因として注目される炎症

 

コロナによる認知機能の低下や認知症発症の原因として最も注目されるのは炎症、とくにサイトカインであろう。

 

このサイトカインとは、ある細胞から他の細胞に情報伝達するための物質である。その中でも有名なのは、インターフェロンやインターロイキンだろう。感染量が多くなるほど、サイトカインも大量に放出されるが、それが著しい場合はサイトカインストーム(免疫暴走)と呼ばれる。

 

サイトカインストームが起こることで大脳組織の炎症が生じる結果、認知機能に障害が生じる。なお近年では、アルツハイマー病の病因仮説として、脳の炎症説は主流の1つとなっている。

 

また別の説として、新型コロナウイルスは、微小血管に障害をもたらし、肺の組織を障害することによって、大脳への酸素の流れに支障を来すことに注目するものがある。さらには、新型コロナウイルスとアミロイドやタウとの関係にも注目するもの、あるいはアルツハイマー病の危険因子とされるAPOE4を介して発症に関係するという考えなどもある。

 

いずれにせよ現時点において新型コロナウイルスと認知症の発症との関係について確立しているわけではない。今後の長期的なフォローアップにより、少しずつ解明が進んでいくと思われる。

 

以上。脳組織の炎症や、脳の萎縮が見られたとか怖いですね。コロワクでの認知症の発生、促進はどうやってなるんでしたっけ?表立ってそんな研究は出てこないと思いますが、脳への影響を発信してる医師とか居ましたよね。やはりの脳の炎症と、あと変な薬物が沢山入ってた影響だったと思いますが。。

 

余談ですが、コロナ罹患での嗅覚障害も、一次嗅覚路と機能的に結ばれている脳部位の組織破壊が原因だと分かったとの事です。