「知られざるウクライナ人の一面(前編」の続きです。

 

ナチス思想のウクライナ版を支持し、自分達より強い隣国や人達を敵対する事でウクライナ人と言うアイデンティティを確立しようとしたウクライナ人達でしたが、指導者のバンデラを失ったのと、戦後ナチスの思想は世界的に非難されたので、ナチス的ヘイトの思想は下火に。。

 

でも、折角下火になっていたのにまた火をつけ焚きつけたのは、先日辞任したヌーランド。今ではアメリカも認めているが、2014年からビリオンと言う額のお金を注ぎ込んで、ネオナチ思想を復活させたのはアメリカだと、この教授さんは言ってます。

 

同じ事をスコット・リッターも言ってました。リッター氏のロシアとウクライナの歴史と文化の理解と知識はとても深いので、彼の話も興味深いです。リッター氏は戦争の専門家ですが、歴史的背景が分からないと、この戦争は読めないと言ってます。

 

2013年、ウクライナの選挙で国民はネオナチではなく、ロシアとも仲良くしていた大統領を選んでいたにも関わらず、アメリカの工作で民主化運動と言う名の下「マイダン革命」を起こさせ、政権を転覆させ、アメリカの傀儡政権を作り、クリミア侵攻に至ったのは、皆様も記憶に新しいところかなと思います。

 

その後、アメリカのネオコンによる民主化と言う名のウクライナでのネオナチ思想の復活は、先程のパンデラ思想の熱狂的支持復活と同時に、

 

 

元々ロシア人が多い以下の地域のロシア人虐待とセットで進んで行きました。ロシア正教会の禁止と焼き討ち、ロシア正教会の牧師の虐殺、ロシア語禁止などなどを含めたこうした事実は、西側の国ではタブーで日本のメディアだけ見てても出ては来ないので知る人ぞ知るでしょうが。。

 

 

私はバンデラの思想の本は読んでないし、沢山のウクライナ人と話してみた訳でもないので実際のところは分かりませんが、ほとんどの一般のウクライナ人は深く考えずなんとなくこの思想をサポートしてたら自国愛が湧いてきて、足りない心の中の何かが埋められる気がしたんじゃないでしょうか?

 

何千年も日本民族として日本に暮らして、日本人という確たる意識を持ってる日本人には、そんな意識を持たない感覚を理解するのは難しいかなと思います。いずれにしろ悲しいお話。

 

とは言え、ヘイト=愛国心は、どんなに焚き付けられたとしてもいい結果にはなりませんよね。

 

例えウクライナ人が深く考えずにロシア人を虐待したとしても、そこに暮らすロシア人達がそもそも兄弟と思ってるウクライナ人に酷い目に遭わされたのは動かしようのない事実。

 

プーチンがウクライナ侵攻前にした国民への演説では、侵攻の目的はロシア人の平和の為に「ウクライナのネオナチ排除」と「ウクライナの軍事力解体」と言ってました。ネオナチって思想から来るものなので、どうやって排除できるのか分かりませんが、ゼレンスキーがネオナチ政党の復活と位置付けるなら、ゼレンスキー政党を潰すことが1つの目標かもしれません。

 

スコット・リッターも言ってましたが、ウクライナ文化の根底は「ヘイト」。自分達と違うもの達を排除と言うのがウクライナ人のアイデンティティを支えているので、ウクライナの西側地方は西側文化に近い分、自分達の方が洗練されているとして東側地方のウクライナ人すらも差別して見下し、東側からの徴兵にもっと力を入れてると以前言ってました。なかなか興味深い話です。

 

韓国の「恨(はん)」の文化にも似た感じですかね?人を恨み妬み陥れたいのが根底にあるので、他国も妬み恨みますが自国民に対してもそうで、お陰で国がなかなか上手く発展できないと言うジレンマがある。

 

まぁ、スイスの村社会的思考と差別、日本の「出る杭は打たれる」思考も似たようなもんですけどね〜。どこの国も全員じゃないけど村社会的な排他的結束と、好ましくない思想、思考の人は居ますよって事でしょう。

 

ヘイトが地球上の人々の心から消え、心の平安が訪れるといいなと思います。

 

余談ですが、この「敵を作って結束させる」は、今でも西側がよく使ってる手ですね(ロシアや中国の敵視、トランプや右派の敵視他)。中韓も内政がやばくなると反日を煽って結束させますしね。これ、悪魔の常套手段でしょう。

 

アメリカは国内でもあらゆる「ヘイト」や分断を作り、内戦にも導こうとしてるようですけどね〜。悪魔の挑発には乗らないようにしたいもんです。