ご存知の方も多いと思いますが、ジプシーってより良い暮らしを求めて(?)東へ移動した一部のインド人の子孫達で、あまり定着せず暮らす人達。今や1つの民族と括られても不思議はない、独特な文化の人達。

 

そのジプシーの結婚は、親による娘の身売りだったと言うのが意外でした。もっと意外だったのは娘達は喜んでそうしており、関係者全員ハッピーなシステムと言う点。

 

あまり定住しないジプシーですが、多くが定住してるブルガリアの一部で、年に1度の花嫁市場を取材したビデオからその様子を抜粋します。

 

 

父親は通常、娘が小学校を卒業したら学校へも行かせず、外に出さないそうです。勝手に恋愛して変な男とくっつかない為に。なるべく高く買ってくれる男性を見つけないといけないからです。

 

相場は20,000〜50,000LEVAだそうです。50,000LEVAは27,000ドルだそうですが、物価が安いブルガリアでは大金との事。27,000ドルは日本円で約415万円です。

 

大体それくらいの相場感覚で、売り値はお父さんが付けるとの事。当然、若い子、美しい子が高い値段をつけられ、目が青いとかだと更に高値だそうです。もし娘が相手を気に入った場合は、割引を適用。そして高く売れた場合、娘をいくらで売れたかと言う自慢を一生できるのだそうです。ひゃ〜あせる

 

ジプシーは通常働かないので、空き家を見つけては勝手に住み着き、電気屋ガスや水道費用も払わず、その国の税金から払われるそうで、ブルガリア人は嫌ってるそうです。左矢印水道とか止められないのが不思議。そんな感じなので娘は大とても事な収入源。

 

 

ここもジプシーが沢山住んでる地区だそうです。こちらは女の子が生まれなかったお家でしょうか?男の子ばかりだと逆に貧乏になりそうですね。

 

 

一応、これくらい働く人もいるようですね。あと、子豚の売買もする人は居るそうです。

 

 

娘達は売れ残ったら大変なので、このイベントを楽しみにしており、嬉々として準備するそうです。ドレスや靴を買って貰えるから嬉しいらしい。

 

 

実際の花嫁市場はこんな感じ。見物客も多いそうで、この小さな村での観光収入に貢献してるそうです。

 

 

花婿は色んな所から来るジプシーだそうで、花嫁花婿は皆初対面なので、いかにもお金ちそうと見せかける事が大事。だから家族で高級車に乗ってやって来るそうです。車は盗んだものじゃないかと思いますけどね。

 

 

スイスで見かけるジプシーは家を持たずキャンプ生活でいろんな所を回って暮らしてるのに、みんな車だけベンツで不自然に思ってたんですよね。何故みんなベンツに乗ってるのかやっと分かりました。

 

もちろん、持ってるだけの貴金属や時計を身につけてお金持ちに見えるようにして花婿候補達はやって来るそうです。

 

 

お嫁さん候補達も同じ。

 


娘が売れたら娘の家で祝い、その次両家が会うのは結婚式だそうです。

 

1度目はお見合いで2度目に会うのは結婚式って、普通に今のインド人と同じですね。インド人の友人もそうだったと言ってました。それでも離婚率は自由恋愛の国より低く、上手く行くのが面白い。

 

ビデオでも言ってますが、ジプシーは元々インド人だけに、インドの習慣を引き継いでるものが多いと言ってました。