ウクライナで紛争が始まった時、西側はロシアに1万6千件近い経済制裁を加えたそうです。1万1千は個人に対し、4600は銀行他、企業などに対し。。

 

ロシアにあった600以上の西側資本も去り、

 

西側はこれでロシアは貿易もできなくなるし、孤立し経済崩壊し、国は混乱右矢印怒った国民はプーチン非難で政権交代のチャンスと狙ったようです。

 

同時に、弱るから絶対戦争に勝てる。そしてロシアを90年代の頃のように西側の傀儡国家に戻そうと企て、長年その為にウクライナを取り込み、今回の戦争にロシアを引き入れました。

 

ロシアは広大な領土を持つので、食料も燃料も自立でき、西側が欲しい沢山の鉱物資源なども豊富。だから、西側はどうしてもロシアを手に入れ搾取したいのです。

 

だからウクライナとロシアは侵攻後間も無くイスタンブールで和平合意しようとしてたのに、ボリス・ジョンソンが飛んできてゼレンスキーを止め、絶対に戦争せよと戦争させたのでした。その時はまだ勝てると確信してたんですね。

 

このビデオができた時点での制裁は1万6千件弱でしたが、さらに増えたのは知ってました。もっと新しいニュースでは1万9千近くとなっています。

 

 

さて、それだけの制裁を受けたロシアはどうやって制裁を回避し、逆に経済成長へと持って行ったのかと言うのがビデオの内容で、本題です。

 

実はロシアは2013年からずっと経済制裁されても大丈夫なように準備して来たと言ってます。例えば現在既にBRICS加盟国などとやっている、ドルを介さない貿易の準備など。。BRICSが立ち上がったのは2009年なので、私は2013年以前から準備と思いますけどね。

 

西側は制裁したものの、西側の制裁に加担しなかった国の方が圧倒的に多かったので、ロシアに賛同する国々とBRICSの強化。プラス、ロシアの通貨が安くなるように操作し、これらの国にドルを介さず燃料を安く大量に売って経済成長果たしたのは、わりと誰でも知ってるロシア経済制裁の敗因のストーリーでしょう。

 

中国との貿易だけでも3年で124%の上昇だそうです。

 

 

他には、金は制裁の対象にならなかったので、金の採掘量を増やしたり、経済を戦争経済へとシフトしたのもあるそうです。

 

ロシアのチップ技術はアメリカの15年遅れているそうで、最新鋭の武器を作れないように西側はチップがロシアに入らないように制裁したけど、中国から難なく入ったので、ここでも全く影響なし。

 

また、制裁されてる高級品なども割高にはなっても前と変わらず入手できるのは、他の国を介して手に入るからだそうです。

 

 

西側も燃料をそうやってインドから買ってますよね。別のビデオで見ましたが、戦争前に西側がインドから買ってた燃料は2%だったのに、今や欧州は40%をインドから買ってるようです。その燃料は、インドがロシアから買った原油とかをインドが精製して高く売ってるので、元はロシアから。。おかげでインドは棚ぼたでめっちゃ儲かってしまってるようです。

 

このように抜け道はいくらでもあるので、経済制裁はそれほど効果がないのが実態だそうです。特にロシアには。

 

また、興味深いのはロシアのルーブルは金と引き換えられるようにしたのだそうです。つまりルーブルだけ金本位制の復活ですね。

 

1gの金=5000ルーブルだそうで、これによりロシアの通貨の信用と需要は高まります。おそらく経済制裁の嵐と言うメッセージ性だけでルーブルが下落したら困ると思ったので、その為の対策だったのでしょう。2022年4月にそうしています。

 

でも、これでルーブルが上がり過ぎた

ようで、中央銀行が介入して価値を下げていたのを覚えています。輸出に影響するので、通貨は望むくらいのレベルに下げたと言う訳ですね。私は中央銀行が介入して、ルーブル高を回避したのは知ってましたが、なぜ上がったのは知らなかったので勉強になりました。こうした金融政策も成功したって凄いなと思います。

 

困った時こそ国の舵取りを上手くできるトップを持ってるロシア国民はラッキーと思います。と言うか、それが政治家本来の仕事と思うけど、本当にそれをやってる政治家は、ロシアくらいなのかもしれません笑い泣き

 

余談になりますが、スコット・リッター曰く、西側がロシアのオリガルヒ個人に制裁をしたのが、プーチンにとって棚ぼただったそうです。

 

新興財閥オリガルヒは、ソビエト崩壊後、ロシアのエネルギー他、西側と共に美味しい経済産業を全部抑えてしまいました。エリツィン時代まで西側に搾取される国になり下ってしまったのを、ロシアをロシア人の手に取り戻す為に登場したのがプーチン。実際ほとんど取り戻し、今のロシアを極貧のソ連崩壊後から経済成長させたのでした。物凄く大変だったそうですけど。

 

プーチン登場後、沢山のオリガルヒは国外逃亡(その多くはスイスに来ていて身近にもいます)。残ったオリガルヒは政治的には口を出さないとプーチンと折り合いをつけ、ロシアに居ました。でも、莫大な財力を持つオリガルヒの影響力には、プーチンはいまだ頭を痛めていたそうです。

 

そこで西側の経済制裁が入り、その力は弱まると同時に、やはり西側は信頼できないと、オリガルヒ自身がロシアファーストみたいな意識に目覚め、何もせずともプーチンは国内のオリガルヒとやりやすくなったのだそうです。

 

結局、この経済制裁は西側経済をインフレ他で疲弊させ、中露が硬く結束する結果となり、逆効果となりました。

 

西側のインフレは、ロシアからの安いエネルギーが来なくなったからの連鎖による値上がりです。燃料費が上がると、生産費や物流費が上がるので、全ての値段が上がるのです。西側の国民はインフレの原因を知ってたら、早くバカな戦争が終わるように政府に文句言うと思うんですが、知らないのかもしれませんね。

 

それに脱ドルを加速する事になってしまい、米国覇権の弱まりも加速。お陰で、世界での影響力は益々弱まり、西アフリカの数カ国はやっとフランスの植民地の立場から独立。軍事力の弱さも露呈してしまい、西側には1つもいい事ありません。自業自得ですけどね。

 

それでも制裁で脅したり、メディアでプロパガンダを流して世論を扇動する以外他に脳がない西側は、懲りずに次は中国に同じ事を仕掛けてる所です。この点、誰がトップになってもアメリカは同じ。これでまたアメリカの覇権の弱まりはさらに加速の結果となるだけでしょう。