BRICSのデジタル通貨も進展中ですが、プーチンのアイデアによるメンバー国間での物々交換と言う新アイデアが出てきました。
例えば、ロシアは小麦、大麦などの麦関係、インドは米、ブラジルはコーン等の世界シェアを結構持っていたりするので、物々交換したらどうだとの事。中国はレアメタルとかいっぱい持ってますよね。
背景には、通過と同じく戦後アメリカが穀物や金属の値段を決める仕組みが出来ていて、彼らの都合でこれらの値段が安定しないからだそうです。シカゴのCME Groupと言うデリバティブの会社が決めてるのだそうです。
wikiによると、CME Group Inc. は金融サービス会社です。 シカゴに本社を置く同社は、シカゴ・マーカンタイル取引所、シカゴ商品取引所、ニューヨーク・マーカンタイル取引所、商品取引所などの金融デリバティブ取引所を運営しています。 同社はS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスの27%も所有している。とのこと。
デリバティブは先物取引、オプション、スワップなどの金融商品の総称。アメリカにとって世界の食物は自分達中心で金儲けの材料でしかなく、不安定。そのようなシステムを回避してなるべく安定できるように物々交換のプラトフォームの創設と言う訳のようです。
エネルギーや食料がアメリカの都合でコントロールされ、それが他国にとっていい結果にならないどころか、他国をコントロールする為に悪用されるから、他のルートを持っていようという発想のようです。
BRICSメンバー国達は、エネルギーや食物、レアメタル関係の産出国が多いのでわかる気がします。通貨もそうですが、これらが自国の優位性を保つ為に戦後アメリカによってコントロールされてきたと言う世界が、徐々にロシアのイニシアチブで終わってくるのかもしれませんね。
アメリカの覇権はこうして揺るがされてるから、何がなんでもロシアを潰そうと必死。その断末魔はウクライナ戦争でも明らかです。