理学療法士さんが週に2回やって来て父を運動させてくれています。2人おられて、だいたい交代でどちらかお1人が来られます。どちらも良い方で最後の5〜10分くらいは雑談です。暇な老人には話題はないので、お二人共自分の子供の話などをよくなさってます。

 

小さい子の話や成長を垣間見られるのは老人には嬉しい事。お二人共、もちろんお子様が可愛いいのもあるでしょうが、和む話題を療法士さんの努力でやるように指導されてたりするのかなとも思ってました。

 

さて、療法士さんと同じにするつもりは全くありませんが、先日たまたま見た野生猿の生態の番組で「ほぉ〜」と思ったのは、雄猿が別の雄猿と上手くコミュニケーションを取る話題作りに子猿を使うと言う話。。

 

 

猿たちの社会にはボス猿が必ず居ます。ボス猿になるには、他の雄猿とも上手くやっていないとサポートが貰えないのだそうです。なので次のボスになろうと狙ってる猿は、子猿を母親から一時的に取って雄猿の所を回ってはその子猿を見せ、一緒に遊んであげたりする様子を見せてました。

 

子猿は決して自分の子供とは限りません。誰の子供でも子猿は子猿。面白いのは、雄猿達は子猿を連れて来られたら「お〜、子猿は可愛いのぉ」って感じで興味を示して抱っこしたりで可愛がるんですよね。そうやって、雄同志でコミュニケーションを取るのだそうです。

 

もちろん、ボス猿になるには色んな要素をクリアしてないとみんなが認めてくれません。一番大事なのは力で、一番ケンカが強いのがボスになりますが、それだけではない世界が面白かったです。群の平和が保てるように行動できる素質も問われたりとか、色んな要素の1つに他の雄とのコミュニケーションもかなり大事なようです。

 

お猿の社会の方も大変ですね。私も子供の話は色んな人とするけれど、話題作りと言う観点で考えた事もなかったので、お猿の方がよっぽど頭使って暮らしてるなと思ってしまいました。