本日2本目の記事。先週、友人と散歩に行ったら、雨なのか晴れなのか曇りなのかよく分からない天気で、大きな虹が出てました〜。

 

7は無理だけど6色くらい分かりそう?

 

さて本題。知ってました?Undergradの大学は通常4年と思われてて、日本もアメリカもそうだけど、イギリスやスイスは3年って。スイスの場合は、日本の大学院に相当するMasterに続けていく場合だけ3年だけど。。Masterのコースに行かないなら4年で終わるコースも選べる。でも、通常Masterにも行くからUndergrad3年+Master2年のコースで、大学は5年間って感じ。

 

私のアメリカの友人の娘は結構いい大学の建築科に行ってるんだけど、そこは何故かUndergradが5年らしく、Masterやるとそれプラス2年で7年になると言ってました。イギリス人の友人にこれを話すと「イギリスでは3年だよ、あり得な〜い」と言います。なんでこんなに違うんだろうと思ったので、色んな国出身の友人に「どうしてと思う?」と聞いて回ってました。みんな「どうしてだろうね?」って感じだったけど、やっと教育熱心なアメリカ人の友人が「イギリスやスイスは高校で習う内容が大学並みに深いからよ」と答えてくれました。

 

私立のIB(インターナショナルバカロレア)システムからも、イギリスやスイスの大学に入学できるから、IBで学ぶ内容も深いよと言ってました。なるほど〜。ジュリもIBは自分で選んだ6教科だけ勉強すればいいだけだけど、ジュリが取ってるスイスの高校ディプロマコースは12科目(人によっては13)。IBの子達の科目は自分の半分だけど、内容は深いよとジュリも言ってました。高校生で将来何になりたいか決めて、将来なりたい職業の為に専攻を既に高校で選んで狭く深く学ぶ。その延長線上に大学だから、イギリスとかスイスはUndergradの期間が短いって事みたいです。スイスは内容が深い上に教科が多いから大変な訳ですが。

 

アメリカの大学は自分で取るクラスを決め、最初の2年は先行決めてなくてgeneralなクラス(国語や数学や第2外国語、歴史など)を取ります。ところが、スイスもイギリスも入ったら取るクラスは専攻ごとに決まっていると、アメリカ人の友人は言ってました。確かに私もアメリカでは自分で選んで取ってたし、数学とか日本に比べてめっちゃ簡単だったのを覚えてます。ただ、一旦専門過程に入ったらアメリカは結構大変で、おそらく日本よりずっと内容は濃いし難しいと思います。学校や専攻にもよると思うけど。

 

余談ですが、ジュリが行こうと思ってるスイスの工科大学はIBのコースからもIBスコアが40点満点(ボーナスポイントなし)中38点以上なら受け付けてくれます。ジュリの学校の今年の卒業生のIBの平均は45点満点(ボーナスポイントあり)中38ポイント。でも、生徒の4割が40ポイント以上だそうなので、数人はスイスの工科大学にも行けたと思います。

 

また逆にジュリが取らなきゃいけないスイスのディプロマも欧米の大学は受け付けていて、クラスメートでMITなどアメリカの大学目指してる子達も居ます。何故か欧州人にはアメリカやカナダの大学が人気〜。