今ここに来ているパパの妹のご主人Gは、保険やさんの保険をするという会社をやっています。彼がそんな仕事をしていなければ、そんなのがこの世にあるなんて知ることはなかったでしょう(私が無知なだけ?)。

保険やさんは災害とかあると莫大に補償しなければいけないので、その時の為に自分たちも保険に入っておくのです。言われてみれば納得ですね。その保険屋さんの保険屋さんも保険に入っています(その保険屋も保険に入ってるんでしょう)。こういう保険やの保険やっていうのは世界中に180社くらいあるそうです。もっと少ないかと思ってましたけど、結構あるんですね。

で、ビジネスの損益の単位は億ですが、最終的にこのリスクは誰が背負うかというと私たちです(苦笑)。このリスクはデリバティブとなって切り刻まれてファンドの中に盛り込まれ売りに出されるからです。こういうファンドは私の持ってる年金(アメリカの個人年金はほとんど株です)のハイリスクハイリターンファンドとかに組まれちゃってるんでしょうね。知らないうちにこういうリスクを負ってるんですね。

ファンドとかお持ちでない方には直接的な損益はありませんが、間接的にはありますね。日本も金融機関(銀行とかたぶん郵便局も)や会社が買って運用してるはずですから、リーマンショックでお分かりのように世界中みんなに影響する訳です。

ちなみにGの妹のボーイフレンドはリーマンの証券マンでしたが、今は野村に働いています。彼らのボーナスは確かに凄かったですけど、彼のリーマンを去る数年前のボーナスの支給はリーマンのストックオプションだったようで、それは水に流れたと笑ってました。

Gの妹は大手証券会社のロンドン支店のVice President (副支店長?)に26歳の時に就任したやり手です。反ウォール街運動の対象となって攻められてる人の一人ですね。でも、個人的には悪い人ではありません。会った時には普通に、旅行やファッションの話をします。性格的には確かに厳しい所があるっていう感じの人ですけどね。動物で例えたらサメみたいな(笑?)見た目にはとても女性的でおしゃれな人です。

証券とか、お金がお金を生むシステムを作ったのは彼らではありませんから、リーマンショックで半分になっちゃった私のへそくりも彼らを恨む気は一切ありません(笑)。確かに巨大な貧富の差を生んでいるシステムですからもっといいシステムに変換されればいいと思いますが、簡単な事ではないですね。頭が良くて善良な人達に、いい方法を考えて欲しいです。

どんどん話がずれてしまってますが(いつも?)、とにかく色んな意味で世界みんなの為に、なるべくひどい災害が来ないよう祈りたいと思います。