「悪気はない」
(本文とは関係ありませんが、たっくん画伯による『おひなさま』)
ママイキを受講して以来、
恐らくいちばんわたしが自分に呟いていることば。
つい先日も。
いつもよりちょっと遅く帰ってきたムスコ、
玄関に入るなり、
「ただいま~!お母さん、ごめんね、遅くなって。
帰りにKくんが転んでさ、顔とか怪我しちゃってさ、
それでいろいろあって遅くなっちゃったんだよ」
まくしたてるように言ってから、
手洗い&うがい、片付けを始めました。
このとき、
わたしがもう少し詳しく聞けばよかったのですが、
帰ってきたということは
“いろいろあって”は解決したのだと思いこみ、
「それは大変だったね」
で済ませてしまいました。
でもね、実はこのあと、
たまたま用事があって外に出たわたし、
顔中に傷を作って泣きながら帰るKくんとKくんのママ、
そしてそのお友だち2人とすれ違い、
あれ?????
そして、実はムスコも途中まで彼らと一緒に
4人で帰ってきていたのだと知りました![]()
じゃあなぜ彼だけ先に帰ってきた?
ことの経緯はこうでした。
帰宅途中、Kくんが激しく転びました。
顔から血を流しているのを見て、
一緒に帰っていたAくんとBくんは、
Kくんのママを家まで呼びに行きました。
残されたKくんとムスコに、
たまたま通りかかった親子が気づき、声をかけてくれたので、
ムスコはKくんをその場に置いて帰ってきたそうです。
その理由、
「あんまり帰るのが遅くなると、お母さん、心配するかな、と思って、
それで帰ってきたの」
そうなんです。
ムスコの帰宅一番の言葉。
「お母さん、ごめんね、遅くなって」
わたし、彼が遅くなって怒ったこと、ありません。
でも、遅くなって心配したことは、あります。
ムスコ、
わたしに心配かけたくなかったんです。
「家族が大好き」なムスコ、
何かあるたびにいちばん最初に考えるのは、家族のこと。
だから今回も、
悪気があってKくんを置き去りにしたのではなく、
家で待つわたしの気持ちを考えて、
良かれと思って、Kくんを見ず知らずの親子と3人にして
ひとり、先に帰ってきてしまったのです。
怒れないよね・・・
だって、
Kくんが転んで、AくんとBくんもいなくなってしまい、
泣いてその場を動かないKくんと2人残されたムスコ、
時間が長く感じたのでしょう、
頭の中は「遅くなるとお母さんが心配しちゃう」でいっぱい。
もはや、大人とはいえ、
見ず知らずの親子と残されてしまったら
さらに不安になるであろうKくんのことを
考える余裕もなかったんでしょう。
そんなことしていたら
友だち無くすよ!!!
Kくん、お友だちがみんなどこかに行っちゃって
ひとりぼっちになって、
どれだけ不安だったと思うの!?
・・・なんて言えません
帰るのが遅くなったらもちろん心配するけれど、
ても、そこにちゃんと理由があって、
きちんと話してくれれば、お母さんも理解するから大丈夫だよ。
今度は今日より少しだけでも
お友だちの気持ちも考えてあげられるといいね。
まずは明日、Kくんに
「先に帰っちゃってごめんね。」
と謝ろうね。
これが精いっぱい。
まだ2年生。
家族を想うその気持ちもとっても大切。
そこに、
お友だちを想う気持ちも
少しずつ入れて行こうね、
と。
そして翌日。
「お母さん!今日、Kくんに言えたよ!」
ムスコ、すがすがしい表情で帰ってきたのです。
ゆっくり成長を見守りたいと思います。
